コロナ禍でオンライン会議が主流に
新型コロナウイルス感染拡大から1年以上が経過する今、会議形式は急速に変化を遂げ、今や「オンライン会議」が主流となっています。
コロナ禍2年目の今、リモートワークを実施している企業は2020年12月調査時より+5.7%の70.3%で、オンライン会議のうち4割以上は、自宅・会議室からの参加者が混同していることが判明しました。
そんな中「対面の会議とは異なる、オンライン会議ならではのマナーやルールが醸成されていると感じているか?」を調査したところ、そう感じる人の割合は約6割という結果に。
そこで具体的にオンライン会議でどのようなマナーやルールが必要と感じるかを紹介します。
オンライン会議ならではのマナーやルールとは?
1位:音に関すること(50.2%)
1位は、音声を聞き取りやすくする、発言者を明確にする、音声が途切れないようにするなど、音に関することでした。
2位:カメラに関すること(43.2%)
2位は、カメラはオンにする、参加者全員をカメラに映すなど、カメラに関することでした。
3位:画面共有に関すること(38.4%)
3位は、資料の共有をスムーズに行う、資料のフォント数を工夫するなど、画面共有に関することでした。
同じ空間にいない分、音声やカメラの環境、見やすい資料づくりを整える必要があると思う人が多いようです。急に音声が途切れたりカメラがオフになっていたりすると相手が会議に参加しているのかどうかもわからなくなるというマイナス面が影響しているのかもしれません。
どんなことが違和感? 不快に感じることは?
続いて「オンライン会議の際、対面ではなかった違和感・不快感はありますか?」と聞いたところ、約6割が「ある」と回答。
どのようなことに違和感があったり、不快に感じているのでしょうか?
1位:共有画面の切り替えがスムーズではない(55.3%)
2位:電波状況が悪い(54.0%)
3位:表情・ボディランゲージが伝わっていない(40.9%)
「オンライン会議ならではのマナーやルール」の2位にランクインしたカメラに関することが1位に。共有画面の切り替えでもたついている時間は参加者にとって不快に感じるようです。切り替えがうまくいかずに焦っている姿を見られるのもなんだか恥ずかしいし、好感度が下がる原因にもなるかも。
オンライン会議で好感度をアップするには?
そこでオンライン会議で好感度をアップするにはどうすれば良いかを質問。
1位:大人数の参加でも連携ができている
2位:共有画面の切り替えがスムーズ
3位:電波状況が良い
やはり大人数でももたつくことなく連携が取れていたり、スムーズな切り替えでスマートに会議を進められると好感度が上がるようです。そのために必要なことは電波状況を良くして滞りのないようにしておくことなのかも?
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オンライン会議での新マナーやルールはいかがでしたか? 参加者に不快な思いをさせないようスムーズに進行することはなかなか難しいときもありますが、ハプニングを未然に防ぐためにも環境を整えておくことは重要ですね。
【調査概要「オンライン会議に関する調査」】
調査日:2021年9月
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:有職者(会社員、経営者・役員、公務員)、所属組織にてオンライン会議の実施がある方(20~60代・男女)
サンプル数:n=400(性別均等割付)
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