ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#80>
前回記事『「結婚したい」遠距離恋愛の彼にいつ・どう切り出す? 逆プロポーズすべき?』
こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いた、お悩みの中からぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
【お悩み】
「結婚前提で付き合っている彼氏がいますが「どうせ浮気される」と思ってしまいます。母が私を妊娠中に父親が浮気し、その後もたびたび不倫で揉めていました。浮気相手の女性から自宅に嫌がらせの電話がかかってくることも…。そんな家庭で育ったため、癖のように悪い未来を想像してしまうのです。彼氏に裏切られたことはないし誠実な人だとわかっていますが、二人の間で結婚や子どもの話題が出るたび怖くなります」
両親と相談者さんは、別の人生を生きている
家族の幸せより自身の欲を優先し、挙句子どもにトラウマを植え付けた… 父親の罪深さは言うまでもありません。辛い思いをしましたね。
けれども大人になった相談者さんは、客観的な判断ができるはずです。
考えてみてください。まず、同じ女性でも、相談者さんと母親は別人です。性格など共通点もあるかもしれませんが、異なる部分もたくさんありますよね。別人が別の人生を生きているのだから、同じ結果になるわけがありません。
そして、当然ですが相談者さんの父親と彼氏も赤の他人です。
子どもにとって最も身近な男性である父親が不倫し、家族を蔑ろにした−−過去のトラウマから、相談者さんは「男は浮気する生き物なんだ」と考えることで自分を納得させて生きてきたのかもしれません。
けれど「男は皆同じ」だなんて考えは暴論です。女だって、一途な人も浮気な人もいる。男性だってそれぞれです。
相談者さんと彼氏が結婚したあと、別人である両親と同じ結末を辿るなんて、冷静に考えればあり得ない話だとわかるはずです。
最初から疑ってかかるのは、彼氏に失礼
父親の不倫で揉める両親を見て育った相談者さんが男性を心から信用できないのは、仕方がない部分もあると思います。
ただ、何の落ち度も責めもないのに疑いの眼差しを向けるのは… 彼が可哀想だし失礼だと思いませんか。
信用して裏切られるのは、誰だって怖いです。けれど信頼関係なしに恋愛はできない。結婚して夫婦になろうとする二人なら尚更です。
どうしても不安が残るなら、正直に話してみてはどうでしょうか。
「結婚したいし子どもも欲しいけれど、父親が不倫していたせいで男性不信になっている。特に女性関係において不誠実な言動はしないで欲しい」
あらかじめ、彼にそう伝えておけば良いと思います。相談者さんを大事に思うなら、不安にさせないよう精一杯の対応をしてくれるはずです。
そうやって、互いに一つ一つ信頼を積み重ね、先の未来で何か問題が起きても乗り越えられるだけの絆を作っていけたらいいですね。
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お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。