【目次】
・「惚気話」(のろけばなし)の意味と内容
・「惚気話」は聞きたい人とうざいと思う人に分かれる?
・好きな人との「惚気話」をする人の心理
・「惚気話」を聞きたくない時の対処法とは?
・最後に
友達と恋バナをしていると、必ずと言ってもいいほど出てくるのが「惚気話」。中には恋人ができるとすぐに「惚気話」をしてくる人もいますよね。
友達が恋人と幸せに過ごしている話を聞くと、自分も幸せな気持ちになったり「うらやましい!」と思う人もいれば、「惚気話」は面倒で聞きたくない… という人も。
今回は「惚気話」をする人・される人の心理や、「惚気話」を聞きたくないときの対処法について、ご紹介したいと思います。
「惚気話」(のろけばなし)の意味と内容
まず始めに、「惚気話」の意味と、「惚気話」とはどんな内容の話を指すのかについて、ご紹介です。
「惚気話」の意味
「惚気話」とは、「惚気る(のろける)」と「話」が組み合わさってできた言葉。この「惚気る」という言葉には、「配偶者や恋人との仲を人前で自慢気に話すこと」という意味があります。
つまり「惚気話」には、「好きな人との仲の自慢話」という意味があると捉えることができますね。
「惚気話」の内容
前提として「惚気話」というのは、「恋愛の上での自慢話」のことを指しています。つまり、「恋人とこんなことがあった、こんなところでデートした」という話の場合は「惚気話」とは言いません。
この彼とのエピソードを話す中で、「私の恋人はこんなことをしてくれる」「かわいいと言ってくれて嬉しかった」というような「自分の感情」が入ると「惚気話」と言えますよ。
「惚気話」には、様々なものがあります。例えば、「恋人が好きすぎて緊張しちゃってうまく話せない」、というキュンとするような相談事や、感動話、さらには「風邪で弱っているときに、心配してずっとそばにいてくれた」など、聞いている側が憧れるようなものまでありますよ。
「惚気話」は聞きたい人とうざいと思う人に分かれる?
あなたは、友達の「惚気話」を聞いているとどんな気持ちになりますか? 実は、「惚気話」は「もっと聞きたい!」と思う人と、「うざいからやめてほしい」と思う人に分かれます。
「うざい」「面倒くさい」と感じる人と、「もっと聞きたい」と感じる人の心理は、一体どう異なるのでしょうか?
「惚気話」をされるとうざいと感じる心理
「惚気話」をうざいと感じる要因として大きいのは、「何度も同じ話をされてるから」「他人の恋愛話に興味がないから」。
「惚気話」というのは、必ず「やっぱり恋人のことが大好き!」という結論に行きつきます。話によってシチュエーションは変わるものの、結論が同じなので、「何度も同じ話を聞かされて面倒」という気持ちに。
特に、その恋人が会ったことのない人だと、より「どうでもいい」「面倒くさい」という心理が働くのです。
また、「興味ないから聞きたくない」と思っていても、「惚気話」は明るい話題のため、「否定するわけにもいかないし、対応や反応に困る」という理由で聞きたくないという人もいますよ。
「惚気話」を聞くのが好きな心理
「惚気話」が好きな人の中には、純粋に「恋愛トークが好きだから」という人もいます。
人の話を聞くときは、暗くて自分の好きじゃない話題よりも、明るくて自分の好きな話題のほうが楽しい時間を過ごせますよね。つまり、「恋愛トーク」自体が好きな人は、恋愛トークのひとつである「他人の惚気話」であっても聞いているだけで幸せになれるのです。
また、特に大切な友達に恋人ができた場合、「本当に幸せなのか」「ちゃんと大切にされているのか」と心配になる人もいます。そんな人は、「相手がどんな人か」「ちゃんと友達が幸せになれるような相手なのか」を自然と聞き出すために、「惚気話」を聞きたいという心理が働くこともありますよ。
好きな人との「惚気話」をする人の心理
続いては、「惚気話」をよくする人の心理についてご紹介です。「惚気話」をする人は、一体どんな心理から「惚気話」をしたがるのでしょうか?
