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【基本】こなれポニーテールのつくり方
きちっと整えすぎない髪のニュアンスと、少しの後れ毛。疲れて見えない・地味見えしないヘアアレンジにはポイントがあります。はじめに、おしゃれな大人ポニーの【基本】として、3つの点をおさらいしましょう。
お手本スタイル
◆脱・だらしない! “こなれポニー”のポイント
1. テール(結び目)の角度
あか抜けて見えるポニーテールは、テールがキリッと起きていることがポイント。ゆるくゴムを巻いてテールが寝ている状態では、お疲れ感が出てしまうので気をつけて!
2. ネイプ(襟足)のテンション
こなれて見せるには毛束を引き出すといいと言われますが、襟足全体がゆるくぽわんとしているのはNG! ネイプを引き締め、ヘルシーな清潔感を演出しましょう。
▼これはNG!
夏のおしゃれがあか抜ける大人の【ひとつ結び】アレンジ〈人気ヘア&メイクが考える夏の洒落ヘア〉
3. 顔周りの後れ毛にニュアンスをつける
顔周りの髪がパサついていると疲れた印象に見えやすいので、指先でワックスを塗布。このひと手間で、後れ毛におしゃれ感が加わる。
ロングヘアの【洒落まとめアレンジ】ポニーテールで顔周りをスッキリと♡
【高めポニー】明るく華やかなヘアアレンジ
結ぶ位置が高すぎると幼く見えがちなポニーテール。大人の女性になじむ『高めポニー』は、耳上ラインよりもやや高め位置が“きれいめ見え”のポイントです。今どきポニーの基本を押さえて、品のあるヘアアレンジを目指しましょう!
◆顔周りがすっきり見えるお洒落まとめ髪
〈やり方〉
ワックスを手のひらに広げてから、耳より高い位置に、ブラシやコームは使わず手ぐしでラフに結ぶ。
顔周りの後れ毛にヘアワックスを塗布し、ニュアンスをつけたら完成!
ロングヘアの【洒落まとめアレンジ】ポニーテールで顔周りをスッキリと♡
◆ざっくりポニーで顔まわりすっきり
〈やり方〉
全体をゆるく外巻きにし、セミマットなヘアワックスを毛先からトップに向かってなじませる。あごと耳上の延長線上より高い位置でひとつに結ぶ。
少量の毛束を結び目に巻きつけ、ピンで固定を。サイドの表面の髪をラフに引き出し、ヘアスプレーで固定して完成!
BIG襟ブラウスには、顔まわりがすっきり見える「ざっくりポニー」が好相性♡
◆抜け感がおしゃれな高めポニー
〈やり方〉
ヘアオイルを2滴ほど手のひらにのばしてから、全体になじませ、髪全体をミックス巻きに。手ぐしでやや高め位置にポニーテールをつくる。結び目は、少量の毛束を巻きつけてピンで固定し隠す。
前髪を残してターバンをつけたら、サイドから細く毛束を引き出し、コテでゆる巻きにして完成!
【低めポニー】落ち着いた印象のヘアアレンジ
結ぶ位置を低くして重心を下げることで、落ち着いた雰囲気を演出できる『低めポニー』。耳の高さよりも低い位置で結びます。低めのポニーテールは、地味見えを回避することが重要。髪の質感アレンジで軽やかさや動きをつくりましょう。
◆お洒落見えするランダムカールのウェーブポニー
〈やり方〉
耳を基点にして髪を上下に2分割し、32mmのコテでまずは上の髪を波状になるように巻いていく。顔まわりは少し強めのカールでニュアンスをつけて、下の毛先は外ハネに。軽めのテクスチャーのオイルを髪全体になじませたら、鼻の延長線上から少しずらした位置で、指でラフに分け目をつくる。
耳とこめかみに髪がかかるようたゆませながら、全体をざっくりと低い位置にまとめる。サイドの髪を薄く引き出しニュアンスをつけたら完成!
休日のひとつ結びも、ランダムカールの“ウェーブポニー”でグッと洒落見え!
◆立体感のあるこなれポニー
〈やり方〉
全体を内巻きワンカールにしてヘアオイルをなじませ、耳前の後れ毛を残して低め位置で結びます。少量の毛束を結び目に巻きつけてゴムを隠して。
耳前の後れ毛に少量のオイルをなじませて完成!
◆時短&簡単な低めポニー
〈やり方〉
ヘアオイルを髪全体になじませ、ゴムでハーフアップにする。その毛束と残りの髪をひとまとめにして、やや低め位置で結ぶ。
手に残ったオイルを前髪や後れ毛になじませ、トップの表面の髪をラフに引き出して立体感をプラス。結び目にヘアカフスをつけて完成!
◆大人カジュアルな低めポニー
〈やり方〉
巻くのは毛先のワンカールだけでOK。5~6プッシュのオイルを2回に分けてなじませ、後頭部の少しくぼんでいるところの上あたりに毛束をまとめる。50cm程度にカットした紐を結び目のゴムに通し、重ならないように巻きつけて片結びに。
トップ・サイドの表面の髪をほぐして手に残ったオイルをなじませ、前髪・サイドの後れ毛を軽く巻いて完成!
