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LIFESTYLE

2021.11.09

冬至にゆず湯に入る理由や効果を紹介! 入浴する際のポイントや注意点も解説

冬至にゆず湯に入ると邪気を払えるといわれており、江戸時代から残る風習です。ゆず湯に入ることでリラックス効果も期待できるでしょう。この記事では、冬至にゆず湯に入る理由や効果をご紹介します。入浴する際のポイントや注意点も併せてチェックしましょう。

【目次】
冬至とは二十四節気のひとつ
冬至にゆず湯に入る理由と効果
ゆず湯の3つの作り方
ゆず湯に入る際の2つのポイント
ゆず湯に入る際の2つの注意点
ゆず湯の再利用法2選
冬至にはゆず湯に入ろう

冬至とは二十四節気のひとつ

(c)Shutterstock.com

冬至とは二十四節気のひとつで、1年でもっとも夜の長い日です。二十四節気とは古代中国で作られた暦です。1年を24つに分けて季節の移り変わりを表しており、昔は農業で重宝されていました。

また冬至は太陽の動きに合わせて決めるため、毎年固定の日となっておらず、毎年1~2日ほど前後します。ちなみに2021年の冬至は、12月22日水曜日です。

冬至にゆず湯に入る理由と効果

(c)Shutterstock.com

冬至にゆず湯に入る風習は江戸時代からあり、邪気払いの役割があるといわれています。冬至は1年の中でもっとも昼が短く、寒さが厳しかったのも影響していたといえるでしょう。

またゆず湯には、リラックス効果を期待できます。ゆずの香りを嗅ぐだけでも癒され、日々の疲れを落としやすくなります。まずは、冬至にゆず湯に入る理由や効果をチェックしましょう。

ゆず湯には邪気払いの役割がある

冬至に旬を迎えるゆずは香りが強く、邪気を払う役割があるといわれています。特にゆず湯に入る習慣が生まれた江戸時代では、昼が短いと寒さで命の危険にさらされると考えられており、禊(みそぎ)としてゆず湯に入っていました。

またゆずは「柚子の大馬鹿十八年」ともいわれ、植えてからゆずができるまで18年もの歳月を要します。そのため「長年の苦労が実るように」との願いを込めて、ゆず湯に入ることもあるでしょう。

他にもゆず=融通、冬至=湯治との語呂合わせも理由のひとつとして考えられており、さまざまな説があります。ちなみに湯治とは、温泉の効能を利用して病気の療養をおこなうことです。

ゆず湯にはリラックス効果が期待できる

ゆず湯にはリラックス効果が期待できるため、日頃の疲れを癒したい人におすすめです。肌が弱くてゆず湯に浸かれない場合は、ゆずの香りを嗅ぐだけもリラックス効果を得られるでしょう。

他にもゆずに含まれるビタミンCによる体臭改善や美肌効果、肩こり、腰痛、むくみ、冷え性など、多くの効果が期待できます。健康面を考慮したい人にもおすすめできる入浴方法だといえるでしょう。

ゆず湯の3つの作り方

(c)Shutterstock.com

ゆず湯を作る方法は、主に以下の3つです。

・ゆずを丸ごと使用する
・好きな大きさにカットする
・ゆずの皮のみを入れる

ゆずを丸ごと使用した場合は見た目にもインパクトがあり、手間をかけずにゆず湯を楽しめます。一方、ゆずをカットした場合や皮のみを使用したときは手間がかかるものの、ゆずの香りや成分を存分に楽しめるでしょう。

ゆずの使い方に決まりはないため、好みの方法を選択するのがおすすめです。ここでは、ゆず湯の作り方をご紹介します。

1. ゆずを丸ごと使用する

もっとも簡単にゆず湯を楽しめるのが、ゆずを丸ごと使用する方法です。湯船に1個程度浮かべただけでは、ゆず湯の効果や香りを得にくいため、200Lのお湯に対してゆずを2~3個を目安に入れるのがおすすめです。

物足りない人はさらに多くのゆずを浮かべたり、皮に小さな切り込みを入れたりすると、よりゆず湯を楽しめるでしょう。お風呂に浸かりながらゆずを揉むと、ゆずに含まれる成分が溶けだします。

2. 好きな大きさにカットする

ゆずを半分に切ったり、輪切りにしたりと好きな大きさにカットして湯船に浮かべる方法もあります。丸ごと浮かべた場合と比較すると、ゆずの香りや効果を得やすくなるでしょう。

他にもカットしたゆずを絞って、絞り汁を混ぜる方法もあります。湯船の変化がないため、見た目でゆず湯を楽しめないものの、多くの有効成分をお湯に混ぜることができます。ただしゆずの刺激が強いため、肌が弱い人は注意が必要です。

3. ゆずの皮のみを入れる

ゆずの香りや成分の大部分は皮に含まれていることから、皮のみをお風呂に入れるのもおすすめです。丸ごと入れたときほど、見た目にインパクトはないものの、ゆず湯の効果は得られます。

皮を湯船に入れる際は、目の細かい洗濯ネットや排水溝ネットに入れてから浮かべると、掃除が楽になるためおすすめです。また皮だけをお風呂に使用する場合は、残った果肉部分は料理やデザートなどに有効利用できますね。

