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2021.12.20

私の方ができるのにアノ人ばかり選ばれるのはなぜ? 理由は…<元テレビ朝日プロデューサー転職実録#47>

仕事と自分の人生を見つめ直す社会人10年目。今回は、自分の認知を広げることの重要性の話。元バラエティ番組の女性プロデューサー 古瀬麻衣子が考える「理想の人生」への近づき方。

古瀬麻衣子

自身のAwarenessを高めよ! 自分の認知を広げる大切さ

これまでの連載はこちら

2021年も私の徒然なるままに書かれたコラムを読んで頂き、本当にありがとうございました!

こんな考え方やこんな生き方もあっていいなと参考にして頂けるように洗いざらい書いていく中で、「この記事のこの言葉に背中を押された!」とメッセージを下さる方も多く、キャリアを構築していく中で、本当に色んなロールモデルがあっていいよな〜と痛感した1年でした。

そして、そんなことを振り返る年末に、改めて気づいたキャリアにおいて大事な要素があり、シェアしたいと思います。

テーマは「自身のAwarenessを高めよ!」です。

あるビジネスマンとの再会から生まれた大事な考察

(c)Shutterstock.com

臨月も間近に迫った11月のある夜、メッセンジャーに誰かから通知が来ました。携帯の画面を見ても、一瞬どなたからのメッセージか即座に理解出来なかったほど、しばらく連絡を取っていなかった、あるビジネスマンからの通知。

「急になんだろう?」と思い、開封すると、想像していなかった内容がそこに書いてありました。その方は前職を辞め、ある企業に転職されたようで、至急私と話したいというメッセージでした。

「これはもしや、仕事のお誘いかな」と瞬時に察し、即お返事をし、その1時間後にはオンラインで顔を合わせました。

私の勘は当たっていて、とても面白そうな仕事のお誘いをして頂き、胸がワクワクしました。こんな形で、妊婦の私にチャンスが来るって、運がいいな〜と最初は思いました。

そして、その話をあまり深く考えずに、私はある知人に話したんです。すると、こんな言葉が返ってきました。

「古瀬さんのようなバックグラウンドの人は他にもたくさん居そうなのにね」と。

それは暗に、「なぜ、あなたにその案件が舞い込んで来たんだろうね」という意味なわけです。言われてみれば、確かにそうだなと正直思いました。

アメリカに来て、まだ2年足らずで、何か大きな成果を上げている訳でもありません。チャレンジはしているものの、大そうな結果はまだついてきてない。

もっと、日本中探せば、私より実力のある、結果も伴っている人材がいるはずです。でも、この話は紛れもなく私の元にやって来ました。

嫌味なこと言うな〜と一掃せず、これはひとつの大事な考察として、ここから得られる学びはなんだろうと考えました。

その行き着いた結論が「Awareness」(意味は気づきや意識。アメリカに来てよく使うワードなので、敢えて英語で)。自分の存在をどれだけの人に広く知ってもらっているか、認知度を上げられているかです。

Awareness

発言・発信しないと、誰も自分に気付いてもらえない

(c)Shutterstock.com

誰もが知るような有名人である人は世界でもほんのひと握り。ほとんどの人は身近な周囲にしか知られていない、Awarenessが低い存在です。

でもそんな社会の中で、誰と仕事しようか? 誰に頼もうか? 色んな案件がうごめいています。自分のキャラクターや興味、専門性を恐れることなく、一貫して発信し続けることは、誰かの目に留まる確率がグッと上がります。

ほっといても、他人の耳に入るほどの優秀な人材を除き、ほとんどの場合がその業界にいても、その存在を知られていないわけです。

すなわち、「私はここにいます!」と発言し、発信した人が勝つ仕組みになっています。「私の方があの人より仕事出来るのにな」というレベル感の差は、Awarenessの強さで、一瞬にして抜き去られます。

だって、「あなたのこと、誰も知らないんだもん」ってことです。

私はたまたま、渡米や転職をきっかけにして自身のAwarenessを高めて来ました。そうなるように意識してきました。なぜなら、自分の名前で仕事が来るような人間になりたかったから。会社に守られて生涯働くことを辞めたからです。

こちらのビジネスマンとも、そんな流れの中で知り合い、私を知って頂くことになった。以前の職場にいたら、絶対に知り合っていません。

どんなにAIやら、デジタルやら進んでも、人間の存在は人間が認知し、判断するもの。必要な発信を継続し、さらに個別に認知度を上げるためにネットワークを広げていく。

アメリカに来てからと言うもの、面白い人生を送る第一歩はこれに尽きるなと痛感しています。

そして、次にここでお会いする際は一児の母になっています。アメリカでの出産、、、ドキドキが止まりません。

しかし、きっと、これまでになかった新しいインサイトをお届け出来ると思っています。良いお年を!

◆これまでの連載はこちら

古瀬麻衣子

1984年生まれ。一橋大学卒。テレビ朝日に12年勤務。「帰れま10」などバラエティ番組プロデューサーとして奮闘。2020年、35歳で米国拠点のweb会社「Info Fresh Inc」代表取締役社長に就任。現在NY在住。日本人女性のキャリアアップをサポートする活動も独自に行なっている。

Instagram:@maiko_ok_
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