【目次】
・「無償の愛」の意味とは?
・「無償の愛」ってあると思う?
・「無償の愛」を与えられていると感じる瞬間
・「無償の愛」があれば、どんなことがしてもらえるの?
・「無償の愛」を感じる映画
・「無償の愛」が欲しい時は?
・最後に
「無償の愛」と聞いて、真っ先に想像するのは、親子間の愛でしょうか。恋人同士でも「無償の愛」を注ぎ合えたら、こんなに素晴らしいことはありませんね。「無償の愛」を与え合えるにはどうすればいいのでしょうか。
「無償の愛」の意味とは?
「無償の愛」の「無償」とは、「対価を支払わない」ということですね。つまり、「無償の愛」とは、見返りを求めない愛のことです。
「無償の愛」ってあると思う?
あるアンケートで、「無償の愛」はあると信じるかどうかを尋ねたところ、7割の人が「信じられる」と答えました。
その理由の多くは、「無償の愛」を与えられた経験があるから、というもの。自分が子どもだった時に親から愛された経験がある人、あるいは、恋人にとことん尽くされた経験がある人などが多くありました。
「無償の愛」を与えられていると感じる瞬間
あなたはどんな時に「無償の愛」を感じますか? 皆さんのお話を聞いてみましょう。
1:やさしく看病してもらった時
体調を崩してしまい、親身になって看病してもらった時に、「無償の愛」を感じたという声がありました。「相手も仕事で疲れていたのに、食べるものの支度をしてくれたり、欲しいものを聞いてくれたり…。本当に癒されました」。自身のことを置いて、相手を優先する姿に「無償の愛」を感じるのですね。
2:尽くし続けてもらった時
「恋人が何の見返りも求めずに尽くしてくれた時」に、「無償の愛」を感じたという人も。交際期間が長くなればなるほど、変わらない真心に感動しますね。
3:常に感じている
「夫には常に」という人もあります。常に大事にされている、一緒にいない時にも気にかけていてくれる…。そんなブレないやさしさに「無償の愛」を感じるのでしょう。
4:子どもの世話をしている時
「夫が子どもと笑顔で遊んでいる」様子に、「無償の愛」を感じるという声は多く聞かれました。親子の間にある愛情には見返りなど必要ありません。ただただ、その子の幸せだけを願う愛は、「無償の愛」だといえますね。
5:親に援助してもらった時
大人になってから親に助けてもらった経験のある人は、その時に「無償の愛」を改めて感じたといいます。「金銭的な負担を引き受けてくれた」「自分のわがままを聞いてくれた」など、自身の幸福のために親が犠牲を厭わず受け入れてくれた時、「無償の愛」を感じるのです。
「無償の愛」があれば、どんなことがしてもらえるの?
「無償の愛」、憧れますね。では、「無償の愛」とは具体的にどんな行動に現れるのでしょうか。
1:見返りなく、幸せを願ってもらえる
これこそが「無償の愛」です。あなたがお返しをしなくても、ありのままのあなたを愛してくれるのです。そして、あなたの幸せを心から願ってくれるのです。
2:常に味方でいてくれる
たとえ、あなたの周りのすべての人が敵に見えたとしても、その人だけは味方でいてくれる。そんな人が「無償の愛」を注いでくれる人です。ひとりでも、絶対的な味方がいてくれると、本当に心強いですよね。
3:自分のために動いてくれる
損得勘定を抜きにして、献身的に動いてくれます。たとえ、あなたの愛が自分には向けられなかったとしても、あなたが幸せになれるような行動を取る。そんな人が「無償の愛」を注いでくれる人です。
4:常に最優先してくれる
どんなに忙しくても、どんなに疲れていても、あなたからの「助けて」の言葉があれば、いつだって最優先して駆けつけてくれます。自分のことよりも、あなたを優先してくれるのです。
5:ときには厳しい指摘もしてくれる
「無償の愛」を注いでくれる人は、単なる献身的な人ではありません。あなたの幸せを心から望んでいます。ですから、あなたが間違った方向に進みそうだと感じたら、たとえ、あなたから嫌な顔をさせたとしても、適切な忠告をしてくれます。誰しも、人に注意をするのは気が引けます。そのエネルギーをあえてあなたに注いでくれること。その背景には「無償の愛」があるのです。
「無償の愛」を感じる映画
「無償の愛」がどんなものか知りたいと思ったら映画を観ましょう。そこには大きなヒントが隠れています。
パートナーとの愛が知りたければ、『ゴースト』がおすすめ。死がふたりを分かち、姿を見ることも抱き合うこともできなくなってしまった…。それでも、ふたりの間には「愛」があるのです。
福山雅治さんが主役を演じた、『そして父になる』も観てみてください。血縁と親子関係の狭間で揺れる人の気持ちの中に、「無償の愛」を感じることができます。
「無償の愛」が欲しい時は?
「無償の愛」が欲しいと思った時、どのように行動すればいいのでしょうか。答えは簡単です。あなた自身が「無償の愛」を与える側になればいいのです。
答えは簡単ですが、実践するのは難しいですね。見返りを求めず、相手の幸せを心から願い、献身的に尽くす…。これができれば、自然と愛は返ってきます。
そもそも、愛とは一方通行ではないのです。愛する人から愛されてこそ、真実の愛になります。片側からだけ「無償の愛」が注がれることはありません。「無償の愛」が得たい時、あなた自身が与える側になるように努力しましょう。
その上で、あなた自身の魅力を高めるために意識しておきたいのは、次の3つです。
1:素直で明るく
明るく素直で前向きな人は、愛されやすいといえます。ですから、日頃から物事をポジティブにとらえるよう心がけて。性格は一朝一夕に変えられるものではないですが、常に心掛けていることで、自然とそのようになっていくのです。
何もない時は、常に口角をあげてにっこりと。その笑顔に多くの人が引き寄せられるはずですよ。
2:周囲の人を大切に
「無償の愛」が欲しいからといって、その対象となる人にだけ親切にしていたのでは、周囲の人から「あの人って、相手によって態度が全然違うよね」と思われます。恋人だけでなく、友人や同僚、家族も大切に。人を大切に思う心がある人に、人は惹かれていくものです。
3:自分のことも大切に
「無償の愛」が欲しいから「無償の愛」を注ごう! と頑張るのはいいのですが、自分自身のことをおざなりにしているようでは、相手を困惑させてしまいます。「無償の愛」を注ぐ前に、あなた自身が充実した日々を送りましょう。自分を愛せない人が、他人を愛するのは難しいのではないでしょうか。
最後に
「無償の愛」を注いで欲しいと思うのは当然の感情だと思いますが、それを意識しないことが、「無償の愛」が得られる第一歩のように感じます。自分で自分を愛し、自分の周りの全ての人の幸せを心から願えた時、あなたにも「無償の愛」が注がれるような気がしてなりません。
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