【目次】
・「マジ卍」の意味や由来は?
・「マジ卍」のポーズって?
・「マジ卍」の使い方は? 例文でチェック
・「マジ卍」の類語にはどのようなものがある?
・今おさえておきたい若者言葉5選!
・最後に
「マジ卍」の意味や由来は?
あなたは若者言葉と言えば、どんな言葉が思い浮かびますか? 「やばい」や「すごい」など、人によって様々な若者言葉が思いつくのではないでしょうか。今回ご紹介するのは、少し前に女子高生の間で大ブームになっていた「マジ卍」。聞いたことはあっても、実際にどんな意味で使われているのかわからない、という方も多いと思います。
今回はそんな「マジ卍」の意味や由来、使い方についてのご紹介です。
◆「マジ卍」の意味
「マジ卍」は、「まじまんじ」と読む若者言葉。InstagramなどのSNSを中心に使われます。実は「マジ卍」には、具体的な意味が存在しません。「マジ卍」は、「本気」という意味を持つ「マジ」に、「やばい」という意味で用いられている「卍」が組み合わさった言葉です。
そのため「マジ卍」は、「非常に良くない」や「衝撃を受けるほど良い」など、「善し悪しを問わず非常に気分が高まっている様子」であるときに使うことが多いですよ。
◆「マジ卍」の由来
元々若者の間は、「マジ嬉しい」や「マジしんどい」のように、「マジ」に形容詞を組み合わせたフレーズが日常的に使われています。その形容詞部分に、様々な状況で使うことのできる「やばい」に置き換えることで、非常に多くの場面で使える「マジやばい」がブームになりました。
それでは、何故その「やばい」が、寺院を表す地図記号である「卍」が使われるようになったのでしょうか? それは、「マジ」と「卍」の語呂が良かったこと、そして「卍」が見た目的にも珍しい文字であったことが由来と言われています。
若者は、「格好いい」や「面白い」など、強く印象に残った言葉を使うことが多いです。そのため、「卍」という見た目が珍しく、「まじまんじ」という語呂の良さが強く印象に乗り、若者の間で急速に広まったと言われていますよ。
「マジ卍」のポーズって?
実は、若者の間では「マジ卍」のポーズが存在します。若者の間では、写真を取るときの「はい、チーズ」のように、「マジ卍!」という掛け声があるほどです。
横に向いて走り出す姿勢に似せたポーズや、腕を十字の形にクロスさせて手首を曲げたポーズなど…。具体的なポーズの取り方は決まっておらず、各々の思う「卍」ポーズを作ります。気になる方はどんな「マジ卍」のポーズがあるのか、一度チェックしてみてくださいね。
「マジ卍」の使い方は? 例文でチェック
「マジ卍」の意味や由来、若者の間で流行りの「マジ卍」ポーズについてご紹介してきました。続けて、会話の中でどのように「マジ卍」を使うのか、確認をしてみましょう。
1:「昨日の試合でとうとう部長にも勝ったし、今の俺マジ卍だから」
この「マジ卍」は、「自分は強い」、「良い意味で調子に乗っている」という使い方をしています。強さに対してだけでなく、遊んでいるときにテンションが上がっているときなどにも、自分に対して「マジ卍」を使うことがありますよ。
3:「さっきの掛け声もかなりでかかったし、佐藤さん今日マジ卍じゃん」
「マジ卍」は、自分以外にも相手に対して使うことができます。意味は1つ目の例と近く、「調子がいい」「テンションが上がっている」です。基本的に良い意味で使われますが、前後の文章を変えると悪い意味で伝わることもあるので注意しましょう。
2:「ねえねえ、このアプリ面白くない? マジ卍」
これは、「前後の言葉を強調するとき」に使う「マジ卍」です。「マジ卍」を使うことによって、そのアプリが非常に面白いということを表しています。
この「マジ卍」の使い方は、良い意味でも悪い意味でも使うことができるため、状況によりどちらの意味の「マジ卍」なのか、見極める必要があります。
「マジ卍」の類語にはどのようなものがある?
「マジ卍」の使い方について、わかってきましたか? 続けて、「マジ卍」の類語についてご紹介したいと思います。類語を覚えておくことで、状況に応じて使い分けることができますよ。
1:やばい
やはり、「マジ卍」の類語といえば、「やばい」。本来の「やばい」の意味である「身に危険が及んで落ち着かない、不安になる」の意味に加え、若者の間では「びっくりした」や「面白い」、「楽しい」といった意味でも使われていますよ。
2:すごい
「すごい」は、良い意味でも悪い意味でも「素晴らしい」という意味で使われています。「マジ卍」のように、前後の文章で意味が変わるため、相手から「すごい」と言われたときは、文脈から相手の伝えたい意味を理解することが必要ですよ。
3:いいね
「調子がいい」「テンションが上がっている」という意味の「マジ卍」の言い換え表現です。SNSの影響から若者の間で流行っているものの、元々ある言葉のため「マジ卍」に比べると使いやすい言葉ですね。
今おさえておきたい若者言葉5選!
若者言葉は流行り廃りがかなり早いもの。最近では「マジ卍」より使われている若者言葉がいくつもありますよ。最後に、最近流行っている若者言葉の中から5つご紹介したいと思います。
1:3150
「3150」は、「最高」の意味を持つ若者言葉です。亀田史郎が、YouTubeでポーズを決めながら「3150」を使ったことが由来だと言われています。SNSでよく使われており、「この曲3150」や、ハッシュタグで「#3150」といった使い方がよくされていますよ。
2:えぐいてぇ
「想定外の事態が起こったとき」に使われるフレーズです。SNSでは衝撃的な出来事に遭遇したときのリアクションとして使われています。
3:ベビタッピ
「ベビタッピ」は、タピオカジュースにストローを指すときの掛け声です。「ベビタピ」というタピオカ店で実際に行われる一連の動作が話題となり、その動作のときの掛け声がTikTokなどで使われるようになりました。
4:メンブレ
「メンブレ」は、「メンタルブレイク」の略語です。漢字にすると「精神崩壊」ですが、実際に精神がおかしくなっているのではなく、「精神的につらい状況」や「落ち込んでいる様子」を表すのに使われています。
5:マジレス
「マジレス」は、「本気」という意味の「マジ」と、相手への返信・反応を意味する「レスポンス」が組み合わさった言葉です。SNSなどでは、ジョークや笑いのために厳しい言葉を使うことがありますが、それを冗談と捉えずに送られた真面目なレスポンスのことを指します。
最後に
「マジ卍」について、いかがだったでしょうか? 「マジ卍」は決まった意味が存在しません。様々な状況で使える言葉だからこそ、若者の間で大流行しました。
若者言葉の中には、「マジ卍」のように様々な場面で使える言葉や、意味を知らないとわからない言葉が多く存在します。気になった方はぜひ一度若者言葉について調べてみてくださいね。
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