ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#21>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『26歳で恋愛処女… 妥協して恋をすべき?<働く女性のお悩み相談室#20>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
恵まれた環境の友人がねたましい…
お悩み:帰国子女で5ヶ国語堪能、経験豊富な友人がねたましいです。彼女は自分で事業をして成功し、キラキラした毎日を送っています。一方の私は留学経験もない普通のOL。比べても仕方がないと思っても、嫉妬の感情を抑えることができません。
「人生は公平ではない、それに慣れるべき」というビル・ゲイツ氏の名言がありますが、人はもともと公平に生まれついていません。
子どもは両親を選べない。どこに生まれつくかは運でしかなく、国籍・家庭環境・教育レベル・容姿に至るまで…etc 何もかもが最初から不平等なんです。
しかしながら相談者さんも理解されている通り、この“生まれついての不平等”をいくら嘆いたところで仕方がない。事態は何も変わりませんよね。
ゲイツの言うとおり慣れるしかないわけですが、そうは言ってもこれがなかなか難しい。
今の時代は特にSNSがあるおかげ(せい)で、自分とはかけ離れた環境にいる人のプライベートまで覗けてしまう。
「なんで、どうしてこんなに何もかもが違うの…?」
理不尽に感じ、妬みの感情が生まれてしまってもおかしくないと思います。
嫉妬の感情に負けない方法
ただ… 認めにくいことかもしれませんが、嫉妬の真ん中にある感情って「憧れ」です。
自分も同じポジションに立ちたいのに、立てない。そのジレンマが嫉妬に繋がっている。
だとすれば、嫉妬心を消す方法は簡単です。
無理だと諦めていないで、恵まれなかった環境を嘆いていないで、なんとかして自分も同じポジションを掴めばいいだけの話。
自分の置かれた状況を冷静に客観視し、足りないものを一つひとつ埋めるための行動をしてステップアップしていけばいい。
相談者さんは友人が「5ヶ国語堪能であること」「自分で事業をして成功していること」が妬ましいようですが、だったら自分も同じように5ヶ国語を習得し、事業を起こせばいいんです。
留学経験がなくても、海外に行かなくても、本気で語学習得がしたいなら独学でも学べますよね。事業だってやる気にさえなればいつでも始められます。株式会社設立も初期費用30万円もあれば可能ですから。
目標が決まりそれに向かって行動していれば、それだけで十分に忙しく嫉妬している暇なんてなくなるのではないでしょうか。
そうではなく、もし単に「キラキラしていること」が羨ましいのだとしたら、相談者さん自身がキラキラ輝くために何が必要か模索することからスタートですね。
ねたんでいても、行動しても、同じように時間は過ぎていく。けれど前者と後者の未来は真逆のものになるはず。
人生は一度きり。後悔のない時間の使い方をしたいですね。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。