SEXでオーガズムを得るために大切なこと
前回、“不感症の原因と解消方法”について、銀座の「なおえビューティークリニック」喜田直江先生に話を伺いました。
前回記事はこちら▶︎不感症の原因はアレが覆われているから!? 手術の危険性は? すぐできる膣トレも【医師監修】
今回はSEXでオーガズムを得るために大切なことについて。
腟内の刺激でオーガズムを得られるようになるためには?
クリトリスは膣の内部にも繋がっており、気持ちいいポイントをパートナーに伝えてあげることが大切とのことです。
※クリトリス(陰核)とは、男性で例えると亀頭にあたる箇所で、感覚を高める神経が集まっている部位。そのクリトリスを守るように覆っているのが包皮。
クリトリスは、外部に出ている部分だけと思われがちなのですが、外に出ているのは全体のごく一部で、膣の内部にも繋がっているんだとか。
なので、腟内でオーガズムを感じられる方も、クリトリスの一部を刺激されていることと同じで、外も中も同じ器官といいます。
外部のクリトリスの場合は、場所もわかりやすく、刺激を感じやすい分、オーガズムに達しやすいそうですが、腟内の場合は、外に比べて時間がかかり5分10分でオーガズムに達することは難しいとのこと。
さらに、男性の多くがアダルトビデオのSEXをお手本とし、女性がすぐにオーガズムに達せるものだと勘違いしてしまい、前戯を短時間で済ませてしまうことにも問題があるようです。女性の身体はそんなに単純にはできていないので、しっかりと刺激をしてから挿入しないと、オーガズムに達することは難しいと教えてくれました。
そういう意味では、自分の指や挿入アイテム等を活用しながら、オーガズムを感じられる気持ちいいポイントを自分の中で知っておき、パートナーに伝えることが大切。
言いづらいと思いますが、SEXをすべて男性任せにせず自分からも伝えていくことが大切ということですね。
良いSEXのためには何が重要?
SEXに集中できるような環境を自らつくってみることが大事なのだそう。なんでも、相談に来られる女性のお話を伺っていると、SEXに集中できていない方が多いように感じる。仕事や家事など、SEX以外のことをたくさん考えてしまう方もいるそうで、そういった集中することが難しい状況が問題になっているようです。
例えば、少しだけお酒を飲み、ボーっとした状態でしてみるなど、余計なことを考えず、SEXに集中できるような環境を自らつくってみるのも良いかもしれませんね。
情報提供/iroha
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喜田 直江先生
平成13年:京都府立医科大学卒業後、産婦人科医として多数の分娩・手術症例を経験。
平成15年:形成外科医として、形成外科の基本から縫合の技術まで幅広く習得。
平成18年:大手美容外科にて美容外科・美容皮膚科全般を習得。とくに婦人科系の美容手術は、日本でも有数の症例数を誇る。
平成23年10月:東京銀座でなおえビューティークリニックを開院。