【目次】
・「縁を切る」とはどんな意味?
・「縁を切る」べき人の特徴とは?
・苦手な親族や友達と「縁を切る」方法とは?
・「縁を切る」べき人と、別れるメリットとは?
・最後に
「縁を切る」とはどんな意味?
主に、人間関係などの繋がりを断ち切る時などに使われる、「縁を切る」という言葉。あまり良いイメージを持たない表現ですよね。まずは、詳しい言葉の意味から解説していきます。
意味
そもそも「縁」とは、「人と人との結びつき」を表す言葉です。そのため、「縁を切る」とは、「夫婦や親子などの関係をなくすこと」「あらゆることの関係を解消する」という意味になります。
「縁を切る」の類語には、親子の縁を断つことを指す「勘当(かんどう)」や、今まで行動を共にした人と別れることを指す、「袂(たもと)を分かつ」などがあります。どの言葉も、親しい間柄の人や物事との別れを意味する重い言葉ですね。
英語
英語で、「縁を切る」は、どう表現したらいいでしょうか。適切な表現を2つ紹介します。まずは、「have done with」(〜とは終わりにする。縁を切る)です。「done」=「終える」という意味。例文をあげると、「I decide to have done with her」(私は彼女との縁を切ることにした)というように使うことができますよ。
次に、「break off a relationship」も、「縁を切る」という意味になります。「break off」=「断ち切る」、「relationship」=「関係」を表す英単語です。会話の中では、「At last I broke off a relationship with the stalker」(私は、やっとストーカーと縁を切ることができた)などと表現することができます。
「縁を切る」べき人の特徴とは?
あなたの周りに、「この人と一緒にいるとストレスがたまる」「何かとトラブルに巻き込まれる」と思う人はいませんか? その人のことを考えただけで気が重くなる… という相手とは、距離をおいたほうがいいのかも? 「縁を切る」べき人の特徴を解説します。
1:時間やお金にルーズ
「縁を切る」べき人の特徴の一つに、「時間やお金にルーズ」であることが挙げられます。仕事で遅刻を繰り返したり、人からお金を借りても、なかなか返さなかったり… 周りの人に迷惑をかけている人が多いでしょう。約束した時間を守ることや、お金の管理は大人として基本中の基本。それすら守れない人とは、信頼のある人間関係を築くことは難しいですよね。
2:ネガティブな発言が多い
「この人とは縁を切ったほうがいいかも」と思われてしまう人は、ネガティブな発言をすることが多いです。不満や愚痴が多い人と一緒にいると、こちらの気分まで暗くなってしまいますよね。
こういうタイプの人は、やる気を出して頑張ろうとしている人に対して、「そんなことできるわけがない」などと、足を引っ張るような発言をしたりします。あなたの頑張りを素直に応援できない友人とは、距離を置いたほうがいいかもしれませんね。
3:束縛してくる
恋人や彼氏が、束縛がきついタイプだと辛いですよね。いちいち、今どこにいるのかLINEしてきたり、「他の異性と一緒にいるのでは?」と嫉妬心を燃やされると、一緒にいることにも疲れてしまいます。自分のわがままで、彼女をコントロールしようとする男性とは、一度関係を見直してみたほうが良さそうです。
苦手な親族や友達と「縁を切る」方法とは?
どうしても分かり合えない、そりが合わないと感じる人と、うまく別れるにはどうしたらいいのでしょうか? 「縁を切る」方法を解説していきます。
1:最低限の付き合いだけにする
距離をおきたい相手とは、なるべく最低限の付き合いのみで済ませましょう。もし、会いたいと言われても理由をつけて断ったり、なるべく離れた席に座って会話を避けたりするのが良さそうです。なるべく関わらないようにしていれば、相手も察して離れていくかもしれません。これ以上深い間柄にならないように気をつけましょう。
2:自分からは連絡しない
「縁を切りたい」と思う相手には、なるべく自分からは連絡しない、ということもひとつの手段です。こちらから連絡をしている限り、相手もあなたとの関係は続いていると認識してしまいます。いくら口で説明しても別れられない相手には、態度で示したほうが効果的な場合も。なるべく自分からは連絡しない、最低限のやりとりで済ますなど、自分なりのルールを持ちましょう。
3:引っ越しをする
家族や恋人など、一緒に暮らしていた人と別れたい場合は、引っ越して家を出ることも必要になるかもしれません。同居していれば、嫌でも毎日顔を合わせますし、家にいる時間がストレスになってきてしまいます。経済的に余裕があるのであれば、引っ越しをして距離を置くことで、相手と縁が切れたり、関係性が変わるかもしれません。
「縁を切る」べき人と、別れるメリットとは?
誰かと「縁を切る」ことは非常に勇気がいりますよね。特に、他人に優しい人は、なかなか別れを切り出すことができないかもしれません。そこで次は、苦手な人や嫌いな人と別れることで、得られるメリットを紹介します。お悩みの方は参考にしてみてくださいね。
1:精神的な負担が減る
嫌いな人とは、一緒にいるだけで気が重くなりますよね。特に、しょっちゅう喧嘩をしていたり、悪口を一方的に聞かされている人は、ネガティブなことに自分の時間を使っているといっても過言ではありません。もし、「縁を切る」べき相手と別れたら、そのような無駄な時間もなくなり、余計なストレスを抱える機会が少なくなるでしょう。別れた途端、心がフッと軽くなるかもしれません。
2:新しい縁ができる
先ほど、「縁」とは、「人との繋がり」だと説明しました。今まで縛られていた縁が消えれば、また新しい出会いが生まれるはずです。今まで、付き合っていた友人や恋人に縛られていた人は、行動範囲を広げられたり、自分が好きなことをする時間が持てます。その先で、より信頼できる友人や仕事仲間、恋人と出会えるかもしれません。
3:干渉されない
束縛をする親や恋人と縁を切った場合、干渉される頻度が明らかに減るはず。もっと、自分がやりたいことに挑戦することができたり、自由な時間が増えるでしょう。それまで押さえ込んでいた、自分らしさを取り戻せるきっかけになるかもしれません。誰かと「縁を切る」ことは、勇気がいることですが、その分得られるものも大きいはずです。
最後に
今回は、「縁を切る」べき人の特徴や、縁の切り方、別れるメリットなどを紹介しました。親族や家族、友人など、親しい間柄の人が自分にとって苦手な相手だと、どう付き合っていけばいいのか迷いますよね。
「縁」という言葉には、「人との繋がり」という意味があるように、自分にとってマイナスなことしかない繋がりは、自ら断つことも時には必要かもしれませんね。人間関係でお悩みの方は、ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか?
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