ミディアム【大人の低めポニーテール】シンプルカジュアルな紐アレンジ
【アレンジポニー】ひとひねりしたアップスタイル
「もうちょっとアクセントがほしい」という日のポニーテールはこちら! 簡単だけど遊び心がある・ちょっぴり凝った上級者風、そんなひとひねりがおしゃれな『アレンジポニー』を紹介します。
◆手が込んだ風! ゴム1本でできる簡単ポニー
〈やり方〉
耳の高さでハーフアップにする。毛量が少ない人は、細めのゴムで、下ろしている髪の量か少なくなるよう耳下でハーフアップするのがポイント。アイロン不要ですが、巻いてもOKです。
結んでいるゴムを毛先にずらし、真ん中に穴をあけてから、左右をひっくり返します。くるりんぱではないので注意を。
穴の部分に、えり足の髪を下から入れ込んだら完成!
シュシュやヘアクリップ、飾りゴムで結ぶとホールド力がUPし、ゴム隠しにもなります。
すぐ完成! ひと手間かかっているような【上品まとめ髪】アレンジ〈プロ直伝ヘア〉
◆スカーフを使ったアレンジポニー
〈やり方〉
前髪や顔周りのおくれ毛を出して、低い位置でポニーテールを結びます。下で結んだ方が、スカーフがズレにくく安定します。後頭部と耳後ろの髪を引き出し、立体感をプラス。
前髪の根本をおさえるイメージで、折り畳んだスカーフを真ん中にセッティング。そのまま後ろにまわして、ポニーテールの結び目の下でクロスさせてから、ゴムの上でスカーフを結んだら完成!
スカーフアレンジを長さ別に伝授! 簡単にこなれ感UP&お洒落ヘアに〈プロ直伝ヘア〉
◆マジェステを使った〝ねじりニュアンスポニー〟
〈やり方〉
耳の前の髪を分けとります。床と垂直ではなく、生え際と平行のラインを意識すると、分け目が見えなくなり仕上がりがキレイに。髪は巻かずにストレートのままでもOKですが、軽く巻いた方がまとめやすくなります。
サイドの分けとった髪を外巻き(外向け)にねじります。短い髪がある場合、先にねじるとグッド。反対側も同様にねじります。
左右のねじった毛束は、紐を結ぶように後頭部でこま結びにします。このとき、ゴムは使わずそのままで。
ねじった髪と襟足の髪をまとめてゴムで結びます。バランスが取りやすいのは、やや低めのローポニー。後頭部の髪を引き出して、ボリューム感を整えます。
サイドの髪を引き出して抜け感をプラスし、最後にゴム隠してとしてマジェステで留めたら完成!
湿気に負けず、崩れてもかわいい!洒落見え【ひとつ結び】アレンジ〈プロ直伝ヘア〉
◆おしゃれニュアンスが生まれるサイドツイストローポニー
〈やり方〉
耳横くらいの位置から両サイドの毛束を取り、指に巻き付けるように内側に向かって2回ねじる。ねじった両サイドの毛束と一緒に、髪全体を耳たぶくらいの位置でひとつにまとめる。
耳下あたりのサイドの毛を引き出し、ニュアンスをプラスしたら完成!
「サイドツイスト」で、ひとつ結びにおしゃれなニュアンスを。アレンジのHOW TOを紹介
◆ルーズなおだんごポニー
〈やり方〉
髪全体にヘアオイルをなじませたら、もみあげ部分の後れ毛を残し、やや高め位置で“輪っか状のおだんご”をつくります。ロングならではの長い毛束はあえてそのままで。
トップ表面の髪をラフに引き出し、シルエットをバランスよく整えて完成!
◆くるりんぱで作るこなれポニー
〈やり方〉
毛先全体をワンカール・表面の髪をスパイラル巻きにし、ヘアバームを髪全体になじませます。襟足の毛束を少し残し、低め位置で一つに結んで“くるりんぱ”を。残しておいた毛束を結び目に巻きつけて、ゴムを隠します。
トップの表面の髪をラフにくずして丸みをプラス。毛束の1/3くらいの位置をゴムで結んで「くるりんぱ→表面の髪をくずし」、そのステップをもう一度繰り返して完成!
【秋の簡単まとめ髪】ミディアム~ロングのニュアンスポニーテール
◆バレッタを使ったラフな高めポニー
〈やり方〉
髪の中間~毛先をミックス巻きにしてヘアオイルをなじませ、耳上の延長線ぐらいの位置で結びます。
毛束を少量とって結び目に巻きつけ、バレッタで固定を。表面の髪をラフに引き出して完成!
◆セミフォーマルな巻きつけ変形ポニー
〈やり方〉
表面の髪のみを波巻きにしてヘアオイルをなじませ、耳上部の延長線上の高さで結びます。少量の毛束をとって結び目からぐるぐると巻きつけ、巻き終わりの毛先を結ぶ。同様の作業をもう一度繰り返します。
残った毛先、後れ毛を縦巻きに。トップ・ゴムの結び目部分をバランスよくほぐして完成!
最後に
セミロング~ロングヘアにぴったりな、大人向けポニーテールのアレンジ方法を紹介しました。ヘアアレンジが苦手な不器用さんも、いつものポニーテールに飽きた人も、ぜひ“今どきポニー”にトライしてみてください。
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