ライター・安本由佳が悩める女性の人生にアドバイス♡<働く女性のお悩み相談室#20>
こんにちは、ライター・安本由佳です。
およそ1年前から、Instagramのストーリーズでお悩み相談を受けています。
私自身すべての「正解」を知っているわけではありませんが、相談者さんの立場に立って真摯に考え発信し続けたところ、連日たくさんのお悩みが届くようになりました。
Oggi.jpでは、いただいたお悩みの中から、ぜひ皆さんと共有したい内容をピックアップ。一緒に答えを探していきます。
前回記事:『ズルイ…! 仕事しない“ゆるふわ女”が許せません<働く女性のお悩み相談室#19>』
お悩み相談は、現在もInstagramのストーリーズで受け付けています(匿名も可能)。真剣な相談内容には、種類を問わず可能な限りすべて答えます。
さて… 今回みなさんと一緒に考えたいお悩みはこちら!
恋愛偏差値を上げるには“数より質”
お悩み:現在26歳ですが、誰とも付き合ったことがありません。そのことにコンプレックスがあり、今後もし彼氏ができてもうまくいく自信がなくて… 理想が高いのかなかなか「大好き!」と思える相手がいないのですが、経験値をつけるため、そこまで好きじゃない相手とでも付き合っておいた方が良いでしょうか。結婚もしたいです。
26歳で恋愛経験がなくコンプレックスがあるとのことですが、まったく恥じるようなことではありません。
ディズニー映画や恋愛ドラマの影響で幼い頃から恋愛や結婚に憧れを抱く女性が多かったり、恋愛経験の豊富さ=人生の豊かさのように語る人もいますが、価値観は人それぞれです。
恋愛は人生を彩る大きな要素だとは思いますが、勉強、趣味、運動、親や友人との時間…etc. 恋愛以外にも楽しいコンテンツはたくさんありますから。
なので前提として、恋愛経験がないからといって引け目を抱く必要なんかないんです。
それから、経験値アップのため妥協してでも誰かと付き合うべきか悩んでいるようですが、好きでもない相手と恋愛したところで経験にはなったとしても恋愛偏差値は上がらないと思います。
恋愛偏差値を上げるのに必要なのは、数より質。
なぜなら恋愛って、ただデートしたり男女の関係になることが重要じゃないから。
お互い真剣に向き合い、価値観をぶつけ合いながら妥協点を見つけたり、嫉妬心や不安と戦いながら信頼関係を築き上げていく… 恋愛の本質ってそういうことじゃないでしょうか。
そもそもお互いに熱量がなければ「恋愛ごっこ」はできても「恋愛」はできないと思います。
最初から「大好き」である必要はない
一方で「理想が高いのかなかなか大好きと思える相手がいない」という点については、一つアドバイスをしたいです。
お互いが同じ熱量で同じタイミングで盛り上がり恋が始まる… というのが理想的なのは間違いないですが、そういう運命的な恋に落ちるのって、人生に一度あるかないかではないでしょうか。
よっぽど恋愛体質な場合は別ですが、特に相談者さんのようになかなか恋に落ちない方にとっては奇跡とも言えそうです。
いつ訪れるかわからない奇跡を待つのも悪くはないですが… 先述のように、恋愛の本質は二人で信頼関係を育てていくところにある。
特に結婚を前提に考えるなら、むしろどれだけ盛り上がるかより信頼関係構築のほうがよっぽど重要です。
最初から「大好き!」じゃなくてもいい。多くの時間をともに過ごし、わかり合うにつれ深まる愛もあります。
妥協する必要はまったくありませんが、燃え上がるだけが恋愛じゃないということは覚えておくと良いかもしれません。
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ライター 安本由佳
慶應義塾大学法学部法律学科卒 化粧品メーカー広報、損害保険会社IT部門で勤務したのちフリーランスへ。 2015年に軽井沢に住まいを移し、ホテルやカフェのPRに従事するほか、軽井沢暮らしを紹介するコラムを連載中。2016年〜2020年1月 東京カレンダーWEBにて執筆。2020年10月15日 講談社文庫より初書籍「不機嫌な婚活」発売。現在Amazonにて販売中。