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2021.12.12

12月13日は煤払いの日! 読み方は? 意味まで知っていたら鼻高さんです

煤払いの読み方を知っていますか? 言葉やビジネスマナーに詳しい鶴田初芽が、煤払いの日にすること、由来など解説します。

鶴田初芽

煤払いの読み方やその意味をチェック!

12月13日は「煤払い」の日です。煤払いは、なんて読む? 何をする日?

早速チェックしてみましょう。

煤払いの読み方は?

(c)Shutterstock.com

◆煤払いは「すすはらい」と読む

煤払いは「すすはら-い」と読み、「煤」は訓読みで『すす』『すす-ける』、音読みで『ばい』です。煤煙(ばいえん)などで使われますね。

煤といえば「有機物の不完全燃焼によって生じる炭素の黒い微粒子」が一番に思い浮かぶ方が多いと思うのですが、そのほか、「煤煙とほこりが一緒になって天井などについたもの」のことも指します。

煤が家の中の汚れということは… とピンときた方もいらっしゃるかもしれませんね。そう、煤払いとは「屋内のすす・ほこりを払い清めて、大掃除をすること。多く、正月を迎える準備として歳末(昔は12月13日)に行う」のことなんですよ。

なぜ煤払いの日という?

(c)Shutterstock.com

わたしたちにとっては煤払いというより大掃除という方がしっくりきますよね。なぜ煤払いといわれてきたのでしょう?

実は昔は電気がなかったため、囲炉裏やかまどで薪を燃やす等、煤が溜まりやすい生活様式だったからなんです。

煤払いは古くは平安時代から宮中行事として行われ、江戸時代には12月13日を煤納めの日と定め、江戸城の大掃除を行ったことが庶民にも広まったといわれています。

12月13日は鬼宿日(きしゅくにち)という大変縁起のいい日(婚礼を除く)であり、掃除とともにお正月に年神さまをお迎えする準備をする日にふさわしいと考えられたそう。

現在でも12月に入ると寺社が煤払いを行っていますね。

* * *

いかがでしたか? 江戸時代は煤払いが終わると新たな年を迎える喜びを表現するべく胴上げをしたそう。明るい年が迎えられそうですよね。

大掃除は着手するまでが腰が重かったりしますが、私たちも綺麗なお家でガッツポーズで新年を迎えられるように少しずつ準備を頑張りましょう!

言葉の意味/デジタル大辞泉

TOP画像/(c)Shutterstock.com

鶴田初芽

都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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