オリンピック五輪の色や由来をチェック!
東京大会の開催に暗雲が立ち込め、連日ニュースになっているオリンピック。その際にうつる、五輪のマーク。今回、その五輪マークの色と由来をチェック!
五輪マークはオリンピックの創始者が考案
オリンピックといえば、まず思い浮かぶのが五輪マークですよね。みなさんは五輪マークの色を正確に思い出せますか? 向かって左の上段から青、黒、赤、向かって左の下段から黄、緑となっています。この五輪マークはオリンピックのシンボルであり、オリンピックの創始者であるピエール・ド・クーベルタン氏が考案しました。
実は近代オリンピック第1回ギリシャ大会開催時(1896年)から使われていたのではなく、1914年に行われたIOC創設20周年記念式典で披露され、アントワープ大会(1920年)以降、開会式で使われるようになったんですよ。
なぜ五つの輪なの?
五輪マークは字の如く、五つの輪が重なりあってできていますよね。五つの輪から構成されている理由は、世界の五大陸(アメリカ・ヨーロッパ・アフリカ・アジア・オセアニア)を表しているから。
五つの輪が重なり合っているのは、全世界の人たちが結束して行われる大会であることを示すとともに、全世界の人たちがスポーツで手をつなぐことで平和への願いが込められているからといわれています。
五輪のマークの輪の配置はWORLD(世界)の頭文字であるWのかたちになるよう配置されたものなんだそうですよ。
五色の意味は?
五輪の色は青、黒、赤、黄、緑の五色でしたよね。この五色を選んだ理由について、考案者のピエール・ド・クーベルタン氏は青、黄、黒、緑、赤の色は、地色の白を加えると、世界の国旗のほとんどを描くことができるという理由で選んだ、と書き残していたといわれています。
五つの輪が五大陸を表していることから、それぞれの大陸を表すイメージカラーが決まっているのかと思いきや、そうではないんだそう。
そのほか、五つの自然現象をモチーフとしている(水の青・土の黒・火の赤・砂の黄色・木の緑)という説や、スポーツの五大鉄則(水分・体力・技術・情熱・栄養)を表現したものという説も紹介されることがありますが、全世界の国旗に想いを馳せて選んだ五色というのが、五輪マークへ込めた願いとマッチしていますよね。
いかがでしたか? 全世界で猛威をふるう新型コロナウイルス。五輪マークのように全世界の人で手を取り合い団結して、この難局を乗り切りたいですね。
TOP画像:(c)simpletun/Shutterstock.com
鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!