ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#59>
前回記事:『要注意! 婚約者がいる男性を呼び出して“恋愛相談”する女…<働く女性のお悩み相談室#58>』
こんにちは、ライター・安本由佳です。私のInstagramに届いた、お悩みの中からぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
復讐は、むしろ自分を傷つける
お悩み:口説かれているうちに好きになり、週1程度で会うようになった男性が、彼女持ちであったことが判明しました。はっきり「付き合おう」と言われたわけではなかったけれど、体の関係もあったのに…。彼女とも順調らしく、それなのに今でも私を誘ってくる彼にモヤモヤが止まりません。いっそ彼女に全てをバラして復讐してやりたいです。
熱心に口説かれて、週1で会っていて、体の関係もあったのに、後から彼女持ちだと発覚するなんて… 相当傷つきましたよね。復讐したいほど怒りが湧くのも当然です。
この彼はハッキリ言って「クズ」だと思うし、彼女のことも相談者さんのことも完全に舐めている。私としてもできることなら懲らしめたいです。
ただ… 彼女に暴露するというのはやめておきませんか?
何の罪もない彼女を巻き込み傷つけてしまったら、相談者さん自身の心も絶対に痛むし、後悔することになるからです。
彼と彼女は何も知らずにうまくやっているなんて。自分だけが騙され、傷つけられるなんて許せないー。相談者さんのやりきれない気持ちは、よくよくわかります。
けれども復讐心を行動に移すと、彼に対する執着もますます強まってしまう。
復讐したところで幸せになれるわけじゃないですよね。一瞬は気が晴れるのかもしれないけれど…。
だとしたらむしろ、執着から生まれるデメリットの方が大きいと思うんです。
「執着を手放す」それが一番の復讐
大丈夫。相談者さん自らが手を汚さなくても、彼にはいずれ必ず勝手に天罰がくだります。
彼はいまだに相談者さんを誘ってくるそうですが、ハッキリと「もう連絡してくるな」と言って断ってください。
彼女の存在がバレたにもかかわらず平然と会おうとするのは「うまく丸め込めるだろう」と甘く見られているからです。そんな男とは一刻も早く縁を切った方がいい。ズルズル会って良いことは一つもありません。
相談者さんの貴重な時間も労力も感情も、これ以上彼に使うのはやめましょう。
執着を手放し、さっさと新しい恋を始めて、幸せな自分を見せつけてやるんです。それが最も建設的だし、一番の復讐ですよ。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。