【目次】
・「取り柄」の意味・類語・使い方とは?
・「取り柄」がないと思っている人の特徴とは? 心理や原因
・「取り柄」を発見する方法
・「取り柄」がない人もある人も転職活動で活かすには?
・最後に
「取り柄」の意味・類語・使い方とは?
「取り柄」はよく聞く言葉ですが、その意味を正しく説明できますか? ここでは、意味だけではなく、類語や例文についてもご紹介します!
「取り柄」の意味
「取り柄」について『精選版 日本国語大辞典』には、「とりあえず用いるべきところ」「格別によい点」と書いてあります。
つまり「取り柄」は、その人がもつ能力の中でも特に優れている点を指し、誰もが何かしらの「取り柄」を持っているということです。他の人と比較して優れた点と勘違いされることが多いので、注意しましょう。
「取り柄」の類語
「取り柄」の類語として代表的な「長所」や「強み」などは、転職活動などでよく見聞きするのではないでしょうか? 他にも、「美点」「良さ」「見どころ」「メリット」などが挙げられます。全て「優れている点」という意味ですが、相手に与える言葉の印象を考えながら使い分けられると良いでしょう。
「取り柄」の使い方を例文でチェック
「取り柄」がよく使われるシーンとして、謙遜する場面が挙げられるでしょう。例えば、「○○さんは、いつも明るいですね」と褒められたとします。その際、「元気だけが取り柄なんです」と返すことで、相手の褒め言葉を受け取りつつ、謙虚な印象を与えることができますね。
「取り柄」がないと思っている人の特徴とは? 心理や原因
「取り柄」がないと思っていることは悪いことではありません! なぜなら、「取り柄」がないと思っている人は、「取り柄」がないのではなく、自分の中の良い点に気付けていないだけなのです。ここでは、「取り柄」がないと思っている原因についてご紹介します。
1:人のよい部分と比べる
「○○さんのようなコミュ力はないし、□□さんのように効率的でもないし…」というように、人の良い部分と比べて劣等感を抱いてしまう傾向が見られます。
「取り柄」は、その人の中での優れた点ですので、他の人と比べる必要は全くありません。他の人の優れている点が自分に不足していても、落ち込み過ぎないようにしましょう。
2:不足している部分に目を向ける
「取り柄」がないと思っている人で多いのが、自分の不足している部分ばかりに目を向け、良い点に気付けていないことです。上昇志向が高いのは良いことですが、あれもこれも不足していると思うと、気分が落ち込んでしまいますよね?
実は、欠点が捉え方によっては「取り柄」になることもあります! 例えば、他の人に流されやすい点は、素直で柔軟性があると捉えられませんか? このように、少し考え方を変えてみると、自分の良い点に気付けるかもしれません。
3:完璧を追い求めてしまう
完璧主義の人は、「取り柄」がないと思ってしまうことが多いもの。自分に求める理想が高く、それを満たさなければ、できていることでも「取り柄」ではないと否定してしまいます。
「取り柄」は高いハードルを設定しなくても良いものです。自分自身の良い点は「取り柄」として認めてあげ、その上でもっと完璧を目指して、伸ばすことができれば良いのではないでしょうか?
「取り柄」を発見する方法
自分の「取り柄」は何か、やっぱり分からないという方もいらっしゃるでしょう。ここでは、「取り柄」を発見する方法についてご紹介しますので、これを参考に、ぜひ、「取り柄」を探してみてください!
1:好きなことや頑張っていることを探す
好きなことや頑張っていることは、あなたの「取り柄」です。「漫画が好き」とか「自炊を頑張っている」など、些細なことで構いません。もしそれが見つからなければ、今までお金や時間をかけてきたことから探してもよいでしょう。
また、好きなことが「取り柄」を見つけるヒントにもなります。例えば、漫画が好きなら、漫画を読み続ける集中力がある、キャラクターに感情移入できる共感力があるといった「取り柄」が見つかるかもしれません。
2:褒められたことを洗い出す
あなたは今までどんなことで褒められてきましたか? 人から褒められる部分は間違いなくあなたの優れている部分であり、「取り柄」といえます。特に、色々な人から何度も言われていることに関しては、自信を持ってよいでしょう。
3:周囲の人に聞いてみる
あなたが普段、当たり前に行っていることは、「取り柄」として認識しにくいです。そこで有効なのが、周囲の人に自分の「取り柄」を聞くこと! 人に聞くことで、意外な「取り柄」を見つけることができますよ。
「取り柄」がない人もある人も転職活動で活かすには?
転職活動では、企業にとって魅力的な人材であると伝えることが重要です。つまり、「取り柄」があってもなくても、企業にとって魅力的な部分をアピールできればよいのです。ここでは、「取り柄」がない人、ある人それぞれの転職活動をする方法についてご紹介します。
「取り柄」がない人の転職活動のやり方
「取り柄」がないと思っている人は、まず転職後の仕事で、なにが求められているか考えるとよいでしょう。例えば、仕事内容に変化の少ない職種を希望するなら、継続力や集中力を強みとしてアピールすることで、採用に一歩近づくのではないでしょうか?
「取り柄」がある人が転職活動で活かす方法
「取り柄」がある人は、その「取り柄」を活かせる企業や職種を探しましょう。資格を持っているのであれば、それを活かせる仕事があるはずです。また、明るい性格が「取り柄」なら、人と接する仕事で活躍できることが予想できます。
自分の「取り柄」だと自信を持てることが活かせる仕事を見つけることで、選考過程でも効果的にアピールできるでしょう。
最後に
ご自身の「取り柄」は見つかりましたか? 「取り柄」を見つけることで、自分に自信を持つことができますよね! しかし、「取り柄」を見つけてそのままではもったいないです。もっとデキる大人を目指して、「取り柄」を仕事やプライベートで活かして磨いていきましょう。
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