ゴナール注射って自分で打つ? 病院で打つ?【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、実際に子どもを産むにあたって、心配だったことを聞いたお話をお届けしました。今回は、不妊治療で卵子を育てる目的(排卵誘発剤)で使用される、ゴナールエフを注射するお話。
2020年の6月、ドキドキしながら迎えたD(デイ)3、ついに私たちは体外受精のステップへ進むことになりました。私は病院でK先生から卵巣刺激のことや体外受精で生まれてくる子供のことを教えてもらったあと、ついにゴナールエフによる自己注射デビューをすることになりました。
不妊治療でよく聞く言葉の“ゴナール”。実はすでに私、以前、Oggi.jpで連載されていたHanaさんの妊活日記をめちゃくちゃ読んでいて、副作用で思考回路がショートしたという話が気になっていたのです。
仕事どころじゃなくなるのかな? 夫に対してイライラしちゃったりするのかな? 気持ちが沈むのかな? 私の場合、生理などによる精神的なアップダウンは自分でコントロールできているようなつもりでいたけれど、やっぱり副作用が心配になってきました。
医師「副作用はね、本当に人それぞれですね。体にくるという人もいるし、気分にくるという人もいるし。でもそんなに心配しなくって大丈夫ですよ。いつも付き添ってくださっているご主人に、注射を打ってもらいますか? 病院で打つこともできますけれど、どうしましょうか?」
え?! 夫に打ってもらう人もいるワケ?! と私はびっくり。でも、先生が真顔で聞いてくるからには、きっといるのかも。
自己注射は怖い怖いと思ってはいたけれど、すでにしっかり決心が固まったところだったので、「自分で打ちます」と宣言。隣で夫が「え、いいよ、僕が打ちましょうか?」となぜか敬語で聞いてきたので「けっこうです」と私も敬語で返しました。
そのやりとりを見ていたK先生も看護師さんも私も夫も、みんなでなんだか笑ってしまいました。
こんな和やかな感じで処方された私のはじめての自己注射はゴナールエフの皮下注ペンです。
この日は初日なので、別室で看護師さんに皮下注ペンでの注射方法を実際に教わりながら自分で打ってみることになりました。次回、注射方法を詳しく伝えます。
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。