ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#28>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『この人は無理! 友達や知人と距離を置きたいときの伝え方<働く女性のお悩み相談室#27>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
私の倍以上稼いでるのに… 財布の紐が固すぎる彼
お悩み:20代後半の年上彼氏がいます。彼は大企業勤務で私の倍以上のお給料をもらっているのに、部屋も服装も質素だしデートも彼の家ばかり。高価なプレゼントどころか食事してもほとんどワリカン。私にお金をかける価値がないと思われているのでしょうか。なんでそんなにケチなのか、不満です。
一言でいえば、相談者さんと彼の金銭感覚が違うんですね。
相談者さんの価値観では「大企業勤務で稼いでいるなら、いい部屋に住み上等な服を着て、デートでは彼女に御馳走し高価なプレゼントを贈る」ことが普通であっても、全員がそう思うとは限りません。
一般的に見ても、高学歴・高収入のスマートな男性ほど財布の紐が固く堅実な人が多いものではないでしょうか。
そして当然ですが、どこに・何にお金を使うかは個人の自由。たとえ彼女であっても「ケチ」だなんて口を挟むトピックではありません。
とはいえ、結婚前提のお付き合いをしているのなら金銭感覚のズレは大きな問題ですよね。結婚は生活なので、どこに・何にお金を使うか、互いに納得を得られないと一緒に暮らしていくのはなかなか難しい…。
彼が質素な服を着ていても相談者さんは気にしない。逆に相談者さんがブランド服を着ていても彼は何も言わない。普段は質素でも、記念日などは高級フレンチに付き合ってくれる。
そんな風にお互いを認め合い、歩み寄る姿勢が必要になると思います。
高価なプレゼント=愛、ではない
相談者さんは彼の財布の紐が固いことを「お金をかける価値がないと思われているのでは」と心配しているようですが、そんな風に解釈するのはとっても危険です。
食事をご馳走してくれる。高価なプレゼントをくれる。そんなことが「愛」ではないから。愛をお金で測ると判断を間違えますよ!
それに、いくら大手企業で稼いでいるとはいえ彼はまだ20代。
都内で一人暮らしをしている場合などは特に、実家からの支援がある場合を除いてそれほど余裕があるとも思えません。堅実な彼なら投資に回していたりもすると思いますし…。
思うに、愛は「寛容」にあらわれるのではないでしょうか。
自分とは価値観の違う相談者さんを尊重してくれるかどうか。歩み寄る姿勢を見せてくれるかどうか。
パートナーを選ぶ際は、お金をいくらかけてくれるかではなく「寛容」の有無をしっかり見極めるのがいいと思います。
そして相談者さんも、彼に愛があるならば「ケチ」などと責めずに相手の価値観を認めてあげてくださいね。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。