ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#36>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『まさか色恋営業…? ジムのインストラクターを好きになりました<働く女性のお悩み相談室#35>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
夫が突然「カフェを開きたい」と言い出した
お悩み:商社マンの夫が急に「カフェを開きたい」と言い出しました。すぐに会社を辞めてという話ではないようですが、無計画すぎて心配になります。飲食店がどれだけ大変か… 私としてはずっと商社にいて欲しいです。どう説得すれば良いでしょうか。
突然の話に、相談者さんが驚くのは無理もありません。ただ頭ごなしに「無計画」と決めつけるのはどうでしょうか。
相談者さんにとっては急でも、もしかしたらご主人にとっては長年の夢であり、時間をかけて温めてきたプランがあるかもしれませんよね。
一度真剣に、彼から計画をプレゼンしてもらってはどうでしょうか。判断はそれからでも遅くないのでは。
相談者さんも驚くほど完璧なプランを持っていて「これなら!」と賛成できる可能性もありえますし、すぐには同意できない内容であっても実現に向けて一緒に頑張ろうと思えるかもしれない。
突っ込みどころ満載のプランであったとしても、真剣に話を聞いてあげて何がどうダメなのかをしっかり話し合うことができれば、ご主人も納得の上で諦めるかもしれません。
夫婦にもお互いの人生がある
ところで… 相談者さんはご主人に「ずっと商社にいて欲しい」とおっしゃっていますが、この発言が少し気になりました。
いくら妻であっても夫の人生をコントロールしようとするのはどうでしょうか。
逆の立場で考えてみると、その傲慢さがよくわかると思います。
「妻には働いて欲しくないから専業主婦でいろ」とか「仕事するならパート程度にしろ」とか「家でできる仕事ならしてもいい」とか指示されるのと同じことですよね。そんなふうに言われたら不愉快じゃないですか?
もちろん生計をともにする夫婦なので相談と歩み寄りは必要です。
ただ前提として、相手の好きなことややりたい仕事を応援する姿勢が大事。そうでないと結婚生活がお互いどんどん窮屈なものになっていってしまいます。
パートナーは幸せの道具じゃありません。
お互いの幸せを望むなら、たとえ夫婦であってもそれぞれの人生を尊重することを忘れちゃいけないと思います。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。