【目次】
・「サンスベリア」の花言葉
・「サンスベリア」の種類
・「サンスベリア」の花には不吉な意味がある?
・「サンスベリア」と風水の関係! 運気が上がる置き場所は?
・花名の由来
・「サンスベリア」の特徴と基本情報
・最後に
「サンスベリア」の花言葉
「サンスベリア」の花言葉は、「永久」と「不滅」です。「永久不滅」という四字熟語があることから、二つは関連する言葉といえます。
また、和名では「千歳蘭(ちとせらん)」と呼ばれており、「千歳」という漢字があるように「長い年月」という意味が「サンスベリア」の花言葉には含まれているのです。
これらのことから、「サンスベリア」は縁起のいい花として、愛されるようになりました。結婚や長寿のお祝い、お店の開店祝い、引っ越し祝いの贈り物として選ばれるお花です。
ちなみに、「サンスベリア」には、いくつかの品種が存在しますが、それぞれに固有の花言葉があるわけではありません。あくまでも「サンスベリア」全体の花言葉として、「永久」と「不滅」という花言葉があります。
「サンスベリア」の種類
続いては、「サンスベリア」の品種について、紹介します。「サンスベリア」は、アフリカや、南アジアの乾燥地域を中心として、およそ70種類もの品種があるとされているお花です。
「サンスベリア・ローレンティ」
「サンスベリア」の代表種といえば、この「サンスベリア・ローレンティ」。「ローレンティ」という名前は、ベルギーの農学者である、E.Laurent(ローラン)が由来だとされています。「サンスベリア・ローレンティ」という西洋名もかっこいいですが、和名は「覆輪千歳蘭(フクリンチトセラン)」といい、こちらもかっこいいですよね。
「サンスベリア・ローレンティ」は葉が特徴的です。およそ30センチから120センチの草丈で、剣状の葉を持っています。
「サンスベリア・スタッキー」
「サンスベリア・スタッキー」は、約120センチほどにも生長する、円筒状の葉の形が特徴的な品種になります。葉の根本から、先端までの太さがほぼ一定で変わらないので、板を土に突き立てたように見えるおもしろい形です。
また、「サンスベリア・スタッキー」は、乾燥に強い分、湿気に弱く、水を与え過ぎると根腐れしてしまう恐れがあります。したがって、栽培する際は、水はけのよい土を選ぶことと、水をあげすぎないようにすることを意識するよう心がけてください。
「サンスベリア・キリンドリカ」
「サンスベリア・キリンドリカ」は、その名の通り、楕円状で葉がキリンの首のように長く、1メートル以上にも生長します。他の品種よりも、日光を好む品種ですので、育てる際は、日当たりの良い位置で育てるのがおすすめです。
「サンスベリア・ハニー」
上記で紹介した3つの品種は、比較的大きな葉を持っていることが特徴でしたが、「サンスベリア・ハニー」は、「サンスベリア・ローレンティ」や「サンスベリア・スタッキー」より肉厚な分、背丈が低いです。葉がロゼット型にひらくのも特徴で、サイズが小さいため、室内で育てるにもおすすめな品種になります。
「サンスベリア・ミカド」
「サンスベリア・ミカド」は、「サンスベリア・バキュラリス」とも呼ばれている品種です。葉が棒状で、円筒形をしているのは他の品種と似た共通点といえますが、特徴的なのは、シャープでスタイリッシュな形をしていること。ですので、インテリアとして飾ると非常によく映えます。
「サンスベリア」の花には不吉な意味がある?
結論から言うと、「サンスベリア」に、不吉な意味の花言葉はありません。では、どうしてこのような噂が広まってしまったのかというと、「サンスベリア」の花が咲くことが滅多に無い、珍しいということが由来のようです。
現代では、普段のイメージとかけ離れた言動をした人に対して、「明日雪でも降るのかしら」などと表現することがありますよね。同様に、滅多に咲かない花が咲いたことを、不吉の前兆と捉える場合があります。
しかし、花が咲いたということは、正しく育てられているということですので、心配することはありません。
「サンスベリア」と風水の関係! 運気が上がる置き場所は?
「サンスベリア」の花言葉は「永久」と「不滅」で、縁起が良く、贈り物としても親しまれています。加えて、風水の効果も期待できたり、見た目も綺麗なので、インテリアとしても活かせたりと、良いことづくめです。
風水的に、おすすめな場所は、「玄関」や「リビング」、「オフィス」、「トイレ」などです。例えば玄関は、邪気が入りやすい場所なので、「サンスベリア」を置くことによって、邪気を遠ざける役割を果たしてくれます。
また、仕事から疲れて帰って来た時に、ドアを開けて一番初めに見るのが植物だと、リラックスできるという効果も期待できますね。リビングやオフィスに置くこともおすすめです。実は、「サンスベリア」には、風水やインテリアの他に、「空気清浄効果」もあります。
マイナスイオンを発生させて、空気を綺麗にしてくれるため、過ごす時間の長いリビングやオフィスにおくのにとても適しているのです。
最後にトイレですが、トイレも邪気が溜まりやすい場所なので、置いておくことをおすすめします。先ほど紹介した「サンスベリア・ハニー」などは、小型なので狭いトイレでも、場所をとることなく、置くことができます。加えて、空気清浄効果も期待できるので、清潔に保ちたいトイレにはもってこいの植物です。
花名の由来
「サンスベリア」の学名は、「Sansevieria trifasciate」です。これは、ナポリのの王子である、「Reimond de Sangro(ライモンド・デ・サングロ)」という人物が由来だとされています。
「サンスベリア」の特徴と基本情報
春から夏にかけて、白色の可憐な花を咲かせるのですが、「サンスベリア」は、滅多に花を咲かせません。「サンスベリア」の花を咲かせるためには、様々な開花条件をクリアする必要があります。しかし、咲かせた花は非常に香りがよく、「百合」の香りや、「チューベローズ」の香りと表現される場合もしばしば。このような甘い香りを漂わせることで、虫を寄せ付けて、受粉していたのではないかと考えられています。
しかし、自宅で栽培する場合は、花が咲いたら、植物そのものが体力を消耗しないように、早めに摘み取ってあげてください。
最後に
「サンスベリア」は、花を咲かせることが難しい分、葉に注目がいきがちです。日本では、「千歳蘭」の他に、虎のしっぽに葉の形が似ていることから、「トラノオ」と呼ばれることもあります。
自分で育てるのも、人にプレゼントするのも縁起が良く、幸を運ぶ「サンスベリア」。花を咲かせるのは少し大変ですが、とても綺麗な花なので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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