【目次】
・「謝らない人」の意味とは?
・使い⽅を例⽂でチェック
・「謝らない人」の心理とは?
・「謝らない人」の性格的な特徴とは?
・「謝らない人」には、どのように対処するのがベスト?
・最後に
「謝らない人」の意味とは?
謝罪をしなければならない場面で、「謝らない人」に出会った経験はありませんか? 自分の責任なのに、それを認めることが出来ず謝罪できない人は、プライベートでもビジネスシーンにおいても損をしてしまう可能性があります。
意味
「謝らない人」とは言葉の通り、謝罪すべき場面でそれが出来ない人のことです。「職場にもそういう人がいるな…」「夫もそういう節があるな…」「ひょっとしたら、自分もそうかも…」と心当たりがある方も少なくないのではないでしょうか。
使い⽅を例⽂でチェック
まずは、「謝らない人」の言葉の使い方について、軽くおさらいしましょう。
1:「謝らない人の末路は、きっと悲惨なものだろう」
何かにつけ、すぐ謝罪してしまう癖のある人も、言われた側は恐縮してしまうため考え物です。しかし、謝罪すべき場面で「謝らない人」は、決して相手に好印象を持たれることはないでしょう。
そんな「謝らない人」は、次第に周りからの信頼も減って、最後には誰からも期待されなくなってしまいます。
2:「育ちが良くなかったから、あの人は謝らない人になってしまったのかもしれない」
幼少期から言い訳をする癖がついていたり、責任逃れをしようとする癖がついている人は、大人になってから治そうと思っても、なかなか難しいです。
「謝らない人」の心理とは?
「どうして謝らないのだろう…」と思うことはありませんか? 謝ったほうが良い場面でも、かたくなに謝ろうとしない人には、どのような心理が働いているのでしょう。
1:プライドが高い
プライドが高い人にとって、自分の間違いを認めて謝罪するという行為は非常に難しいものなのです。プライドが高い人は、「自分が失敗するなんて」「自分が間違っていることを認めるのが恥ずかしい」と考えてしまいます。
ですので、普通なら謝って済む問題も、拗らせてしまうのです。
2:自分以外の責任だと思っている
自分が謝る場面だと気付いていないという可能性もあります。「謝らない人」は、問題が起こった時に、周りや運が悪かったと考えているのです。
例えば、仕事で上司から注意をされた時も、「今日は上司の機嫌が悪いから怒られたんだ」という風に考えます。加えて、注意されたのを相手の機嫌のせいにしているため、自分のどこが悪かったのかまで思考が及んでいません。
ですので、また同じ誤りをしてしまったり、自身の成長の糧にすることが出来ないというデメリットがあります。
3:自分の責任だと認めたくない
「謝罪をする」ということは、自分の誤りを認め、受け入れるということです。その後の対応や叱責を恐れるあまり、謝ることが出来ないということが考えられます。
「謝らない人」の性格的な特徴とは?
では、「謝らない人」に共通する特徴はあるのでしょうか? 実は、意外な性格的な特徴によって謝れない人がいるのです。
1:傷つきやすいナイーブな性格
意外に思われるかもしれませんが、「謝らない人」は、傷つきやすくて繊細な人が少なくありません。怒られることが怖いという気持ちもありますし、謝って傷つきたくないという気持ちもあります。
つまり、自分を守るための行動が「謝らない」ということなのです。
2:完璧を求めてしまう
完璧主義者の人は「謝らない人」が多いです。これは理解しやすいかもしれません。
完璧を求める人にとって、ミスは許されないのです。失敗してはならないという頑固な一面を持っているため、自分が悪いということは理解していても、素直に謝れなくなってしまいます。
3:自己愛が強い
「謝らない人」は、人の気持ちよりも、自分の気持ちを優先しがちな自己中心的な性格を持っています。他人を思いやる心の余裕が無い場合も。
4:無意識下で他人を下に見ている
「謝らない人」の中には、「自分は周りよりも優秀だ」と思っている人がいます。そういう人は、「自分は周りよりも優秀だから、ミスするなんてあり得ない」と考えているのです。
「謝らない人」には、どのように対処するのがベスト?
謝った方が自然な場面で「謝らない人」がいると、場の雰囲気が険悪になってしまうことがあります。気まずい経験をされた方も多いのではないでしょうか。
また、正直良い気持ちはしないですよね。そんな時、「謝らない人」には、どのように対応するのがベストか、いくつか紹介します。
1:一緒に謝ってあげる
「謝らない人」は、悪いとは分かっていてもその謝り方が分からない、という場合があります。謝り方が分からなかったり、叱責されるのを恐れて謝れない人には、「一緒に謝ろう」と声をかけてあげることで解決できるかもしれません。
「謝らない人」は、謝ることが怖いことだと思い込んでいる場合が多いです。ですので、怖いことでないと分かるきっかけづくりをしてあげるのが、効果的な改善方法になります。
2:一度時間を置いて、冷静になってからアドバイスをする
謝らなければならないタイミングでは、誰しもその場の状況に混乱したり、焦ったりしていることが多いです。そういった冷静になれない状況では、お互いに感情的になってしまいます。
ですので、一度、時間を置いて振り返ったり、落ち着いたりしてから助言するのがおすすめです。
その後で、相手の話をちゃんと聞いてあげながら、今後どうしていくべきか、何が良くなかったかなどをアドバイスしましょう。
3:自分が相手より大人だと思うようにする
「謝らない人」を見ていると、段々イライラしてしまいませんか? 「どうして謝れないのだろう」と思ってしまいますよね。
「相手が謝るまで謝らないぞ」と思うと、余計相手も意固地になって関係がこじれてしまいます。
こういう場面では、「まあ自分の方が精神的に大人だからな…」と思うようにしましょう。内心で自分は悪くないと思っていても、折れたふりをして先に謝ってしまった方が、後々面倒なことにならず、うまく収まる場合もあります。
加えて、謝られたことで相手も落ち着きを取り戻して、謝ってくれるかもしれません。
最後に
人とコミュニケーションを取る事って、とても難しいですよね。上手く折り合いをつけていかなければなりません。時に理不尽だと思うこともあるかと思います。
「謝らない人」と、どうしてもうまく関係を築けない、ストレスを感じてしまうという場合は、無理をせずに距離をとるようにしましょう。
また、自分がうっかり「謝らない人」になっていなかったか、今回の記事を参考に、ぜひ振り返ってみてくださいね。
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