狭い場所でもおしゃれにできる! マイクロリビングのススメ
近年、ヨーロッパを中心に、“Micro Living”(マイクロリビング)というキーワードをSNSで目にします。文字通り、小さなスペースを有効活用し、快適な暮らしをするというもの。どうやら、これには少なからず日本の家屋や生活環境にインスパイアされているところもあるようです。
ということは、逆に海外のマイクロリビングのアイデアから、狭いスペースのインテリアや快適な生活空間をつくるヒントを得られそう! 早速アイディアを見ていきましょう。
◆ロンドンでの、小さいながら快適な暮らし
こちらは、カップルでロンドンに住んでいる方のアカウント。10平方メートル(約6.5畳)の小さなアパートのスペースを、効率よく利用し、快適な暮らしができているそう。植物をあしらったり、ウッディでナチュラルな雰囲気のインテリアに統一されていて、温かみのある空間になっています。
◆ノルウェーのインテリアコーディネーターがつくるスタイリッシュなマイクロリビング
ノルウェー在住の女性によるインテリアコーディネートです。ロフトタイプの限られた空間を、スタイリッシュで洗練されたインテリアに統一しています。北欧らしい、シンプルでスッキリとしたレイアウトに、家具や壁を明るい白でまとめ、黒いテーブルでメリハリが出ていて狭さを感じさせません。ところどころにあしらわれたグリーンも、程よく生活感があって居心地が良さそうですね。
◆コンパクトで明るい空間
こちらはオランダのアムステルダムから。どちらもコンパクトながら、すっきりとまとまっていて、日本の一人暮らし用の部屋や、寝室のインテリアなどのヒントが得られそう! 小物などの色使いを合わせるのがポイントかもしれません。
◆小さくても機能的で画期的なプレハブ型タイニーハウス
東欧の国、エストニアにあるプレハブ会社“Kodasema(コダセマ)”では、移動できる小型の住居”KODA”を提案しています。元々は、家を建てるのにかかる高額なコストや、その後人が住まなくなった空き家の問題を解決しようというところから、この“KODA”が生まれました。
今では、20平方メートル(約13畳)ほどのこのコンテナハウス“KODA”が、マイクロリビングを求めるミニマリストの間で、ラグジュアリーで持続可能な住居として注目を集めています。
“KODA”の中には、ウォーターフロントでの生活を実現したい人のための“Float”というシリーズもあります。小さいながらも、機能的に設計されている“KODA”が狭く感じないのは、ハイクオリティなデザイン性と高い天井のおかげ。ガラス張りになっているところも、開放的で快適さを感じさせてくれます。
日本では土地の問題などもあるのですぐに実現は難しいかもしれませんが、近い将来、こんなコンパクトで手軽な住居ができたら楽しそうですね。
豪邸は無理でも、今あるスペースを有効活用して、居心地の良い空間を手に入れる、素敵な考えですね。