ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#23>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『女性も“低スペック”じゃ勝てない…!? アプリ婚活は条件重視なのか<働く女性のお悩み相談室#22>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
好きな人には振り向いてもらえず、相手が見つからない
お悩み:28歳女です。結婚願望は強く必死で婚活していますが、気づけば3年近く恋人もいません。実は最近好きな人ができましたが、その人は振り向いてくれず… 逆にアプローチしてくれる人には「何か違う」と感じてしまって。アプリで次の人、次の人… を繰り返すのもいい加減疲れました。彼氏すらできる気がしません。
「好きな人とはうまくいかず、好きじゃない人に好かれる」
婚活中の女性で同じ悩みを持つ方、とっても多いのではないでしょうか。前向きに婚活していて、マッチングアプリを駆使して出会いは数多くあるのに恋人ができない。好きになれる人がいない…。
過去に寄せられた相談事例を分析してみると、こういう女性はおおよそ次の2パターンに分けられます。
1つは、相談者さんのように「別に好きな人がいる」というパターン。
この場合、おそらく女性は「好きなのに振り向いてくれない」彼のことを最上位に捉えてしまっています。手に入れたいのに、入らない。実態がどうであれ、少なくとも自分の中では勝手にプレミアがついている。
そんな心の状態で、例えばアプリで出会った「まあ、いいかも」程度の男性と何人・何回デートしたところで進展しないのは当然と言えます…。手に入らないプレミアな彼と比較し「ここが違う」「ここがダメ」とどうしたって減点モードになってしまうから。
このパターンに陥っている女性は、いったん婚活をストップし、まずはプレミアの彼に対する恋心にケリをつけた方がいいと思います。
その後で新しい出会いを探せば、また違う心持ちで男性と向き合えるはずです。
「自分を好きにならない男が好き」という不幸体質
もう1つは、少々根深い問題を抱えています。
「手に入らない男=いい男」という勝手なフィルターで男性を見てしまっている場合です。
自己肯定感の低さだったりコンプレックスであったり、原因は様々にあると思うのですが… もし自分が「このタイプだわ」と心当たるようならいったん立ち止まっていただきたいです。
そして新たな出会いを探す前に「自分を大事にする」習慣をつけて欲しい。思考や価値観を変えるのは簡単ではないですが、意識することで少しずつ変化できるはずです。
覚えておいて欲しいのですが、女性は男性に「選ばれる」存在じゃありません。自分のことを認めようとしない男性、いい加減に扱う男性、都合よく振り回す男性に媚びへつらう必要なんかないんです。こちらから離れましょう。男性は他に山ほどいます。
「自分を大事にする」習慣ができれば、自然と惹かれる相手も変わります。心の安定をもたらしてくれる人、自信を持たせてくれる人。そういう人を自ら選ぶようになります。
「手に入らない男=自分とは合わない男」という考えになり不毛な恋に振り回されないし、自分を好いて大事にしてくれる相手を自然と愛せるようになります。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。