女性が苦手なバンカー攻略法
ずっとインドア練習場でボールを打ってきた里香ちゃん。
ラウンドデビューで初めて体験したのが砂がたっぷり入ったバンカーでした。
青木「バンカーで使うクラブはサンドウエッジ（SW）という1本。まずは自分なりに考えて打ってみて」
里香「うーん…。普通にスイングするより少し強く打つ… くらいしか思いつかない(笑)」
すると… なんと一発アウト！
青木「ちょっとちょっと！ 教えることがなくなっちゃうじゃないですか(苦笑)。ただ、残念ですが今ボールが出たのは、“たまたま”の部分が大きいかもしれません。泉さんは今、打ち上げようとしましたよね？」
里香「はい。バンカーから出るには高さが必要だな、って思ったので…。打ち上げるのはダメなんですか？」
バンカーショットは砂ごと出すイメージで打つのがポイント
青木「バンカーではその逆。砂にクラブを潜り込ませて、砂もピンに届くくらいのイメージで打つのがポイントなんです」
里香「砂ごと!?」
青木「そう。こんなイメージです」
里香「パワーが必要そうですよね…」
青木「そんなこともないんです。サンドウエッジ（SW）というクラブは、通常のアイアンよりもソール部分が厚く滑りやすい設計になっているので、ポイントさえ押さえれば非力な女性でも簡単に出せますよ」
里香「確かに7番アイアンに比べると、ぽってりしているというか」
青木「そう。もうひとつ大切なのは、頭を動かさないこと。ボールを上げようという意識が働いたり、早く結果が見たいと急いでしまうと、顔を上げてしまいがちです。顔を上げると頭の位置が大きく動いてしまうので、ミスショットの原因になるんです」
▲これはNG
里香「“早く結果が知りたい欲”との戦いですね(笑)」
青木「その通り！ あとはスタンスはいつもより広めに取って、しっかり腰を落としましょう。女性はバンカーでも棒立ちの人が多いので、そこは意識して」
▲アドレス
▲インパクト
青木「インパクトで止めず、しっかり最後まで振り抜くのも大事ですからね」
▲フォロー
里香「はい！」
青木「では、やってみましょう」
里香「出来た！」
青木「素晴らしい！ ポイントさえ押さえておけばバンカーは怖くないですよ。あ、最後にもうひとつ！ 打った後はレーキで砂をならして、足跡や打った跡をきれいにするのを忘れずにね」
里香「あ、失礼しました！(笑)」
青木「本番のコースに出る前に、マナーのお勉強もしておきましょうね」
里香「はい！」
一発で脱出できるバンカーアウトのポイントは動画もチェック！
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撮影／高野友也、YOSHiMARO（PEACE MONKEY） スタイリスト／林かよ ヘア＆メイク／秋山 瞳（PEACE MONKEY） モデル／泉 里香（Oggi専属） 構成／一寸木芳枝
撮影協力／アコーディア・ガーデン志津（アコーディア・ゴルフ） 企画協力／STARTUG TOKYO
泉 里香
1988年生まれ。京都府出身。身長166cm。2003年、モデルデビュー。2019年からは『Oggi』の専属モデルに。女優としても活動の幅を広げており、2021年はドラマ『ゲキカラドウ』、『高嶺のハナさん』（主演）、『密告はうたう 警視庁監察ファイル』等に出演。
青木 翔
ツアープロコーチ。ツアーで活躍する男女多数のプロが信頼を寄せる人気コーチ。2017年、当時アマチュアだった渋野日向子選手の指導を引き受ける。2019年に彼女が全英を制覇した時はキャディを務め、歴史的優勝をサポート。自身のスクール『AOKI SHO GOLF ACADEMY』を拠点に活躍中。
