国際結婚した日本人67人に調査! 国際結婚の本当のところ
3月14日は「ホワイトデー」でした。この日をカップルで過ごした人も多かったと思いますが、実は3月14日が「国際結婚の日」でもあったことを知っている人は少ないのではないでしょうか。1873年(明治6年)のこの日に、日本で初めて外国人との結婚が公式に認可されたのを記念して定められた日だそうです。
「国際結婚の日」を機会に、ネクストレベルが運営する縁結び大学では、国際結婚をした日本人67人にアンケートを行いました。
国際結婚した相手と出会ったきっかけや国際結婚でよかったこと、思わぬデメリットなど、国際結婚の“本当のところ”を明らかにします。
相手と出会ったきっかけは?
外国籍のパートナーとはどこで知り合えるか、国際結婚に憧れがある人には気になるところですよね。回答者では「オンライン(SNS・掲示板・チャットルーム・ゲームなど)」と「職場・アルバイト先」がそれぞれ17.9%と最も多い結果になりました。
また「マッチングアプリ」が10.4%で、最近の世情傾向が色濃く表れています。「旅先」(9%)や「偶然の出会い」(7.5%)といった偶発的な出会いで結婚相手に出会ったという人も一定数いるようです。
相手と出会った場所は?
国際結婚というと海外で出会ったイメージがありますが、実際には43.3%の人が日本国内で出会っていました。先の質問で出てきますが、回答者の居住地は日本と国外で約50%ずつです。このことから、日本に住んでいても国際結婚に至る可能性があることが分かりますね。
日本でも相手が住んでいた国でもない外国で出会った人は、留学や海外勤務などがきっかけのようです。
相手との習慣の違いに驚いた経験
別々に生きてきたふたりが一緒に生活し始めると、少なからず驚くことはありますよね。それが国際結婚で文化や習慣が違うと、なおさらびっくりすることもあるようです。「結婚してみて相手との違いに驚いた経験」について、教えてもらいました。
・パートナーの両親が自分を本当の娘のように可愛がってくれます。義理の母というよりも、養母のような感覚で、自分も気を使うことなく良くも悪くも遠慮のない距離感で過ごしています。(香港在住/29歳女性)
・「相手の気持ちを察する」という風習がフランスにはないので、夫には一から全て説明しないといけません。「なぜもっと早く僕に言ってくれなかったんだ」と逆に言われてしまうので、どんどん夫に伝えるようにしています。(東京都/29歳女性)
・とにかく女性に優しい。家事は女性の仕事という考え方は無いようで、家事は平等に分担するところも驚きました。特に私が育った家庭では父は全く家事をしない人だったのでギャップが大きかったです。(カナダ・バンクーバー在住/27歳女性)
・衛生観念の違い。手洗い、うがいはしつこく注意しないとしてくれなかった。また、屋外や土足の屋内の床に置いたバッグを、平気でベッドの上に置いたりする。洗濯物を干していて雨が降っても、雨が止んで晴れたら乾くし雨は水なんだから大丈夫という考え。(フランス在住/37歳女性)
・私が風邪をひいたとき寝込んでいたら、彼が作ってくれたご飯がコッテコテの味の濃いトマトスープ。これが文化の違いか… と衝撃的でした。元気になった後、「次からはおかゆが欲しいです」と伝えました。彼が寝込んだ時は、私がトマトスープを作っています。(イギリス・ケント在住/32歳女性)
驚いたことのコメントでは「食生活に関すること」「家族の付き合い方に関すること」が多くありました。
ただ、「宗教上の問題、文化の違いなどのような大きな相違を感じたことは一度もありません。日本人同士の結婚でもお互いに価値観の相違などがあると思いますが、それと同じ程度です。(カナダ・バンクーバー在住/35歳女性)」という意見もあり、必ずしも“国際結婚だったから”という訳でもなさそうです。
いかがでしたか? 外国人の方と結婚することに憧れをもつ方には参考になるアンケート結果だったのではないでしょうか。外国人との結婚生活には、文化の違いから戸惑うこともあれば、日本人同士でもありえる価値観の違いによる問題もあるようですね。
もっと詳しい調査結果を知りたい方はこちら
国際結婚の相手と出会った場所やきっかけとは? 経験者67人にアンケート調査
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【調査概要】
調査方法:インターネットアンケート
アンケート母数:計67名
実施時期:2021年02月17日~2021年03月03日
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