【目次】
・「カーネーション」全般の花言葉
・「カーネーション」は色別に花言葉が違う?
・「カーネーション」の花言葉は本数で変わる?
・「カーネーション」の花言葉に怖い意味はある?
・「カーネーション」が母の日ギフトに人気の理由は?
・「カーネーション」の種類や特徴
・最後に
「カーネーション」全般の花言葉
「カーネーション」全般の花言葉は、「無垢で深い愛」です。これは、「カーネーション」が、母の日のギフトとして贈られるようになったためつけられました。英語の花言葉には、魅惑を意味する「fascination」と、愛を意味する「love」、卓越や名声を意味する「distinction」があります。
「カーネーション」は色別に花言葉が違う?
「カーネーション」全般の花言葉を紹介しましたが、色別に花言葉は違うのでしょうか。白やピンクなど、一つひとつ見ていきましょう。
赤の「カーネーション」の花言葉
「カーネーション」といえば、赤色を思い浮かべますよね。その花言葉は、「母への愛」「熱烈な愛」「愛を信じる」「感動」です。お母さんへの感謝を伝える花として、ふさわしい花言葉ばかりですね。
濃い赤の「カーネーション」の花言葉
「カーネーション」には、一般的に思い浮かべる赤色のほか、茶色がかったような濃い赤のものもあります。その花言葉は、「欲望」「心の哀しみ」。大人の落ち着いた雰囲気をまとい、美しい色ではありますが、贈り物にするなら鮮やかな赤の方がいいでしょう。
ピンクの「カーネーション」の花言葉
ピンクの「カーネーション」の花言葉には、「感謝の心」「上品」「温かい心」「気品・上品」「美しい仕草」「女性の愛」「熱愛」などポジティブなものばかりがあります。赤色の「カーネーション」もいいですが、ピンク色の「カーネーション」を母の日に贈っても喜ばれるでしょう。
オレンジの「カーネーション」の花言葉
オレンジの「カーネーション」の花言葉は、「純粋な愛」「清らかな慕情」「あなたを愛します」です。母の日の贈り物としても良さそうですが、どちらかというと恋人や片思いの相手に贈るのに適しているかもしれません。
青の「カーネーション」の花言葉
青の「カーネーション」はとても珍しい品種です。その花言葉は、「永遠の幸福」。由来は、青色の「カーネーション」をつくるのが難しかったため、「もし開発できたら一生幸せになれるだろう」といわれていたからだそうです。
紫の「カーネーション」の花言葉
紫の「カーネーション」の花言葉は、「気品」「誇り」「気まぐれ」「移り気」です。高貴な印象を与える紫色にぴったりな花言葉ですね。しかし、ネガティブな意味の花言葉もありますので、贈る時には一言添えてあげるといいかもしれません。
白の「カーネーション」の花言葉
次に白の「カーネーション」の花言葉を見ていきましょう。「尊敬」「純粋な愛」「私の愛は生きています」「愛の拒絶」などがそれにあたります。ただし、白の「カーネーション」には、母の日に贈る花の由来となった出来事にちなみ、「亡き母を偲ぶ」という花言葉もあるのです。そのため、まだお母さんがご存命の場合には、白い「カーネーション」は避ける方がいいでしょう。
黄の「カーネーション」の花言葉
黄色の「カーネーション」の花言葉には、ポジティブなものと、ネガティブなものがあります。ポジティブなものは「美」「友情」。ネガティブなものは「嫉妬」「侮辱」「軽蔑」「軽視」「愛情の揺らぎ」です。お母さんの好きな色が黄色であれば良いですが、そうでない場合は、避けた方が無難かもしれません。
緑の「カーネーション」の花言葉
濃い緑というよりは、黄緑に近い色をした「カーネーション」もあります。その花言葉は、「癒やし」「純粋な愛情」。緑は見ている人に安らぎを与えてくれる色なので、こうした花言葉がつけられたのかもしれませんね。
「カーネーション」の花言葉は本数で変わる?
「カーネーション」には、本数別の独自の花言葉はありません。ですので、お母さんが好きな数字にするなど、自分なりの本数で贈れば良いでしょう。ただ、一般的な本数別の花言葉もあるので、本数にもこだわりたいという方に向け、いくつかピックアップして紹介します。
まず、オススメしたいのは、8本「あなたの思いやりに感謝しています」です。日頃の感謝を伝えたいときにぴったりな本数といえるでしょう。そのほか、お母さんへの愛情を伝えるには、3本「あなたを愛しています」、11本「あなたはわたしの最愛の人です」などもいいかもしれませんね。
「カーネーション」の花言葉に怖い意味はある?
「カーネーション」の花言葉は、大体がポジティブなものです。しかし、白の「カーネーション」には、「亡き母を偲ぶ」という花言葉があるので、これが少し怖い印象を与えるかもしれません。しかし実際には、亡くなったお母さんへの深い愛情と感謝の心をあらわすエピソードが由来になっているため、ネガティブな意味ではありません。
そのほか、黄色の「嫉妬」「侮辱」「軽蔑」「軽視」、濃い赤の「欲望」「心の哀しみ」などの花言葉もあるので、人によっては怖い印象を持つかもしれませんね。
「カーネーション」が母の日ギフトに人気の理由は?
「カーネーション」=母の日に贈る花になったのは、なぜなのでしょうか。最も有名な説は、アンナ・シャービスというアメリカの女性活動家にまつわる話です。このアンナ・シャービスは、お母さんが亡くなった数年後に、教会で追悼式を行いました。そこで飾ったのが、お母さんが好きだった白い「カーネーション」。これがきっかけとなり、「カーネーション」が母の日のシンボルとして広まったのです。
「カーネーション」の種類や特徴
「カーネーション」は、地中海が原産とされるナデシコ科の植物。4〜6月頃と10〜11月頃に、フリルのような可愛らしい花を咲かせます。「カーネーション」という名前の由来は諸説あり、一つは肌の色に似ているため、ラテン語の「carn(肉)」からつけられたとされる説。そのほか、イギリスでは「カーネーション」を冠に使っていたことから、戴冠式という英語「coronation」がもとになっているという説もあります。
「カーネーション」の品種は、数千もあるとされていますが、花の付き方によって、大きく2種に分けることができます。1茎に1輪の花をつける「スタンダードカーネーション」と、1茎に複数の花を咲かせる「スプレーカーネーション」です。
また、現在ではさまざまな花の形の品種が生まれており、一般的な咲き方の「剣弁咲き」のほか、剣のように尖った花びらの「極剣弁咲き(スター咲き)」、花びらのギザギザがない「丸弁咲き」などもあります。
最後に
母の日の代表的なプレゼントである「カーネーション」。色別に花言葉あるというのは意外だったのではないでしょうか。赤色の「カーネーション」も良いですが、花言葉に合わせてほかの色の「カーネーション」を贈ってみるのもいいかもしれません。
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