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2021.09.06

こっそり調べた!「ご高覧」の意味、類語や対義語、使い方についてまとめて解説

ビジネスシーンでよく使われる「ご高覧」という言葉を知っていますか? 「ご高覧」は相手を敬って使う尊敬語で、「見る」という言葉を、とても丁寧に表現した言葉です。実際に、ビジネスシーンでどのように使うのがいいのでしょうか。ここでは、「ご高覧」の意味や類語、使い方などについて紹介していきます。

【目次】
「ご高覧」の意味、「ご査収」との違い・対義語
「ご高覧」の使い方を例文で確認、上司へのメールにも使える
「ご高覧」の類語にはどのようなものがある?
最後に

「ご高覧」の意味、「ご査収」との違い・対義語

(c)Shutterstock.com

「ご高覧」という言葉を知っていますか? 日常会話ではあまり使われないので、耳慣れない言葉かもしれません。ですが、ビジネスシーンではよく使われています。いざという場面で「ご高覧」が使えるように、意味や使い方を解説します。

「ご高覧」の読み方と意味

「ご高覧」は、<ごこうらん>と読みます。「高」は「相手を尊敬、敬意を表す語」、「覧」は「見ることを敬って言う言葉」「全体を視野に収めて眺める語」です。

「高覧」には2つの意味があり、1つ目は「高いところをみること」、2つ目は「相手を敬って、その人の見ること」です。「ご高覧」の「ご」は、尊敬語の接頭語になります。

「ご高覧」と間違いやすいのが「ご査収」

「ご高覧」とよく間違えられる言葉が、「ご査収」です。「ご査収」と「ご高覧」の違いをご存じですか? 「ご査収」は、<ごさしゅう>と読みます。意味は、「金額や品物、書類などをよく調べて受け取ること」です。

「ご査収」も日常会話ではほとんど使われませんが、ビジネスシーンでは、「ご査収ください」などと使われます。相手に何か渡す際に、ただ受け取るのではなく、「中身や内容の確認をした上で、受け取ってください」ということを伝えたい場合や、納品書・請求書などに記載している内容に誤りがないか確認してもらう際に用います。

「ご高覧」の対義語

「ご高覧」は、相手を敬って使う尊敬語です。ですので、自分が「見た」ときに使う謙譲語の「拝見」が、「ご高覧」の対義語にあたります。また、「拝見」を使う際には注意が必要です。

「拝見」という言葉を使うとき、「拝見いたします」や、「拝見させていただきます」などと使っていませんか? 実は、この使い方は間違いです。「見る」の謙譲語が「拝見」ですので、「いたします」や「させていただきます」を使ってしまうと二重敬語になってしまいます。なぜなら、「いたします」や「させていただきます」が「する」の謙譲語だからです。

したがって「拝見」という言葉を使うときは、「拝見します」というのが正しい使い方になります。「拝見」の他にも、「拝読」や「拝受」なども対義語になります。

「ご高覧」の使い方を例文で確認、上司へのメールにも使える

(c)Shutterstock.com

今までは、「ご高覧」という言葉の意味に注目してきました。続いては、実用的な「ご高覧」の使い方を、例文を用いながら紹介します。上司のメールや、取引先の文面上のやり取りで使うことが可能です。

1:「お忙しいところ非常に恐縮ですが、ご高覧の上、ご意見などをいただけると幸いです」

「ご高覧」という言葉は、目上の方に使う言葉です。また「高覧」という言葉は、基本的に「見る」という意味ですので、内容を確認して欲しい場合は、感想や意見を求める一文を付け足しましょう。

2:「ご高覧賜りますよう、お願い申し上げます」

「ご高覧」と「賜る」で、二重敬語になるのではないかと思われるかもしれませんが、「ご高覧賜りますよう」は二重敬語ではありません。なぜなら、「ご高覧」は「見る」の尊敬語ではないからです。「見る」の尊敬語は「ご覧になる」で、「ご高覧」は敬意のある表現ですが、尊敬語ではありません。

したがって、「ご高覧」の後に「賜る」という尊敬語をつけても二重敬語にはあたりません。また、「ご高覧」という言葉は、目上の方に使う言葉なので、部下や同僚の人に対しては、「ご覧ください」や「ご確認ください」と使うのが適当です。

3:「弊社のパンフレットをお送りいたしますので、ご高覧ください」

「ご高覧」は固くてフォーマルな言葉なので、話し言葉よりも、書き言葉として使われることが多いです。ですので、上司や取引先相手への送付状、メールの一文で使うのがおすすめの言葉になります。

「ご高覧」の類語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

ビジネスシーンにおいて、丁寧な印象を持たれる「ご高覧」という言葉。似た意味を持つ言葉には、他に何があるでしょうか。今回は3つ紹介します。

1:ご一読

「ご一読」は、<ごいちどく>と読みます。「読」という漢字があるように、渡した資料などに、目を通してもらいたい際に使います。「ご高覧」同様に、ビジネスシーンで使われることの多い言葉ですが、「ご高覧」よりも少し砕けた言葉です。ですので、「ご一読」は文面ではなく、対面での会話に向いています。

例えば、会議の場面で、「この資料をご一読ください」という使い方が可能です。丁寧な言い方で、相手に目を通してもらえるよう促すことが出来ます。

2:ご高閲

「ご高閲」の読み方は、<ごこうえつ>です。「閲」という漢字が含まれる熟語を、ぱっと思いだせますか? 例えば、「校閲」や「検閲」という言葉がありますよね。どちらの単語も、「文章や書籍などの内容に目を通して、チェックする・調べる」という意味があります。つまり「閲」には、「間違いの有無などを調べること」という意味が含まれているのです。

「ご高閲」は、「相手に文章をチェックしたり、調べたりしてもらうことを敬って言い表した言葉」になります。上司や目上の方に対して、内容に詳しく目を通してもらいたい際に、「ご高閲」という言葉を使うのです。

3:ご清覧

「ご清覧」は、<ごせいらん>と読みます。あまり耳慣れない言葉なのではないでしょうか。「ご高覧」は、書類や展示会・演奏会など、幅広い物に対して見て欲しいというニュアンスがありますが、「ご清覧」は、手紙や文書など、自分が書いたものを見てもらいたいときに使う言葉です。「ご高覧」よりも使われる範囲が狭いですが、意味は「ご高覧」と似ています。

最後に

今回は、あまり耳慣れない単語である「ご高覧」という言葉を紹介しました。「ご高覧」は、「見る」という言葉をとても丁寧に表現した言葉です。どちらかというと、文章で使うのに適した言葉なので、履歴書などで使うと相手に好印象を与えられます。類語もなかなか難しい言葉が多かったですが、だからこそ使いこなすことが出来たら、周りと差をつけることができます。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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