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LOVE

2021.10.30

推しにはときめく♡ けれど現実社会では異性からのアプローチがキモい34歳女子。どうすればいい? <働く女性のお悩み相談室#70>

「バーチャル恋愛にハマっていて、リアルな恋愛ができない…」行き場をなくしたお悩み相談に作家・安本由佳が答えます。

ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#70>

前回記事『「婚活すべき」という既婚友 VS 仕事を優先したい31歳の私… 何が正解かわからない<働く女性のお悩み相談室#69>

こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いた、お悩みの中からぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。

今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!

バーチャルで満たされていたら、現実を直視できなくて当然

(c)Shutterstock.com

お悩み:34歳・彼氏ナシです。婚活していますが、デートをしてもピンとくる人がおらず、相手からグイグイ来られると「キモい」とすら思ってしまいます。実は今、好きなコメンテーターの男性がおり毎日画面越しにときめいていて… リアルで恋愛した方がいいと分かっていても、妄想から抜けられません。

相談者さんの気持ち、とってもよくわかります。私自身も日々韓国ドラマの俳優さんにときめいているので(笑)。

バーチャルであろうとドーパミンは分泌されるし、十分に満足できちゃいますよね。しかも、画面越しの彼は、画像や動画を検索すれば好きな時に会えて、常に素敵な姿だけを見せてくれて、何より私たちを絶対に傷付けない。

不安になることも苛立つことも一切ナシ。常に笑顔と胸キュンだけを与えてくれる存在…… 沼にハマるのも当然です。

それに引き換え、現実世界の婚活はとかくストレスフルです。

マッチングアプリの登場で手軽に出会えるようになったとはいえ、マッチして、メッセージのやりとりをして、デートの約束をして、当日それなりにお洒落して、ようやく会ってみたら想像と違った…… なんてことも日常茶飯事。

にもかかわらず、なぜか気に入られてしまって、しつこい誘いをどうやって体良く断るか、頭を悩ませ疲れてしまったり。逆にこちらが「いいな」と思っても、相手の反応がイマイチで自信喪失させられることもある。

現実で恋愛しようとすると、序盤から相当の体力と時間と精神を消耗させられます。バーチャル恋愛で満たされてしまっていたら、過酷な現実から目を背けたくなるのも致し方なしです。

無理にリアルで恋愛する必要はない

(c)Shutterstock.com

相談者さんが今の自分に危機意識を覚え、本気で現実に目を向けたいと言うのなら…… 解決策は「バーチャル恋愛断ち」しかないと思います。

画像や動画検索は禁止。とにかく目に触れないようにさえすれば、時間とともに必ず熱は冷めていきます。

とはいえ、恋愛も結婚も、別に無理やりしなくちゃならないものではありません。「推し活」やバーチャルで十分に満たされ、幸せを感じられているのなら問題はないのでは?

この先、何かしらのきっかけで相談者さんの心に変化があり「人生を共にできるパートナーが欲しい!」と切に願う時がくるかもしれない。そうなったら、きっと自然と現実の出会いに目が向くはずです。

それでもどうしても憧れの彼がいい! と考えてしまうようなら、その時はもう、彼とリアルの世界で対等に出会い、恋愛できる自分になるしかないですね!

* * *

お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。

▶︎安本由佳 Instagram

TOP画像/(c)Shutterstock.com

ライター 安本由佳

慶應義塾大学法学部法律学科卒
化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。
2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
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