1:恋人への感情を自分の中だけにおさめきれない
恋人と付き合っている期間が長い人よりも、恋人と付き合いたての人の方が、「惚気話」をすることが多いです。付き合いたてのカップルには、「初めてデートに行けた!」や「初めてキスをしちゃった!」など、「好き」という感情が盛り上がるような出来事がたくさんあります。
そういった「好き」という感情や、ドキドキした体験を自分の中だけでおさめきれない人が、つい「惚気話」をしてしまうのです。
2:周りに「幸せアピール」がしたい
「惚気話」をする人の中には、純粋に「自己顕示欲」から自慢話のひとつとして「惚気話」をする人もいます。あなたの周りにも、恋人ができるとすぐ「恋人からもらったプレゼント」や「恋人とデートに行った報告」などをSNSに公開する人はいませんか?
そういった人の中には、「自分がどれだけ恋人から愛されているか」「他の人よりどんなに幸せか」を知らしめたくて「惚気話」をしている人もいます。
こういったアピールをする人がいるからこそ、「惚気話」はうざくて聞きたくない、という心理が働くのかもしれませんね。
3:実は無意識の場合も?
1つ目でご紹介したように、「惚気話」というのは、特に付き合いたての人がすることが多いです。「好き」という感情が溢れて「惚気話」をすることはもちろん、「無意識に惚気話をしている」ということもあります。
付き合いたての幸せな時期は特に、「いつも恋人のことを考えている」という人も少なくありません。そういった人は意識しなくても恋人のことを考えているため、自然と口から「惚気話」が出るのです。
周りが「惚気話」ばかりでうざいな… と思っていても、本人は無意識に話しているため、気づいていないこともしばしばありますよ。
「惚気話」を聞きたくない時の対処法とは?
「惚気話」をする側の心理についてもご紹介しました。「惚気話」をする本人は幸せな気持ちでしていても、聞いている方はそうとは限りませんよね。
最後に、「惚気話」を聞きたくないときにはどのような対処をすればいいのか、ご紹介です。
1:適当に相槌を打って聞き流す
「惚気話」を聞きたくないときの対処として、一番のポイントは、「話に乗らないこと」です。本人はそのつもりがなくても、しっかり相槌や反応を見せていると、「もっと話しても大丈夫」だと思われてしまいます。
そんな相手には、「そうなんだ」と適当に相槌を打って聞き流すのが得策です。「惚気話」をする人はしっかりと話を聞いてもらいたいため、「軽く聞いているんだな」と思われるような反応をすることがオススメですよ。
2:理由をつけて話を切る
最近では、LINEなどのチャットや通話中に「惚気話」をしてくる人もいます。そこで延々と話を聞いてしまうと「今時間があるんだな」と思われて、「惚気話」がずっと続いてしまうことも…。
興味がないと言い出しづらいときには、「忙しいからまた今度ね」のように、何か理由をつけて話を終わらせましょう。いつでも「惚気話」を聞いてくれるわけじゃないんだな、と相手に思わせることで、以降も「惚気話」をしてくる回数が減りますよ。
3:別の話題に切り替える
対面で話しているときなど、どうしても話を切れない場合もありますよね。そんな時は、別の話題に切り替えることも得策です。
最初は「惚気話」を聞いてあげて、会話が切れたタイミングで「そういえば今度遊びに行くときなんだけど…」や「その○○かわいいけど、どこで買ったの?」のように、話を切り替えましょう。
最後に
「恋人との自慢話」のことを意味する「惚気話」。「惚気話」というのは、する側は「じっくり聞いてほしい」「うらやましいと思ってほしい」という心理がありますが、聞いている側は「つまらない」「面倒だな」と思うこともありますよね。
「惚気話」をする人は悪気があるわけではありません。「うざい」と思っても、相手への配慮を忘れずに対処することが大切ですよ。
TOP画像/(c)Shutterstock.com