【目次】
・「人によって態度を変える」ことは悪い意味? 良い意味?
・「人によって態度を変える」人の心理
・「人によって態度を変える」女性の特徴とは?
・「人によって態度を変える」人をやめたい場合はどうする?
・「人によって態度を変える」人への対処法とは?
・最後に
「人によって態度を変える」人にイライラしたことはありますか? 「さっき言ってたことと全然違う」「手のひらを返したような態度をとって」などと感じることもあるでしょう。本記事では、そんな「人によって態度を変える」人について解説します。もしかしたら、あなたも無意識にやってしまっているかもしれません。
「人によって態度を変える」ことは悪い意味? 良い意味?
そもそも「人によって態度を変える」ことは、悪いことなのでしょうか? あるアンケートによれば、8割近くの人が「人によって態度を変えることがある」と答えています。「人によって態度を変える」ことは、日常生活において当たり前のことのようにも思えます。「人によって態度を変える」ことの良い面、悪い面を考えてみましょう。
悪い意味の場合
「人によって態度を変える」ことが悪い方向に現れると、「モラハラ」と言われたり、「人に嫌われる」ことがあります。たとえば、ある男性上司があなたにだけ高圧的な態度で接するとしましょう。「男だから」「女性は男性に従うべき」などという考え方からなのかもしれませんが、これは明らかに「モラハラ」ですよね。
また、女友達の中には相手によって偉そうにしたり、逆に媚びたりする人はいませんか。その様子をみている人は、その人のことをよく思えるでしょうか。たぶん、嫌われてしまいますよね。
良い意味の場合
一方で、「人によって態度を変える」ことは当たり前のことでもあります。たとえば、小さな子どもと話をする時には、相手にわかるように簡単な言葉で話をしますよね。また、大人と話すときよりもオーバーリアクションになったりもします。逆に、お年寄りと話をするときには、ゆっくりていねいに話すでしょう。このように相手に合わせて対応を変えることは、ある意味では当然ことなのです。
子どもやお年寄りが相手でないときにも、「人によって態度を変える」ようにすれば、話がスムーズに行くことも多いですし、仮に相手の態度が今ひとつな場合に、あなたのほうばかりがていねいに対応していたのでは、なんだか損した気分になることも。「人によって態度を変える」ことは、無駄な波風を立てないということに役立つともいえますね。
「人によって態度を変える」人の心理
「人によって態度を変える」ことには、良い面もあることがわかりました。けれど、やりすぎは「やっぱり感じ悪いよね」という印象をもつ人のほうが多いようです。では、ここで、「人によって態度を変える」人がなぜそうするのか。特に女性の場合の心理を考えてみました。
1:自分をよく見せたい
「人によって態度を変える」場合の心理として、最も多いのがこれでしょう。とにかく、自分をよく見せたいのです。それも自分がよく思われたい相手には特にその思いが強くなる傾向があるので、ことさらに相手にいい印象を与えようと努力します。
2:損得勘定の結果
「人によって態度を変える」人は損得勘定が得意。相手と仲良くなることで自分が得をするのか、損をするのかを瞬時に見極め、対応するのです。もちろん得をする相手には良い顔をしますが、「この人と仲良くしても無意味」と判断した場合には、その人をこき下ろしたり、踏み台にしたり、とよからぬ行動も平気で取ったりする場合もあります。
3:無意識である
困ったことに無意識で「人によって態度を変える」女性もいます。すでに習慣になっているのでしょう。人から見れば、相手によってコロコロと意見も態度も変えているのですが、本人には全く自覚がありません。人から指摘されてはじめて「え? そう?」と驚いたりするほどなのです。
「人によって態度を変える」女性の特徴とは?
