【医師監修】子宮にも乳酸菌が必要? 不妊症にも関わる子宮内フローラとは… | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

facebook twitter instagram line search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 恋愛・結婚
  3. 妊活
  4. 【医師監修】子宮にも乳酸菌が必要? 不妊症にも関わる子宮内フローラとは…

LOVE

2021.08.20

【医師監修】子宮にも乳酸菌が必要? 不妊症にも関わる子宮内フローラとは…

不妊症にも関わる、子宮内の乳酸菌「子宮内フローラ」について解説します。麻布モンテアールレディースクリニック院長の山中智哉医師による連載コラム。

麻布モンテアールレディースクリニック・院長 山中智哉

子宮内の乳酸菌ってどんな働きをしているの? 子宮内フローラって?

(c)Shutterstock.com

私たち人間の体の中には、非常にたくさんの細菌が生息しています。特に腸内には何兆個という細菌がいて、細菌叢(さいきんそう)=フローラを形成しています。同様に、腟内や子宮内にも細菌のフローラが存在していることが、最近のトピックスとなっています。

細菌といってもすべてが悪い菌ではなく、特に腟内や子宮内では、ラクトバチルスと呼ばれるいわゆる乳酸菌が、善玉菌として知られています。

膣や子宮は、皮膚やお尻にも近いため、皮膚の常在菌や大腸菌といった菌が入りこむ可能性があり、そういった菌が増えることによって、炎症やおりものの原因になることもあります。善玉菌である乳酸菌には、そういった悪玉菌を退治する役割があるのです。

子宮内に乳酸菌が不足するとどうなる?

(c)Shutterstock.com

子宮内に乳酸菌が不足している状態が続くと、子宮内膜炎という病態を生じることがあります。炎症が急激に進む急性子宮内膜炎では、発熱や腹痛、不正出血などの症状を示しますが、持続的に炎症が継続する慢性子宮内膜炎は特に症状を示さないことがほとんどのため、なかなか気づきにくい問題も。

慢性子宮内膜炎がもっとも問題になるのは、不妊症に対してです。子宮内に炎症が起きているため、受精卵が子宮内膜に着床するのが妨げられ、不妊症や流産の原因となります。

子宮内フローラの検査や治療法は?

(c)Shutterstock.com

現在は、子宮内フローラの状態を調べる検査や、慢性子宮内膜炎を起こしている菌を同定する検査があります。

治療としては、腟内に直接乳酸菌腟剤を投与する方法や、内服の乳酸菌にも腸内だけではなく、子宮内のフローラを整えるという報告もあります。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

麻布モンテアールレディースクリニック・院長 山中智哉

麻布モンテアールレディースクリニック

日本産科婦人科学会/日本生殖医学会/日本卵子学会所属

不妊治療のクリニックとして、体外受精や高度な技術が求められる治療にも幅広く対応している。いずれは不妊治療だけではなく、アンチエイジングや健康医療 を軸にした分野にも着手し、様々な側面でお悩みを抱える多くの女性のトータルケアを促進できるようなクリニック、夫婦にとって信頼できるクリニックを目指している。


Today’s Access Ranking

ランキング

2021.10.28

編集部のおすすめ Recommended

Oggi10月号P.109に掲載のCITENの商品名に誤りがありました。「ダウンベスト」ではなく、正しくは「中綿ベスト」になります。お詫びして訂正いたします。
【消費税の価格表記について】
記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature