ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#69>
前回記事『「毒親と縁を切りたい」実の母親に感謝できない私は親不孝?<働く女性のお悩み相談室#68>』
こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いた、お悩みの中からぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
「選択」には必ず犠牲が伴うもの
お悩み:31歳・彼氏ナシです。仲の良い友達は皆すでに結婚し子どももいますが、私は婚活すらしていません。と言うのも、キャリアアップを考えており、そのための勉強に集中しているからです。しかし友人から「婚活しなよ!」「まだ間に合うよ」と言われるたび、仕事より婚活を優先した方がいいのかと迷います。
人生は、選択の連続です。
特にアラサー世代の女性は、仕事・結婚・出産…… 人生を方向付ける大きな選択を次々に突きつけられるのだから、迷うのも当然です。
そんな中、相談者さんは将来のためにキャリアアップしようと考えた。素晴らしい決断だと思います。
人によっては、キャリアアップの勉強を頑張りながら婚活もして、何ら犠牲にせず人生を進められるのかもしれませんが、ほとんどの人はそれほど器用ではありません。
何かを選び取ろうとすると、必ず犠牲が伴うもの。そして、同じ女性であったとしても人生の優先順位は人それぞれです。
相談者さんにだって、婚活を優先するという選択肢もあったはずです。けれども「まずはキャリアアップが優先だ」と判断したんですよね。それなら周囲の声に惑わされず、目標に向かって邁進しましょう。
相談者さんの人生に責任がとれるのは、相談者さんだけなのだから。
先の人生を考えれば、今の数年なんて「誤差」
確かに、出産に関しタイムリミットがあるのは事実だし、結婚相手としても若い女性の方が選ばれやすいというのはその通りでしょう。
結婚・出産の優先順位が高い女性は、若いうちから精力的に婚活した方が安心です。
「婚活しなよ!」と言ってくる相談者さんのご友人は、結婚・出産の優先順位が高い女性で、それゆえ自身の価値観でアドバイスしているんですよね。
しかし前述のように、同じ女性でも人生の優先順位はそれぞれです。
相談者さんのように結婚・出産以外にも成し遂げたいことがあるなら、そちらを優先したって良いじゃないですか。
それに、まずはキャリアアップに集中すると言ったって、5年も10年もかかるような話じゃないですよね?
結婚が人より数年遅れたからって、これから先の長い人生を考えれば誤差の範囲。大した話じゃありません。
きっとキャリアアップした先で、相談者さんが培ってきた魅力に価値を見出す素敵な男性に出会えますよ!
* * *
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。