【目次】
・「自分が情けない」と感じるシーンは?
・「自分が情けない」思った理由
・「自分が情けない」と思う時の対処法
・最後に
「自分が情けない」と感じるシーンは?
毎日の中で、「自分が情けない」と感じるシーンはどんな時でしょうか。そんなシーンをいくつか挙げてみましょう。
1:仕事で大失敗をしてしまった時
入念に準備をし、精一杯の努力をしたとしても失敗することがあります。どんなことにでも、失敗する可能性があることはわかっているけれど、こんな時に「自分が情けない」と感じてしまうことが多いようです。
自分に期待してくれた周囲にも申し訳ないし、仕事が進まなくて周囲には迷惑もかけてしまう…。そんな時には、絶望感でいっぱいになりますね。
2:周囲の期待に応えられなかった時
たとえば、所属部門の代表として大きな会議で発表するといった、周囲の大きな期待を背負う場面で思うような結果が残せなかった時、「自分が情けない」と感じてしまいますね。この情けなさは、申し訳なさ、罪悪感に似ています。
3:辛いことから逃げてしまった時
辛くとも立ち向かわねばならない困難から逃げてしまった時、「自分が情けない」と感じることがあります。誰しも辛いことからは逃げたいものです。それを乗り越えるには、自信も必要でしょうし、勇気も必要でしょう。
でも、その自信や勇気がどうしても出ないこともありますよね。立ち向かうべきだとわかっているのに、逃げてしまった時、そんな自分に嫌気がさして「自分が情けない」と感じてしまうのです。
4:恋人と別れることになった時
「自分が情けない」と感じるのは仕事の時ばかりではありません。大好きだった彼と別れることになった時にも感じることがあります。たとえば、彼が浮気をしているのではないかという不安から逃れられなかった時。大好きなのに信じ切ることができない自分に情けなさを感じます。
また、彼の気持ちが重すぎる時などにも、うれしいはずのことなのに、どうしてもそれに応じられない自分に情けなさを感じることもあります。
5:周囲に比べて、自分が劣っていると感じた時
友人関係においても、「自分が情けない」と感じることがあります。たとえば、友人のほうが先に結婚することになった時。とても喜ばしいことなのに、心のどこかで拗ねてしまっている自分に情けなさを感じることがありますね。また、周りの友達が毎日生き生きと仕事をしているのに、自分はそんなにやりがいも感じられないという時にも、焦りとともに情けなさを感じてしまうのではないでしょうか。
「自分が情けない」思った理由
では、この「自分が情けない」と思う感情の元はどこにあるのでしょうか。泣きたくなるほど悔しいのか、悲しいのか…。情けないという気持ちはどこからくるのでしょうか。
1:理想を高く持ちすぎている
そもそも、目標や理想を高く持ちすぎているのかもしれません。叶えられない夢や、達成できない目標を掲げていては、いつまでたっても到達できず、頑張っているあいだに疲れ果ててしまっているのかもしれません。
2:自分を過大評価している
「自分が情けない」と思う背景には、「自分はもっとできるはずだ」という気持ちがあるはずです。自分を過信してはいないでしょうか。必要以上に自分の能力を低く見る必要はありませんが、逆に過大に評価しすぎるのも、結果として自分を苦しめることにつながります。
3:他人と比較しすぎている
何事にも、上には上がいるものです。常に人と比べていては、自分に満足することはありません。「自分が情けない」と感じる時、必ず何かと比べているはずです。常に、自分より、すごい人と比べていないでしょうか。また、理由もなく、相手を「すごい」と思い込んでいないでしょうか。
「自分が情けない」と思う時の対処法
「自分が情けない」と感じる理由を考えてみました。できることなら、「自分が情けない」と感じる前に、考え方を変えることができればいいのですが、考え方を変えることはそう簡単にはできません。
ここでは、「自分が情けない」と感じた時の対処方法を紹介します。もし、落ち込んでしまうことがあれば、参考にしてくださいね。
1:泣く
問題を解決しようとする前に、一度、自分をリセットしましょう。リセットする方法は簡単です。思いっきり泣けばいいのです。映画を見るのが手っ取り早いでしょうか。「絶対に泣く」とわかっている映画を見て、涙とともに感情をリセットしましょう。すっきりしますよ!
2:得意なことをする
「自分が情けない」と感じる時は、仕事でも恋愛でも、何かがうまくいかないことが多いのです。そんな気持ちを軽くするためには、何か得意なことをやってみましょう。「できる」感覚と達成感が、「自分が情けない」という気持ちを軽減してくれるでしょう。
難しく考える必要はありません。部屋を掃除するとか、得意なメニューで料理をするなど、些細なことでいいのです。
3:ネガティブ発言を禁止にする
「自分が情けない」と悲観的になっている時、口をついて出るのはネガティブな言葉ばかりですね。そこで、あえて自分自身に対して、ネガティブ発言を禁止しましょう。
人は自分の言葉に結構左右されるものです。ポジティブな言葉ばかり発していると、自然と気持ちも上がってくるものです。
4:スモールステップを用意する
もしかしたら、大きな目標や高い理想を掲げすぎているのかもしれません。目標を掲げるのはとてもすばらしいことなので、それをやめてしまうのはもったいないですね。であれば、目標までの道のりを細分化して、小さな目標も立てるようにしましょう。少しずつでも、前進する自分に自信が持てるようになるでしょう。
5:周りとは比べない
周りの人と比べても、キリがありません。どこまで行っても「すごい」と感じる人はいるものですし、あなたがその人を「すごい」と感じている以上、自分は相対的に「情けない」と感じてしまうでしょう。とはいえ、「すごい」と思うことは、否定することではありませんよね。他人のことを「すごい」と感じられる人は、人にダメ出しをする人より、よっぽど素敵な人ではないでしょうか。
でも、自分より優れていると思う人と自分を比べていると、自分自身が辛くなってしまいます。比べるのであれば、昨日までの自分と比較しましょう。昨日の自分より、今日の自分のほうが良くなっているのかどうか。その観点があれば、反省することはあっても、「自分が情けない」という気持ちにはならずにすみますね。
最後に
「自分が情けない」「自分はダメだ」と自分を悲観するのは、とても辛く悲しいことです。自分自身が自分の最大の味方であるため、人と比べず、自分の成し遂げたことを、ありのまま認められるといいですね。
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