ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#32>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『嫌われてる? 上司に誤解され、職場で周囲の目が怖い…<働く女性のお悩み相談室#31>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
余裕のない毎日… 夫のことが嫌いになった
お悩み:毎日子どもと一緒に家を出てパートに行き、子どもを迎えに行って、公園や習い事に寄って、帰宅して家事して寝かしつけて… 肌のお手入れすらできずに寝る廃人のような生活です。いつもイライラして夫や子どもの顔を見るのも嫌になるほど。職場の人と飲んだり自由にしている夫のことがどんどん嫌いになり、そんな自分を自己嫌悪しています…。
相談者さんの一日は想像しただけでも大変。だから… まずは、イライラしてしまう自分を許してあげませんか?
余裕がなくて当たり前! と開き直ってしまっていいと思うんです。
そして、すぐにでも旦那様に「しんどくて限界です」と率直に伝えましょう。家事も育児も妻だけの仕事じゃありません。相談者さんもパートに出ておられるのだから尚更です。
相談者さんの現状をきちんと理解してもらい、少しでも負担が減るように、ぜひ夫婦で役割分担の見直しを話し合いたいところです。
「完璧」より「ご機嫌」を優先しよう
思うに、世の中の主婦やママは「完璧な妻」「完璧な母」を求めすぎていると感じます。
インスタグラムなどのSNSの中には、小さな子どもがいても綺麗に身だしなみを整え、整頓されたオシャレな部屋で手のこんだお料理を作って、夫婦仲も良くて… というような、全方位完璧な女性が数多くいますよね。
そういう女性が「素敵」「憧れ」ともてはやされるので、同じようにできない自分がダメな女に思え、自己嫌悪してしまうことがあるのかもしれません。
しかし考えてみてください。完璧であることと「幸せ」はまったく別の話ではないでしょうか。
幸福度を高め、毎日をご機嫌で過ごしたいと思うなら、むしろ完璧なんて目指さない方がいいようにも思います。家事も育児も手を抜けるところは抜いて、ストレスを減らすことを最優先にした方がよっぽどいい。
まずは夫婦で役割分担を考え直す。さらに、いっぱいいっぱいになってしまう前に思い切ってサボる。
そうやって自分に無理強いしない生活を送るようにすれば、夫に対する嫌悪感も自然と薄れていく気がします。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。