【目次】
・「いつメン」の意味や由来は?
・「いつメン」を英語で言うと?
・「いつメン」の使い方は? 例文でチェック
・「いつメン」の類語にはどのようなものがある?
・今おさえておきたい若者言葉5選!
・最後に
「いつメン」の意味や由来は?
若者の間では、常に新しい言葉が流行り、そして廃っていきます。TwitterやInstagramなどのSNSでも、「最近よく見るこの言葉はなんだろう?」「若者がよくこの言葉を使っていたのに、いつの間にか見かけなくなった…」ということがあるのではないでしょうか?
今回ご紹介する「いつメン」も、今学生の間で大流行している言葉のひとつです。今回は「いつメン」の意味や由来、類語についてご紹介をしたいと思います。
◆「いつメン」の意味
「いつメン」は、「いつも(一緒に遊ぶ友達)のメンバー」「いつも(一緒にいる仲良しグループ)のメンバー」など、「いつものメンバー」と表現する若者言葉です。主に5、6人程の学生同士のグループで使われれることが多い言葉ですが、大人同士でも使うことができます。「イケメン」や「イクメン」と同じ「メン」という響きがあることから、男子同士でしか使えないのでは? と思う人もいるかもしれませんね。
ただ、「いつメン」の「メン」は、「イケメン」や「イクメン」のように男性のことを指す「メン」ではありません。「いつものメンバー」から、集団を構成する人の意味を持つ“メンバー”の頭の二文字をとって「メン」なので、男子同士はもちろん女子同士、男女混合のグループであっても「いつメン」と表しますよ。
◆「いつメン」の由来
「いつメン」の由来は、「いつものメンバー」「いつものメンツ」です。これらの言葉を若者風に略した言葉が、「いつメン」となります。中には、「イツメン」や「いつめん」という表記を見たことがある方もいるかもしれませんね。この2つは「いつメン」の表記ゆれのため、「いつメン」と同じく、「いつも一緒にいる仲良しグループ」のことを指しています。
「いつメン」を英語で言うと?
「いつメン」という言葉の英語表記で一番ニュアンスが近いものは、「squad」です。「スクワード」と読みますよ。元々は軍隊で「分隊」のことを表す言葉ですが、SNSや映画では「仲のいい友達同士のグループ」という意味のスラング英語としても使われています。
スラング英語を使わない場合は、「よく見る顔ぶれ」を表す「usual faces」や「よく見るメンツ」を表す「usual members」が「いつメン」の英語表記として使うことができますよ。
「いつメン」の使い方は? 例文でチェック
「いつメン」の意味や由来、英語表記についてのご紹介でした。続けて、「いつメン」をどんなシチュエーションで、どのように使うことができるのか、例を挙げてご紹介したいと思います。
1:「今度いつメンでカラオケにでも行かない?」
「いつメン」の基本的な使い方です。「よく一緒に遊ぶ仲のいい友達」のことを表していますよ。対面で会話をしているときにも「いつメン」を使うことができますが、その場合自分の思っている「いつメン」と他の人が思っている「いつメン」が違う場合もあります。そのため、遊びに誘うときは「いつメン」だけのLINEグループなどで誘うことも多いようです。
2:「久しぶりに中学時代のいつメンで集まろうよ!」
「いつメン」は、「最近よく一緒にいるグループ」だけでなく、「過去によく一緒にいたグループ」のことを表すこともできます。その場合は例文の「中学時代」のように、いつのタイミングかを表す言葉も一緒に使いますよ。
3:「いつメンといるのは楽しいけど、やっぱなんでも相談できる親友はあの子だけなんだよね」
「いつメン」は「いつも一緒にいるメンツ」を表すため、「親友」と同じ意味だと思った方もいるのではないでしょうか? 実は若者の中では、「いつメン」以外に心を許せる「親友」が他にいる、ということも少なくありません。もちろん「いつメン」の中に「親友」が混ざっていることもありますが、「いつメン=親友」ではないことは覚えておきましょう。
「いつメン」の類語にはどのようなものがある?
続けて、「いつメン」の類語についてご紹介です。覚えておくと、状況や関係性によって「いつメン」と使い分けることができますよ。
1:BFF
「BFF」は、主に英語圏の10代女子の間で流行っている表現です。日本でもSNS上で「#BFF」といったハッシュタグを見かけることができます。「Best Forever Friend」を略した言葉で、「ベストフレンド」「ズッ友」に近いニュアンスで使われていますよ。
2:マイメン
「マイメン」の意味は、「いつも一緒にいる人」「慣れ親しんだ間柄の人」。ヒップホップの「my man」から生まれた若者言葉のひとつです。「親友」や「普段から共に過ごしている家族」、「尊敬する相手」に対して使うため、「いつメン」よりも親密な関係であることを表す際に使うことができますよ。
3:初メン
「初メン」は、「初めて集まったメンバー」「初めて遊んだメンツ」のことを表します。すでに何度か遊んだメンバーに対して「初メン」を使ってしまうと、相手を悲しませたり微妙な空気になってしまったりするので注意しましょう。
今おさえておきたい若者言葉5選!
最後に「いつメン」以外にも最近若者の間でよく使われている若者言葉についてご紹介です。
1:やりらふぃー
「やりらふぃー」は、「テンションが高い人」「チャラついた雰囲気の人」のことを表す言葉です。若者言葉の「パリピ」とほぼ同じ意味で使われています。
【こちらの記事もチェック】謎の流行語「やりらふぃー」ってどういう意味? 言葉の由来や話題のダンスについてもご紹介
2:乙
「乙」は、「お疲れ様」を略した若者言葉です。「お疲れ様」の本来の意味通り、相手をねぎらうために使われます。ただ、若者の間では皮肉を込めた使い方をすることも多いため、純粋にねぎらっているのか皮肉としてのねぎらいなのか、見分ける必要がありますよ。
3:なうしか
「なうしか」の意味は、「今しかない」。「今しかない」の「今」を英語の「NOW(なう)」に置き換えた「なうしかない」がさらに省略された言葉です。
4:イチキタ
「イチキタ」は、「一時帰宅」を略した言葉です。「イチキタしてから遊びに行かない?」といった使い方をします。
5:微レ存
「微レ存」は、「びれぞん」と読みます。「微粒子レベルで存在すること」を省略した言葉で、「可能性がわずかしかない」という意味で使われています。
最後に
「いつメン」についてのご紹介でした。いかがだったでしょうか? 「いつメン」は「いつも一緒にいるメンツ」のことを表す若者言葉ですが、若者同士だけでなく大人同士でも使いやすい言葉です。普段使ったことない、という方でも、機会があればぜひ活用してみてくださいね。
TOP画像/(c)Shutterstock.com