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2020.11.10

「礼儀」とは違う? 意外と知らない「礼節」の意味や使い方とは? 類語・対義語・英語表現もまとめてご紹介

「礼節」という言葉は、社会人の方なら多くの方が耳にしているはず。そんな社会人の必須条件と言われる「礼節」ですが、「礼儀」とはどんな違いがあるのか知らない方も少なくないのではないしょうか? 本記事は「礼節」の正しい意味や使い方について、解説します。

【目次】
「礼節」とは?
「礼節」の使い方を例文でチェック
「礼節」の類語は?
「礼節」の対義語は?
「礼節」の英語表現もチェック
最後に

「礼節」とは?

マナーや礼儀を守ることは、社会人としての必須条件のひとつ。特に取引先などの前ではしっかりと「礼節」をわきまえる必要があります。ところで、あなたはこの「礼節」の意味を理解できていますか? 「礼節」という言葉について聞いたことはあっても、詳しい意味までは知らないという方も意外と多いものです。

(c)Shutterstock.com

今回はそんな「礼節」の意味や使い方についてご紹介したいと思います。

◆「礼節」の意味

「礼節」を簡単に説明すると「礼儀と節度」を意味する言葉です。「礼儀」と混同して覚えている方もいるのではないでしょうか。「礼節」と「礼儀」の意味は、密接した関係にありますが異なる意味を持つ言葉です。

「礼儀」の意味は、「社会の秩序を維持するために人が守るべき行動や作法、敬意の表し方」。礼儀の例を挙げると「人と会ったとき、きちんと挨拶ができる」「丁寧な言葉遣いをしている」など…。つまり、「基本的なマナーや常識的な行動」のことを表しています。

「礼儀」は、表面的な作法だけでなく、内面的にも相手を敬っていることが重要です。いくら表面的には礼儀正しく見えても内面が伴っておらず、一方的に押し付けているだけの「礼儀」は相手にも伝わります。こういった態度の人に足りないものが「礼節」です。

「礼節」は「礼儀に対し、節度が加えられていること」。「節度」には「度を越さない」「ほどほど」といった意味があります。つまり、「礼節」とは「状況や相手に応じて、程よい礼儀を示すこと」を表しているのです。

そのために必要なものこそが相手に対する敬意や慎みの心。常に相手のことを考え、相手が心地よく思うような心の伴った礼儀のことを「礼節」と呼びます。「礼節」とは、相手のことを想う心が重要ですね。

「礼節」の使い方を例文でチェック

(c)Shutterstock.com

「礼節」の意味についてのご紹介でした。続いて「礼節」の使い方について、例を挙げてご紹介したいと思います。

1:「わが社では礼節を重んじることを重要視しています」

「礼節」は、熟語表現として使われることが多いです。その中でも「礼節を重んじる」という言葉はよく使われています。「礼節を重んじる」には、「礼節を大切にする」という意味合いがありますよ。

2:「私は日ごろから礼節を大切にするよう心掛けています」

「礼節」は、社会人の心得のひとつです。特にビジネスの場で使われる言葉ゆえに「礼節を重んじる」や「礼節をわきまえる」といった少々堅い表現で使われることも多々あります。

この例の「礼節を大切にする」のように、堅くない表現にして使うことももちろんできますよ。

3:「いくら仕事ができても、礼節を軽んじるようじゃまだまだ未熟だよ」

「礼節を重んじる」とは対照的に礼儀やマナーがなっていない、相手を敬う態度がないときには、「礼節を軽んじる」という表現が使われます。「軽んじる」と書いて「かろんじる」と読みますよ。

どんな職種であっても人と関わらずに社会生活を送ることはできません。だからこそ、「礼節」はどんな人であっても持っておきたいスキルとも言えますね。

「礼節」の類語は?

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「礼節」の意味や使い方について理解できましたか? 続けて「礼節」の類語についてご紹介したいと思います。状況に応じた言葉を使うためにも、類語も合わせて覚えておくことが重要です。

1:作法

「作法」は「人との関わり合いの中で、正しいと決められている立ち振る舞い」のこと。「礼儀作法」という表現で使われることもあります。

スポーツや茶道などをしたことある人には聞き馴染みのある言葉かもしれませんね。

2:エチケット

「エチケット」は元々はフランス語。宮廷などの高貴な場所での礼儀や、日常生活における作法やマナーなどを指す言葉です。

「礼節」と言うとどうしても堅い表現になりがちですが、カタカナ語の「エチケット」だと比較的使いやすいのではないでしょうか。

3:折り屈み

「折り屈み」は「おりかがみ」と読みます。元々の意味は「腰やひざを折って屈むこと」です。それが転じて「立ち振る舞い」や「礼儀作法」を表す言葉として使われていますよ。

「礼節」の対義語は?

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「礼節」が伴っていないことを表す言葉は熟語表現以外にもあります。万が一にも、これからご紹介する言葉を言われたりすることのないように「礼節」は大切にするようにしましょう。

1:無礼

「無礼」とは、「相手を軽んじる様子」や「礼儀に外れている様子」を表す言葉です。ビジネスシーンでは粗相をした相手に対してお詫びをするシーンなどで使われていますよ。

2:不躾

「不躾」は、「ぶしつけ」と読みます。「礼儀作法を十分に心得ていないこと」や「礼儀作法をわきまえていないこと」を意味する言葉です。

3:虚礼

「虚礼」の読み方は「きょれい」です。「無礼」や「不躾」と異なり、聞いたことのある方は少ないのではないでしょうか。「虚礼」の意味は、「表面的で、敬意や誠意を伴わない礼儀」や「形だけの礼儀」のことを指します。主に「虚礼廃止」という使い方をしますよ。

「礼節」の英語表現もチェック

英語圏で「礼節」の英語表現として最もよく使われるのは「manner」。カタカナ語の「マナー」の語源となった言葉です。また、「manner」の他には「礼儀正しいこと」や、「丁寧な行為」を意味する「courtesy」が使われますよ。

最後に

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「礼節」についてのご紹介でした。いかがだったでしょうか? 「礼節」は、一朝一夕で身に着けられるような簡単なものではありません。「礼節」を正しく身に着けるために必要なものは、時間と経験。基本となる礼儀作法・敬語をしっかりと身に着け、柔軟な対応ができるように日頃から意識することが重要ですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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