親しい人からのアドバイスを受け入れて! 一風変わった結婚ストーリー
こんにちは! 絶賛婚活中アラサーOLライターのタケ子です。私は仕事柄多くの未婚・既婚女性たちから恋愛話を伺うのですが、気になるのは結婚までのストーリー。お付き合いが始まって「結婚」となると、どうしてもスムーズに進まないことってあるかと思います。
今回はちょっと変わった流れで結婚した私の友人アラサー女子のお話をお届けします。
◆百貨店販売員:里美(仮)の結婚ストーリー
地方の大手百貨店に勤める29歳の女子の里美さん。実家暮らし。
デパートという職場は、買い物するお客さんも販売員も女性が多く、新人の若い男性社員が入ろうものなら女子販売員たちは男子社員を吟味し、アプローチの末に付き合い結婚するというパターンが多いのだとか。彼女もまた結婚を意識し始めていたのですが、その熾烈な争いについて行けず、職場での出会いは諦めていたようです。
そんなある日、職場の先輩に誘われた合コンで里美さんの運命が変わりはじめます…。
3対3の合コン。お相手の男性陣は市役所に勤める公務員さんたち。「タイプの人はいないなぁ…」と思いつつも、おひらきには連絡先を交換。帰る頃にはそのうち2人からは社交辞令の「今後またご飯いきましょう!」のメッセージがきましたが、当たり障りのない返事をして終了。
翌日、休憩中にスマホを見ると、里美さんを食事に誘わなかったもうひとりの男性Aさんが「今日は何時に終わりますか?」とメッセージが入っていました。その日早番だった里美さんは、Aさんと都合をつけて終業後にディナーデートをすることに。職場を出ると、合コンの際に勤務先を伝えていたからか、デパート前にはすでにAさんの姿が。
ディナーデートは思いのほか盛り上がり、里美さんは想像よりいい人かもと思ったそう。食事が終わると、Aさんは里美さんを実家まで送ってくれました。
それからもデートのお誘いが頻繁に来るようになり、デートに行くを重ねるうちに「いつも送ってくれておりがとうございます♪」と里美さんの母親も挨拶するようになったと言います。
◆彼の戦略は… 休日にリビングに行くこと!?
Aさんとデートをするようになってから数ヶ月経ったある日の日曜日。仕事が休みだった里美さんは、昼ごろ起きてリビングに行くと… なんと彼が居間でコーヒーを飲んでいたのです!
「なんでいるの!?」と仰天した里美さんに「あら、A君もお休みであなたが起きてくるまで待ってるっていうから上がってもらったのよ。それよりデートじゃないの?」と母。
デートの約束はしてないし、それに付き合ってもない。そんなことお構いなしにテレビまで見てすっかりリラックスモードの彼。結局その日は急な展開に戸惑いつつ、とりあえずデートをしたそうです。
このほかにも、大学生の弟とテレビゲームをしていることもあったり、里美さん家族と食事することもあったり、突然家に来ては自分の家族と仲良く過ごすようになりました。里美さんとっては、彼とは正式に付き合っていなかったため、かなり困惑したそう。
◆バツイチ姉の助言「あんた彼と結婚しなさい!」
里美さんの2つ上のお姉さんはバツイチ女性。実家からほど近い場所でひとり暮らしをしているものの、休日や平日の夜は何かと都合をつけて実家にやってくることが多かった。
姉は里美さんに「あんた30でしょ。一回しなさい。A君と結婚!」いやいやまだ交際してないんですけどー! と思いつつも、姉は話し続ける。
「ほんとにA君が嫌だったら本人に言うはずだし、家族にもきちんと付き合っていないと宣言するでしょ? 特にそんな話をしていないってことは里美はA君のこと受け入れているじゃない」
このお姉さんからの言葉に、里美さんはハッと気づかされた。考えてみれば自分も彼といるとき、気を使うこともなく楽しいと思えている、と。
◆彼の本心やいかに…
家族という壁を難なく乗り越えたAさんは、一体里美さんのことをどう思っているのか。
キスなし、セックスなし。それどころか告白すらしてこない彼に真意を尋ねてみると、「出会ったあの合コンのときに決めていたよ。君と結婚すること」まさかのあっさりとプロポーズ。
「もう結婚する前提だったから家族とも仲良くさせてもらったんだ。いずれ本当に家族になるんだし早い方がいいでしょ?」
なんとも厚かましさ満載のAさん。里美さんは、それがなんだか面白くて、また潔いその態度を受け入れたそうです。その後は正式に交際をスタートし、31歳の里美さんのバースデーに素敵なレストランでプロポーズをしてもらいましたとさ。
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いかがでしたか? 今回紹介した一風変わった結婚ストーリー。交際なく家族と親密になるのはびっくりだけど、将来を考えていく上で、自分の家族と仲良くしてくれるのはありがたいこと。お姉さんのトドメの言葉「結婚しなさい!」という、結婚も離婚も経験したお姉さんならでは助言があったからこそ、里美さんは結婚への決心がついたのかもしれませんね。
彼の気持ちが分からなかったり、結婚相手としてふさわしいのか分からなかったりなど、自分ひとりでは判断できないことってたくさんあります。そんなとき、あなたのことをちゃんと理解している人からのアドバイスはしっかり聞き入れることが、幸せな恋愛を掴むために大切なのだと思います。私も婚活に意地張ってないで、親友の意見を聞くようにしていくわ♡
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OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