Web広告会社勤務 P子さん(32歳)の場合
P子さんDATA
職歴:大学卒業後、現在の会社に就職して10年目。仕事は人事担当。
手取り給与:約29万円
住まい:都内でひとり住まい(賃貸マンション)
預金総額
普通預金:約164万円
普通預金:約67万円
定期預金:約20万円
TOTAL:約251万円
P子さんの通帳は、こんな感じ!
1|給与
昨年は月1万円アップしたが、目標には全然足りない。転職活動では手取り33万円の希望を伝え、実現できそうなところから選んでいる。このほか、現在は副業で月2~3万円の収入も。
2|家賃
昨年まで住んでいたマンションがオーナー都合で建て替えになり、転居費用や会社の手当てなど170万円をもらって引越し。もらったお金は結婚資金としてそのままとってある。
3|クレジットカード引き落とし
ネイル・まつエク・美容院代に3万円、タクシー代に2万円、ほかは光熱費や日用品、食事代など。日ごろ大きな買い物はしないが、12月はハワイ旅行代と現地での買い物代があった。
結婚か転職か、決戦は33歳の誕生日!
P子さんは今、転職活動と婚活とで忙しい。内定をもらうことは難しくないし、年収アップの希望も意外と通る。軽いプロポーズなら、ないこともない。でも…。
「もっといい条件があるんじゃないかと、欲が出てきてしまうんです。だから、8月の誕生日までと期限を決めて、そのときに納得する道を選びます。あと半年…」そのとき、いい人がいたら結婚して無理に転職はしないつもりだ。
さらに、どんな結果になっても、未来の自分のためにと、副業も始めた。「ヨガインストラクターとして1レッスン5千円、月2〜3万円の収入です。本当は、これがいちばんやりたいこと。2年後に子供を産んで、その後フリーで教えるのが目標です。けど… 今の選択肢のどれも叶わなかったら? それは怖すぎるから考えないことにします」。
西山美紀さんが指南! マネーセンスを磨くアドバイス
副業は◎。貯める工夫をすれば未来は明るい
転職も婚活も期限を決めて動くと本気度が増し、成功率もきっと高まりますね。一生一社という働き方以外に、転職や独立など今は選択肢がアップ。副業は次へのステップとしても、収入面でも◎です。副業で実績を重ねつつ、出産後や独立後をイメージしましょう。
私もフリーランスで子育て中ですが、会社員時代にフリーランスについて研究。うまくいけば会社勤めよりも子育てと両立がしやすいと今は感じます。ただしお金の面では不安定なので… ぜひ今のうちに貯蓄を!
普通預金に50万円程度残し、あとは貯蓄専用のネット銀行口座をつくって移しては? お給料が入ったら3万円など、毎月一定額を貯めるのも手。また2週間分のレシートを取っておき、自分の出費グセのチェックを。思わぬ出費に気づけば、お金が貯まるようになります。
2019年Oggi4月号「お金に困らない女になる!」より
文/南 ゆかり、西山美紀 デザイン/マミアナグラフィックス 構成/宮田典子(HATSU)
再構成/Oggi.jp編集部
TOP画像/(c)Shutterstock.com
西山美紀(にしやま・みき)
コラムニスト・ファイナンシャルプランナ Profileー。All About貯蓄ガイド担当。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎リンケージ)。
南 ゆかり(みなみ・ゆかり)
フリーエディター・ライター。
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