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2021.05.31

できる社会人なら知っておこう!「師事」の正しい意味や類語から、その使い方・例文をご紹介

「師事」という言葉をビジネスシーンで聞いたことはありますか? 主に目上の方、尊敬する方を指して、「師事する」と動詞化して使われることもあります。しかし、誤用してしまう人も少なくありません。本記事では、「師事」の正しい意味や使い方について解説します。

【目次】
「師事」の読み方や意味とは?
「師事」の使い方を例文でチェック
「師事」の類語にはどのようなものがある?
最後に

ビジネスでは、日常会話では使わないような言葉が必要になることがよくあります。いざというときに言葉がわからないと、仕事がスムーズにいかなかったり、最悪評価が落ちることにも繋がったりすることも…。

今回、ご紹介する「師事」は、社会人なら知っておきたい言葉のひとつです。知っている、もしくは実際に使ったことがある人もいるかもしれませんね。

ただ、この「師事」は正しく意味を理解していないと誤った使い方をしてしまうことがあります。今回は、そんな「師事」の正しい意味や類語、使い方についてご紹介です。

「師事」の読み方や意味とは?

(c)Shutterstock.com

初めに、「師事」の読み方や意味についてチェックしていきましょう。

「師事」の読み方

「師事」の読み方は、「しじ」です。「師」も「事」もどちらも音読みが使われていますよ。

「師事」の意味

「師事」の意味は、「師匠として尊敬し、直接教えを受けること」。「師事する」のように、動詞として使うことが一般的です。「師事」に使われている、それぞれの漢字の意味を確認してみましょう。

「師事」の「師」には、「手本になる人」や「教えを導く人」という意味があります。そして「事」には、「ことがら」という意味の他に、実は、「仕える」という意味があるのです。この二つが組み合わさることで、「手本になる人の弟子となって、教えを受ける」という意味になりました。

つまり、「師事」は「師匠と弟子の関係」があるときに使うことができる言葉です。師匠側の人が相手を弟子として認識している場合や、入門の手続等をしている状態のときに使われますよ。

「師事」の使い方を例文でチェック

(c)Shutterstock.com

続けてご紹介をするのは、「師事」の使い方です。使い方を覚えておくことで、誤用を防ぐことができますよ。

1:「憧れの先生は弟子をとらない主義の人だったけど、毎日のように頼み込むことで師事することができた」

「師事」は、学問や芸術など、様々な分野に対して使うことができます。ただし、どんな対象であっても使えるというわけではありません。

「師事」は専門家や一流の人など、「その道に秀でた人」に対して使われます。「教えを乞う」のように、どんな相手であっても使えるわけではないので注意しましょう。

2:「今テレビに映っている人は、僕の先生が師事された人らしい」

「師事」の中でも、特に使い方に注意が必要なのが、この「師事される」「師事された」です。「○○された」という表現をすると、受け身の表現に感じる人もいるかもしれませんね。ただ、「師事された」の場合は受け身としてあまり使われません。

「師事された」は、基本的に尊敬表現として使われます。今回の場合だと、「僕の先生」に対する尊敬語となりますよ。

3:「先生との出会いは大学生の頃だから、師事歴は10年以上にもなるなぁ」

画家などの芸術関連の仕事では、履歴書の経歴などに、教えを受けた人の名前を記載します。そういったひとりの人に対して、「師事した経歴」のことを「師事歴」と表現することができますよ。

「師事」の類語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

最後に、「師事」の類語についてご紹介です。手本として尊敬している人との関係性によっては、「師事」よりも適切な言葉があることも。類語を覚えて、より適切な言葉を使い分けられるようにしておくのがオススメですよ。

1:門下

「門下」は、「もんか」と読みます。「門の下」という意味があることから、「師の門に入る」、つまり、「師と慕う人の元で教えを受けること」という意味があります。「門下に入る」という使い方をすることが多いですよ。

2:薫陶を受ける

「薫陶」の読み方は「くんとう」。「薫陶」の意味は、「自分の徳で他人を感化し、育てること」「優れた人格によって、教えること」です。そこから、「薫陶を受ける」という表現には、「優れた人の偉大さに感化されて、自分自身が成長する・磨かれる」という意味があります。

「師事」は、直接的な師弟関係がある場合に使われる言葉ですが、「薫陶を受ける」は、実際の師弟関係がなくても使うことができる表現です。さらには、直接交流をしたことがない相手にも使うことができますよ。

3:私淑

「私淑」は、「ししゅく」と読みます。「私淑」の意味は、「ひそかに特定の人を師として尊敬し、その人を模範として学ぶこと」です。「私」には「秘密」、「淑」には「慕う」という意味があります。中国の儒学者「孟子」の言葉から生まれました。

「ひそかに」という意味がある通り、「直接的な師弟関係がなく、実際に会ったこともない人」を師と仰ぐときに使うことができますよ。「心の中で師として尊敬する人」に対しても使うことが可能です。

最後に

(c)Shutterstock.com

「師事」についてのご紹介でした。いかがだったでしょうか? 「師事」は、「師として尊敬し、教えを受けること」という意味を持つ言葉です。一般的には「師事をする」という表現で使われますよ。

「師事」は、実際に師弟関係がある場合に対して使うことのできる言葉です。師との関係性によっては、「薫陶を受ける」や「私淑」といった表現を使うほうが適切なことも。

それぞれの意味をしっかり覚えて、状況によって、よりふさわしい言葉を使えるようにしておけば、周りから良い印象を持たれるかもしれませんよ。ぜひ、「師事」の正しい意味や使い方をマスターして活用してみてくださいね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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