【目次】
・「ガザニア」ってどんな花?
・「ガザニア」の花の特徴
・「ガザニア」の品種
・「ガザニア」の花言葉
・「ガザニア」の名前の由来
・「ガザニア」の花言葉に怖い意味はある?
・「ガザニア」はいつの誕生花?
・「ガザニア」の特徴
・最後に
「ガザニア」ってどんな花?
「ガザニア」という花を知っていますか? あまり身近にない花かもしれませんね。和名では「勲章菊」という豪華な名前が付けられています。「菊」とあるように、「ガザニア」は、ヒマワリのように細かくて、色鮮やかな花びらが特徴的です。
「勲章菊」と呼ばれているのは、名前の通り、勲章のように見える立派な形が由来とされています。
「ガザニア」は、黄色や、オレンジ色、白色、赤色、ピンク色など、彩度が高く鮮やかな花が立派に咲く、人気のお花です。
「ガザニア」の花の特徴
ではまず、「ガザニア」の具体的な特徴について見ていきましょう! 「ガザニア」は、アサガオのように、朝に花が開きます。そして、夕方になると花が閉じるのです。
加えて、日光が大好きなお花なので、雨の日や曇りの日は花が咲きません。ですので、東北側など、寒い地域ではうまく育つことができず、九州などの地域で栽培されることが多いです。
「ガザニア」の原産国は南アフリカなので、この地域柄が影響しているのかもしれませんね。
「ガザニア」の品種
「ガザニア」が日本では「勲章菊」と呼ばれ、親しまれていることからも分かる通り、「ガザニア」は、キク科の植物です。「ガザニア」には、約40種の品種があります。
特によく親しまれている「タイガーミックス」は、花の色のバリエーションが豊富なことで人気な品種です。他にも、「シルバーリーフ(タレントミックス)」と呼ばれる、葉の色と花の色のコントラストが魅力的な品種や、花が大きくてより豪華な印象をもたらす「カズー」などが有名です。
「ガザニア」の花言葉
続いては、「ガザニア」の花言葉を紹介します。花言葉と言えば、その花を代表するものに加え、花の色ごとにそれぞれ付けられているイメージですが、「ガザニア」に花の色ごとの花言葉はありません。
「あなたを誇りに思う」、「潔白」、「きらびやか」が、「ガザニア」の花言葉になります。まっすぐのびる凛とした花びらには、意志の強さを感じ、「潔白」という言葉がふさわしいですよね。
また、堂々と咲く花と、はっきりとした鮮やかな色は、「きらびやか」で自身に満ち溢れています。このように、「ガザニア」の花の様子から、花言葉が付けられたのではないでしょうか。
日本では、「勲章菊」と呼ばれていることから、「あなたを誇りに思う」という花言葉にも納得できますね。
「ガザニア」の名前の由来
「ガザニア」という名前はなかなか独特です。「ガザニア」は、学名では「Gazania」と書くのですが、この「ガザ」は、ギリシア人学者の名前が由来であるとされています。
ガザは、古代ギリシアを代表する哲学者、アリストテレスをはじめとしたギリシアの古典書物を、ラテン語に翻訳した人物です。
また、「ガザニア」は、西洋では「Gazania(ガザニア)」や「Treasure Flower(財宝のような花)」と呼ばれています。「Treasure」と名付けられていることからも、宝石や財宝のようにきらびやかで豪華な花だということが伝わってきますね。お部屋に生けたら、パッと空間を明るく彩ってくれるお花です。
「ガザニア」の花言葉に怖い意味はある?
先に紹介した通り、「ガザニア」は、その見た目からポジティブな花言葉が付けられています。怖い意味は含まれていないので、安心してください。
しかし、その太陽のような見た目から、恋愛関係などにおいて「蜜月」という意味もあるようです。
普段、お花を贈るときにそこまで深く考えることは無いかもしれませんが、万が一勘違いされたら困るような相手に送る場合は、気を付けたほうが良いかもしれません。
「ガザニア」はいつの誕生花?
「ガザニア」は、1月28日と、6月26日の誕生花です。誕生花とは、生まれた月日にちなんだ花のことを指します。誕生花の由来は、諸説あるのですが、ギリシア・ローマの伝承が有名です。
古代、ギリシア・ローマの人々は、「自然界にはそれぞれを司る神様がいて、花や木などの植物には、それぞれの神様からのメッセージが込められている」と考えられていました。また、それが転じて、月日を司る神様もいると信じられ、「その日生まれたことに、何か意味があるのではないか」という思想が一般的になっていきました。
これらのことから、開花する月の神様がその花にメッセージを宿しているとして、誕生花がつくられたと考えられています。
しかし、誕生花の由来は、地域によって色々な説があるため、気になった方は調べてみてはいかがでしょうか。
「ガザニア」の特徴
最後に、「ガザニア」の特徴について、今までの項目もおさらいしつつ紹介します。
「ガザニア」は、園芸品種が多く、カラフルなので、お庭を彩るお花としておすすめです。開花時期も長く、春から秋にかけて私たちを楽しませてくれます。
一方で、乾燥した場所を好むので、湿気の多い地域や、曇りや雨の日が多い地域での栽培が向かないという側面も。また、生長が他の植物より早く、周りの植物を淘汰してしまう恐れがあります。ですので、あまり寄せ植えには向いていません。
寄せて植えたい場合は、「ガザニア」の違う品種を植えてあげると、寂しそうに見えず、華やかな印象になるかと思います。
基本的に、植物を育てるうえで水分は非常に重要ですが、「ガザニア」は乾燥気味に育てることがポイント。そして、なるべく日光のあたる暖かな場所で栽培してあげてください。
最後に
やはり、「ガザニア」の特徴といえば、鮮やかで豪華な大ぶりの花です。基本的に花言葉はポジティブな意味を持つので、贈り物としても喜ばれるかと思います。
なかなか、花束を贈る機会というのは、少ないかもしれません。しかし、プレゼントとしてありがちな、化粧品やアクセサリーではないため、相手の印象に残ります。また、「花束をもらう」「あげる」という行為は、特別感があって、どちらも嬉しい気持ちになりますよね。
加えて、花束というのはいつか枯れてしまいますが、だからこそ、咲いているときの美しさが際立ちます。そういった、刹那的なプレゼントというのも、たまには良いのではないでしょうか。
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