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2021.09.17

ビジネスマンなら正しく理解しておきたい!「意向」の意味とは? 類語や使い方を解説

「意向」という言葉は、ビジネスシーンにおいて使われることが多い言葉ですが、正しく意味を理解していますか? 「意向」は、自分がどうしたいのか、または相手がどうしたいのかという思惑を指して使われる言葉です。ここでは、「意向」の類語や使い方などについて紹介していきます。

【目次】
「意向」の意味とは?
「意見」や「希望」との違いとは
「意向」の使い方を例文で確認
「意向」の類語にはどのようなものがある?
「意向」の英語表現とは?
最後に

「意向」の意味とは?

(c)Shutterstock.com

日常生活でも、ビジネスシーンにおいても使われることの多い「意向」という言葉。普段、何気なく使うので、今更だと思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、本当に「意向」を正しく使えていますか? 改めて「意向」について確認してみましょう!

まず「意向」は、<いこう>と読みます。「意」は「心に思うことや考え」「心に決めたこと」、「向」は「その方へ向かう」という意味です。したがって「意向」は、「心の向かうところ」や「どのようにするかについての意志や判断」という意味になります。

「意見」や「希望」との違いとは

「意向」は、自分がどうしたいのか、または相手がどうしたいのかという思惑を指して使われる言葉です。似た意味を持つ言葉として、「意見」や「希望」という言葉が挙げられます。「意向」と「意見」、「希望」との違いは一体何でしょうか?

まず、「意見」は「ある物事や、判断に対して持つ考え」、「希望」は「あることが実現することを待ち望むことや、その気持ち」という意味です。

したがって、「意向」は、「ある物事について、自分や相手がどのようにしようと思っているのか」という考えを表す言葉、「意見」は、「物事の良し悪しなど、何らかの判断」を含む考えを示す言葉という違いがあります。

また、「希望」は、「意向」や「意見」のように考えを表す言葉ではなく、「望んでいることや願望」そのものを表す言葉であるという違いがあります。

「意向」の使い方を例文で確認

(c)Shutterstock.com

「意向」の意味が分かったところで、続いては「意向」の使い方について、例文を見ながら確認しましょう。

「私の意向としましては、予算の問題を鑑みて、プランAを勧めたく思います」

この例文は、こちらの意向について述べる際の使い方になります。「意向」は敬語表現ではないため、自分や自分の会社の考えを指す言葉として使います。尊敬語の接頭辞を付けて「ご意向」とすることで、目上の方や社外の方に使うことも可能です。

「社長のご意向を踏まえた人材を、積極的に採用する方針を取ります」

この例文が、尊敬を含んだ「意向」の使い方になります。この場合、社長の「意向」を引き受けた形になるので、「ご意向、承りました」や「ご意向承知しました」という言い回しも可能です。

「あちらの意向に沿った改善案を提出しました」

「意向」の後につける動詞として、「沿う」が挙げられます。「意向に沿う」という言い回しをすることで、「自分が相手の考えに従う」という動きを強調する意味を強めることが出来るのです。

「意向にそぐわないプランを再検討して欲しいという要望が届いた」

「そぐわない」には、「似合わない」「釣り合わない」などという意味があるのです。したがって、「意向にそぐわない」は、「意向に沿う」の反対の意味を持っていると言えます。また、「意にそぐわない」とも言うことが出来ますが、意味は「意向にそぐわない」と同じです。

「意向」の類語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

こちら側の「意向」の使い方や、相手側の「意向」の使い方を例文を通して確認してきましたが、続いては、「意向」の類語について見ていきましょう。

1:意思

「意思」の「思」は、「思う」という動詞からも分かる通り、「物事を理解したり、感じたりしたときの心の働き」という意味を持っています。「意向」とほとんど同じ意味になりますが、「意思」は心の働きや、その考えの方に重きが置かれた言葉です。

2:意志

「意志」も「意思」も、どちらも読み方は<いし>ですが、含んでいるニュアンスが少し異なるので注意が必要な類語になります。「意志」の「志」は、単体で<こころざし>と読み、「心の中で、ああしようこうしようと決めること」「心がある方向へ目指すこと」などといった意味です。そのことから、「行おうと決めた」という決定性に重きが置かれます。

例えば「意向を聞く」だと、「相手の考えている事、心の動き」を聞くというニュアンスが強いですが、「意志を聞く」だと、「相手が行動をしようとする気持ちがあるのか」を聞くというニュアンスが強くなります。また、「意思」と「意志」は読み方が同じなので、会話する際は気を付けなければなりません。

3:魂胆

「魂胆」は、<こんたん>と読みます。意味は、「心の中でひそかに計略を巡らせること」「たくらみ」「物事を、うまくやり遂げる手段」などです。自分が得をするような、企みや策略を講じることなので、悪い意味で使われることが多い言葉になります。「あなたの見え透いた魂胆を、私は知っています」というように使うことで、相手を非難するニュアンスが含まれるのです。

「意向」の英語表現とは?

「意向」の英語表現についても紹介します。英単語の引き出しをたくさん作ることで、英会話において表現の幅が広がるのです。ぜひ、この機会に覚えてみてください。

1. intention

「意向」に一番近い英単語は、「intention」になります。「intention」の動詞形は「intend」です。「intend」単体で「目論む」「意図する」と和訳できますが、「have intention of doing」や「intend to do」などと、セットで表現されることが多いので参考にしてください。

例えば、「I have no intention of doing such a thing」で、「私にそのような意図(意向)はありません」という意味になります。

2. idea

「idea」には多くの意味がありますが、「考え」「着想」「アイディア」「意見」などの意味があります。「意向」という言葉の大枠が、「自分や相手の考えている事」なので、「idea」と使っても問題ありません。

3. view

「view」も「idea」同様に、多くの意味を持つ単語です。簡単な英単語ほどたくさんの意味を持っています。「view」という単語を「景色」と訳すのが一般的かもしれませんが、「view」には、「見方」や「考え方」「意見」「見解」という意味もあります。この使い方をする際は、単体ではなく修飾語を伴うことが多いです。

例えば、「take a general view of」で、「概観する」という意味になるので、機会があったら使ってみてください。

最後に

今回は、「意向」について詳しく紹介しました。割と身近にある言葉なので、普段、何気なく使うことが多いかと思います。しかし、「意」を含む、似た意味を持つ単語が多いので注意しなければなりません。それぞれの単語が持つ違いを解説したので、ぜひ、参考にしてみてください。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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