【目次】
・「腕枕」の意味とは?
・「腕枕」をする男性の心理
・「腕枕」のお悩み
・「ハネムーン症候群」にご注意を
・「腕用枕」って?
・「腕枕」は英語で何と言う?
・最後に
「腕枕」の意味とは?
カップルや夫婦の愛を深めてくれる「腕枕」。相手との距離がぐっと近づく、そんなシチュエーションに憧れを抱いている人も少なくありません。そこで今回は「腕枕」を取り上げて、「腕枕」をする際の心理やお悩みを紹介していきます。
意味
「腕枕」とは、「横になるときなどに、腕を曲げて代わりにすること。また、横に寝ている人の頭の下に、自分の腕をあてがってやること」を指します。二人の間で行われるイメージが多いですが、自分の腕を枕代わりにすることも「腕枕」と呼びます。
「腕枕」をする男性の心理
「腕枕している時って何を考えている?」「本命じゃなくてもするの?」こんな疑問が浮かんできますよね。まずは「腕枕」をする側の男性が、どんな気持ちを抱いているのか見ていきましょう。
1:彼女を癒やしてあげたいから
彼女を癒やしてあげたい気持ちから、「腕枕」をすることがあります。女性に対する労いや感謝の心理を、言葉だけではなく行動として表現しようとしているのですね。そんな時は、彼の優しさを素直に受け止めて、「腕枕」の中で包まれる喜びを感じながら、思いっきり甘えてしまいましょう。
2:「自分だけのもの」という所有欲から
「自分のもの」という所有欲は、女性より男性の方が強い傾向にあるとされています。「腕枕」は女性を自分の懐の中に収めるような形になりますので、「自分だけの彼女」という心理の現れとも取れます。
3:好意を伝えたいから
「腕枕」は、好意がなければ行われないもの。ただ、本命とは限らないということに注意しなくてはなりません。相手に女性としての魅力を感じながらも、それは寂しさや不安への癒やしを、一時的に求めた好意であったのかもしれません。だからこそ、冷静になって彼との距離感を確かめながら、彼自身を知っていくことが大切です。
番外編:甘えたいから
ここまで「膝枕」をする側の男性の心理を解説してきましたが、される側、つまり「腕枕」を求めてくる男性の気持ちも紹介します。
その心理として一番多いのが、「甘えたい」という気持ちです。「膝枕」をすることで、常に相手とくっついていることも出来ますし、頭を撫でてもらいたいと思っている男性も多いのではないでしょうか。たまに「膝枕」を求めてきたのであれば、甘えたい気持ちを汲み取って、ぜひ、可愛がってあげましょう。
「腕枕」のお悩み
愛が実感できる「腕枕」ですが、実際のところ悩みや気になることはあるのでしょうか?「腕枕」をする際に発生するお悩みを、その解決策と合わせて紹介します。
1:腕がしびれる・痛くなる
男性の悩みとして挙げられるのは、腕がしびれたり、痛くなったりすること。ある程度の重さのある人の頭が乗るのですから、腕に負荷がかかってしまうのは仕方ないことです。このお悩みは、枕やクッションを上手に使うことで緩和されます。女性の頭を枕に乗せて、枕と首の隙間に腕を通せば、腕はそれほど疲れません。
2:首が疲れたり、肩が凝ったりする
男性は好意でしてくれる「腕枕」ですが、女性側は首や肩の負担になって、寝にくいというのも正直な悩み。解決方法としては、彼の方を向いたり、反対側を向いたりして、小まめな寝返りを打つという方法が考えられます。今までに挙げた、枕やクッションを使う方法も効果があるでしょう。
3:腕が痛くならないか心配になる
女性からすると、男性の腕がしびれたり、痛くなったりしてしまわないか心配ですよね。女性からは「痛くない?」と聞いたり、「痛くなったら我慢せずに言ってね」といった声掛けをしたりして、男性を気に掛ける場合が多いです。
お互いが気を遣うことがないように、痛くない位置を探したり、適度に頭の位置を変えたりと、やり方は様々です。男性の寝息を聞いたらそっと腕から頭を下ろすといった方法も効果的でしょう。
「ハネムーン症候群」にご注意を
過度な「腕枕」に伴う危険な病気、「ハネムーン症候群」を知っていますか? 「ハネムーン症候群」という名前から、「マリッジブルー」のような気持ちの変化を思わされますが、実はれっきとした適応症のひとつ。正式名を「橈骨神経麻痺(とうこつしんけいまひ)」と言います。
「腕枕」などで一定の間、橈骨神経(腕の付け根あたりから指まで伸びている神経)を圧迫し続けると、麻痺が起こることがあります。ひどくなると、手首が動かせなくなったり、握ったり開いたりという動作ができなくなることも。
ハネムーンの夜に、男性が女性を「腕枕」して、起きたら手が麻痺していた! という出来事があることから、この名前が付いたと言われています。ただ、実際に「ハネムーン症候群」と診断されるのは、飲酒後の寝相の悪さで、床の上で長時間、腕を体の下にひいて寝ていた人がほとんど。カップル同士で起こる訳ではなく、自分で自分の腕を枕にしたりする人でもなります。
「腕用枕」って?
先ほど挙げたお悩みにもあったように、「腕枕」のデメリットとして、“痛み”がありますよね。その解消法として考えられた「腕枕用枕」があるのを知っていますか? 枕の中が空洞になっていて、その中に腕を入れることができるようになっています。これを使えば、腕に負担をかけなくても済みますね。
ちなみに、一人でも「腕枕」の安心感を味わえる、「腕枕型のクッション」もあります。男性の腕と上半身をかたどったクッションを使えば、より心地よく眠れるはず。気になった方は手に入れてみては?
「腕枕」は英語で何と言う?
英語には「腕枕」そのものを指す単語はないため、「sleep in one’s arms(腕の中で寝る)」と意訳されます。
また、「枕」を表す「pillow」を動詞として用いると、「〈頭〉を~にのせる」になります。その動詞を使って、「pillow one’s head on one’s arm(…の頭を~の腕にのせる)」と表現することも可能です。
最後に
今回は「腕枕」を取り上げて、「腕枕」をする際の心理やお悩みを紹介していきました。安心したり、幸せを感じたり、くっついて寝られたりと、愛情や幸福感を味わえる「腕枕」。自分達に合う「腕枕」の仕方を見つけて、ストレスなく過ごしたいですね。
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