紫外線は南の地域ほど強い
晴れると日差しがじりじり… 紫外線が気になる季節になってきました。この春進学や就職などに伴い南の地域へ引っ越した方は特に注意が必要です。
各地の紫外線の強さを見てみると…
▲地域ごとの紫外線の強さ・気象庁ホームページより
4月の那覇の紫外線は、すでに東京の真夏並み!
また東京の4月の紫外線は、札幌の5~6月並みで、1~2ヶ月先の紫外線を浴びることになります。
▲環境省「紫外線環境保健マニュアル」より
UVインデックスが3以上になると、日中はできるだけ日陰を利用し、さらに日焼け止めや帽子、できるだけ長袖を利用することが推奨されています。
4月は各地で本格的な紫外線対策が必要ですが、南の地域へ行くほど日差しは強烈に感じられそうです。
そんな紫外線対策ですが、晴れる日だけで十分だと思っていませんか!?
くもり空でも紫外線は届いている!
▲天気ごとの紫外線の強さ(縦線はばらつきの範囲)気象庁ホームページより
天気別の紫外線量を表したグラフがこちら。
快晴時の紫外線の強さを100とすると、薄曇りの日でもなんと約80~90%の紫外線が! さらにくもりの日でも約60%の紫外線が届くというのですから、おそろしいです。
友人に笑われたこともありますが、私は天気に関わらず日焼け止め対策をするようにしています。
うっかり日焼けをすることが多いのが油断しがちな春。
少しの紫外線でも油断しないようにお気をつけ下さいね!
TOP画像/(c)Shutterstock.com

気象予報士 太田絢子
気象予報士、防災士。中学生のころから気象に興味をもち、大学在学中に気象予報士試験に合格。卒業後は損害保険会社に就職し、交通事故や自然災害に遭った人へのサービス業務に従事。自然災害が多発するなかで、犠牲者をゼロにしたいと思うようになり、気象キャスターへ転身。現在は地元名古屋のCBCテレビ「チャント!」などに出演中。趣味はモーニング巡り、季節の箸置き集め。