昼ドラ顔負け? 泥沼離婚を経験した初恋相手
「近年の日本では、3組に1組が離婚している」。日本はそれでも外国に比べて比較的低い離婚確率だと耳にします。現在結婚の気配のない私、アラサーOLライターのタケ子にとっては、まだまだ関係のない話のような気もするのですが、今日はその3組に1組に当てはまったある元夫婦を紹介します。というのも、実はその元夫婦の男性は私の初恋の相手なの。
幼稚園時代から中学卒業までのおよそ10年間も片想いして、高校生になってからは彼の噂を聞く程度になっていました。最近知ったのですが、彼は、昼ドラのような泥沼離婚を経験したそうなのです。さて、私の初恋の彼に降りかかった災難とは。。。
◆下心につけ込まれた出会い
自動車教習所の教官として働く彼には、年下の彼女がいました。時期をみて結婚をしようと考えていたそうです。
ある日教習所にやってきた、25歳の女性Yは、露出度の高い服装を好み、人目を引くほどの美人。彼女が入学した時期は閑散期にあたり、彼はこのYの運転指導を担当する機会が多かったのだとか。
「先生は彼女いないんですか〜?」「私先生みたいな人が旦那さんだったらいいなぁ〜」と甘い誘いをされても拒んでいたそうですが、彼女から連絡先を聞かれ、渋々交換。食事の約束までしてしまいました。
教習所外でみる彼女は一層可愛く見え、男心をくすぐってくる。お酒も飲んでいたこともあり、本命の彼女にバレなかったらいいか、と体の関係になり、それからYと頻繁に会ってはセックスをするように。
「きっと教習所を卒業すれば関係は終わるだろう」そう考えていたある日、彼女から連絡がきました。
『私、妊娠したみたい』と。
◆親まで巻き込む騒動に
Yからの突然の告白に動揺した彼は両親に相談。中絶は絶対だめ! と彼の両親は話し、当時つき合っていた本命彼女の実家に行って謝罪。
孫ができるという喜びが大きかった彼の両親は、Yを歓迎。すぐに結婚の手続きをするように説得され、彼とYは正式に夫婦となりました。
夫、そして父親になる覚悟が決まらない彼。
生まれた赤ちゃんは男の子でした。
◆Yの正体が明らかになって…
初孫誕生に喜ぶ彼の両親。父親として家族を持った責任感を感じる彼。しかし、ある疑問が浮かび上がってきました…。
妻となり母となったYは、家事をせず、赤ちゃんの世話もさほどしない。彼の両親が積極的に子育てをしていたものの、Yに呆れることも多々。そんな日々を送る中、子供が2歳半になった頃、彼の母親がかすかな疑問を感じるように。。。
「この孫、息子に似てないのではないか」
彼は小さい頃の自分の写真と見比べた。やはり似ていない。
さらに日中に、自分の妻であるYに連絡をとると、電話の向こうでは男性と一緒にいるような気配を感じることも。
「お前、浮気してるんじゃないのか?」
我が子を義理の両親に預けて遊んでいるYに彼は声を荒げた。そんな彼に対して「それが何か悪い?」と開き直るY。
そして彼の母親は、息子と孫の髪の毛を専門機関に送ったのです。親子の証明を果たすために。
そして返ってきた答えは…
「99.9%親子関係にありません」
◆「ごめん、俺が悪かった」
血縁関係がないという事実を突きつけられた彼と彼の両親。初孫と喜び、楽しい思い出をつくってきたのは他人の子供だったことに彼の両親はショックを受け、彼は自分が許せないと精神的にダメージを受け寝込んでしまったそう。
さらに男遊びばかりしていたYは、、、信じられない言葉を発したのです。
「ちゃんと私と赤ちゃんを養ってくれる人だったら、正直誰でもよかった。たまたま行った教習所にあなたがいたから、ラッキーとしか思わなかったかな」
彼はYと離婚。生まれた子を我が子だと信じて疑わなかった彼はショックのあまり休職し、最後まで自分の味方でいてくれた両親に「ごめん、俺が悪かった」と謝罪。
現在、彼は仕事はもちろん別の家庭を築けるまで心身ともに復活し、幸せにパパをやっています。離婚後のYとその子供のことは私にもわかりませんが、その子が無事に健やかに成長していることも願ってやみません。。。
私の初恋の相手がこんな経験をしていたなんて驚きでした。でも発端は彼のちょっとした下心。体の関係に発展する前に相手の性格や生活スタイルを見極めることも大事ですし、うっかり欲に走ると驚くようなことになることもあるということを肝に銘じておかねばいけないと痛感。
恋愛はもちろん、結婚って難しいですね。。。とはいえ、頭でっかちにならず、自分に合ったパートナーと出会えるよう私も頑張るわ♡
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OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