ゆず湯に入る際の2つのポイント

(c)Shutterstock.com

ゆず湯に入る際は、「夜に入浴する」「反復浴をおこなう」の2つがポイントです。ゆずには紫外線に反応する成分が含有しており、朝に入浴すると肌への負担が大きくなります。

また反復浴をおこなうことで肌がきれいになりやすかったり、湯冷めしにくかったりと、ゆず湯の効果を得やすくなるでしょう。ここでは、ゆず湯に入る際のポイントをご紹介します。

1. 夜に入浴する

ゆず湯は夜に入浴するようにしましょう。ゆずには紫外線に反応する成分が含有しており、入浴後に紫外線を浴びるとシミや炎症といった肌トラブルの原因になります。

そのためゆず湯に入るのは紫外線の影響が少ない夜のみにし、1日の疲れを癒すのがおすすめです。ゆずの香りで体と心を落ち着かせて、ゆっくりと眠りにつくのがよいでしょう。

2. 反復浴をおこなう

ゆず湯の効果を得るためには、反復浴がおすすめです。以下の手順を参考に入浴しましょう。

1. 好みのゆず湯を作る
2. ゆず湯に10分浸かる
3. 体を洗った後、再度ゆず湯に5分浸かる
4. シャワーを浴びてからあがる

ゆずにはピーリング効果があるため、体を洗う前にゆず湯に浸かることで、肌への負担を減らしながら肌をきれいにできます。

また反復浴をおこなうことで、湯冷めしにくくなるためおすすめです。最後にシャワーを浴びて、ゆずの成分を洗い流しておくと肌への刺激を抑えられます。

ゆず湯に入る際の2つの注意点

(c)Shutterstock.com

ゆず湯に入る際は、追い炊き機能を使用しないようにしましょう。浴槽にゆず湯が入ったままの状態で追い炊き機能を活用すると、配管内にゆずの果肉や成分が入ってしまいます。

またゆずは刺激が強いため、敏感肌の人は注意しながら入浴しなければいけません。刺激を感じにくい方法を試しながら、入浴するのがよいでしょう。ここでは、ゆず湯に入る際の注意点をご紹介します。

1. 追い炊き機能を使用しない

湯船にゆず湯が入った状態で、追い炊き機能を使用しないのが基本です。追い炊き機能を使用すると、配管内にゆずの果肉や成分や流れ込んでしまい、細菌が繁殖する可能性が高まります。

また追い炊き機能を使用しない場合も、配管内にゆずの果肉や成分が流れ込む可能性は否定できないため、自動お湯張り機能を使うことがおすすめです。

2. 敏感肌の人は注意する

ゆずの成分は刺激になるため敏感肌の人や乾燥肌の人、子どもが入浴する際は注意が必要です。また普段肌が強くても妊娠中は敏感になってしまうこともあるため、慎重に入浴するとよいでしょう。

少しでも刺激を軽減できる入浴方法は、以下のとおりです。

・ゆずを潰さずに丸ごと入れる
・ゆずの皮をしっかりと洗ってから使う
・ゆずを20~30分ほど熱湯にくぐらせておく
・直接湯船にゆずを入れず、風呂桶などに入れて香りを楽しむ

ゆず湯の再利用法2選

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ゆず湯を入った後は、残りを洗濯に利用するのがおすすめです。残り湯ですすぐと、洗濯物にゆずの香りが移るでしょう。

他にもゆずの皮に含まれる成分を活用して水道の蛇口や浴槽、鏡など、さまざまな場所を掃除できます。ゆず湯に入って終わりにするのではなく再利用することで、よりゆずを楽しめるでしょう。ここでは、ゆず湯の再利用法をご紹介します。

1. 残り湯を洗濯に使用する

残ったゆず湯を流さずに、洗濯に使用するのがおすすめです。ゆず湯ですすぐと、洗濯物にほんのりとゆずの香りが残ります。ただし洗濯物の素材によってはシミになる場合があるため、表記をよく確認してからおこないましょう。

またゆず湯を洗濯に使用する際は、果肉や皮などを取り除いてから使うのが原則です。お湯に果肉や皮などが残ったままだと、給水ホースや排水溝が詰まる原因となります。

2. ゆずの皮で掃除する

ゆずの皮に含まれるリモネンという成分を活用して、さまざまな場所所を掃除しましょう。例えば蛇口や鏡、浴槽を磨くと、皮脂や手あかなどの汚れを落としてくれます。ゆずの皮の白いほうを使って掃除するのがポイントです。

他にもゆずの皮を乾燥させて芳香剤として活用することもでき、部屋中を過ごしやすい環境に整えられるでしょう。

冬至にはゆず湯に入ろう

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冬至は1年の中でもっとも昼が短く寒い時期。冬至にゆず湯に入る慣習は江戸時代から始まったとされ、邪気払いや禊の意味を込めて入浴していました。現代においてもゆず湯に浸かることでリラックスでき、日頃の疲れを癒せるでしょう。

ゆず湯は作り方によって特徴が異なるため、それぞれの違いを理解しておくと、よりゆず湯を楽しめます。ただし肌が弱い人はゆずの成分が刺激となるため、注意しながら入浴しましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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