「人によって態度を変える」女性には無意識の人もいるんですね。ここで、「人によって態度を変える」女性の特徴を7つ挙げますので、あなた自身をチェックしてみてください。半分以上当てはまるようなら、「人によって態度を変え」ていないか振り返ってみたほうがいいかもしれません。
1:本音で話ができる友達がいない
「人によって態度を変える」女性は、基本的に他人に心を開いていません。というか、開くことのできる相手がいないのです。心を許せる相手がいないと、結果的にその場しのぎの対応ばかりすることになります。「人によって態度を変える」しか人と仲良くすることができなくなる、というわけです。
2:愛想はいいほうだ
「人によって態度を変える」女性は、愛嬌のある人が多い傾向にあります。誰だって愛嬌のある人には安心しますよね。「人によって態度を変える」女性はそうして相手のガードを外して観察し、自分にとってプラスの人材か、はたまたマイナスの人材かを瞬時に判断しているのです。
3:頭の回転が速い
「人によって態度を変える」女性には、案外キレる人が多いです。キレるといってもヒステリックなのではなく、頭の回転が速いのです。回転が速いので、その人に好かれることが自分にとって得なのか、損なのかを素早く見極め、それに応じた対応ができる、というわけです。
4:同性には負けたくないと思う
「人によって態度を変える」女性は、同じ女性に対して闘争心を燃やします。その場にいる女性の中で「自分がいちばん」でないと気がすまないのです。少しでも自分の立場を脅かす存在だと感じることがあれば、自分の実績はもちろん、持ち物や容姿、友人関係など、持てるものを全て使って自分が優位であることを示そうとします。
5:人からどう思われているかがやたらと気になる
「人によって態度を変える」女性は、人からの評価をとても気にします。常に、人から嫌われていないかとビクビクしているのです。「人によって態度を変える」女性は、「嫌われていない」だけでは満足しません。好かれていないと気がすまないのです。これは結局、気が小さいことの裏返し。「人によって態度を変える」女性は小心者なのです。
6:序列・順位にはこだわる
「人によって態度を変える」女性は、意外にも階級や序列、順位といったことには真面目。これは、自分に自信がないことから来る性質なのかもしれませんが、決められた序列に沿って行動するほうが安心できるのです。
たとえば、社長と部長が一緒にいたとしましょう。部長に気に入られるよりも、社長に気に入られたほうがいいですよね。「人によって態度を変える」女性は自分の目や意見に自信が持てないので、このような序列をもとに損得を考えることが多いのです。
7:気配りは得意
「人によって態度を変える」女性は気配り上手です。相手によってコロコロ態度を変えられるということは、それだけたくさんの気配りができるということ。ですから、「人によって態度を変える」女性は上司や社会的地位の高い男性には好かれやすい傾向があり、そういう点がやっかみの対象になることもあります。
「人によって態度を変える」人をやめたい場合はどうする?
どうですか? あなたは「人によって態度を変える」タイプでしたか? 「人によって態度を変える」というと、「性格が悪い」と思われがちではありますが、その能力を良い方向に向ければ、愛嬌があって、気配りもできる素敵な女性にもなれます。もし、「人によって態度を変える」自分が嫌だ! と思うようであれば、自分に自信を持つように心がけてみましょう。
何もすごいことをする必要はありません。自分を必要以上によく見せようとせず、わからないことは「わからない」といえばいいのです。
「人によって態度を変える」人への対処法とは?
逆に、「人によって態度を変える」人が周囲にいる場合はどうすればいいでしょうか。この場合は、「気にしない」ことがいちばんです。「人によって態度を変える」本人は、自分がよく思われること、損をしないことで頭がいっぱいですから、嫌な顔さえしなければ、ひとまずは満足するでしょう。
特に、あなたが上司の地位にある場合にはいろいろと面倒に感じるかもしれませんが、にっこり笑って聞き流すくらいでちょうどいいと思いますよ。
最後に
「人によって態度を変える」人の心理や対処方法を紹介しました。「人によって態度を変える」人って、結構たくさんいますよね。今回解説したように、実は気が小さくて、自信のない人なのです。大きな心で見守ってあげてください。
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