鬼門の意味は? 現代における鬼門とは?
特定の会社の商談で失敗が続いてしまった時などに「この会社は鬼門だぁぁぁ!」という気持ちになったことはありませんか?
鬼門って一体なんでしょう?
鬼門とは何?
◆鬼門とは鬼が出入りする場所
鬼門とは「1 陰陽道(おんようどう)で、邪悪な鬼が出入りするとして万事に忌み嫌われた艮(うしとら)(北東)の方角。また、その方角にあたる場所。2 行くと悪いことに出あう場所。また、苦手な人物や事柄」のことをいいます。
わたしたちが使う鬼門は「2」の意味のケースが多いのではないかと思います。鬼が出入りする不吉な方角という意味から転じて縁起の悪い場所を指すようになったんですね。
もともとは陰陽道の言葉
鬼門は文字の如く、陰陽道において鬼が出入りする方向(北東)を指していました。また、鬼門と反対の方角(南西)についても裏鬼門と呼ばれ、鬼門ともに不吉な方角とされていました。
鬼門除けとして、江戸城などの都や幕府の中心地から鬼門にあたる方角には大きなお寺が作られたり、建物の北東にあたる塀には角をつくらないよう形状を工夫することもあったようです。
現代においても鬼門を気にする場面が!
現代においては、鬼が出入りしている様を信じる気持ちは少なくとも、不吉な方角と言われているのならば、可能な範囲で避けたいということで、家を建てる際などにおいて、鬼門を考慮することがあります。
例えば、玄関や浴室やお手洗いなどの水回りが鬼門の方角にない方が良いとされています。北東は日当たりが良くないことが多く、昔は北東に水回りを配することで湿度などにより不衛生になりやすく、健康に害を及ぼすこともあったという経験則から鬼門の信憑性が増していたのかもしれませんね。
現代においては住環境も整っており、鬼門に玄関や水回りが配されていたとしても、きれいに掃除をし、湿気を溜めず、明るくしておくことなどで邪気を払うことはでき、心配しなくても良いと考えられています。
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いかがでしたか? 正徳の治や西洋紀聞で知られる新井白石が鬼門の研究書として鬼門説を残しています。その中でも鬼門をあまり気にしすぎないように説いており、振り回されすぎずに、でもせっかくなら気持ちよく過ごせるようにしたいですね。
言葉の意味/デジタル大辞泉
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!