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2020.09.19

2020冬は厳寒か?! 厚手コート必須、大雪の可能性も! 理由は…<気象予報士・太田絢子発>

猛暑が落ち着きひと安心と思いきや、今年の冬は厳しい寒さになる可能性が…。その原因のひとつである「ラニーニャ現象」について気象予報士の太田絢子が紹介します。

気象予報士 太田絢子

冬の寒さに要注意! ラニーニャ現象って?

こんにちは、気象予報士の太田絢子です。ようやく猛暑も落ち着き、朝晩を中心に秋を実感できる日が増えてきました。猛烈な暑さから解放されたかと思いきや、今年の冬は厳しい寒さになる可能性が高くなり、気温の変化が目まぐるしい1年となるかもしれません。

その原因のひとつが、“ラニーニャ現象”。気象庁によると、この現象が冬にかけて続く見込みです。私たちの暮らしにどのような影響があるのか詳しく解説します!

◆そもそもラニーニャ現象って?

ラニーニャ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より低くなり、その状態が1年程度続く現象です。

この現象は世界中の異常な天候の要因になると考えられています。反対に南米沿岸にかけて海面水温が高くなるのは“エルニーニョ現象”で、それぞれ数年おきに発生しています。

▲気象庁ホームページより

◆日本ではどんな影響がある?

ラニーニャ現象が起きると南米沖で海水温が低くなる一方で、フィリピン付近の西太平洋熱帯域では海面水温が平年より高くなります。海面水温が高い海では積乱雲が発生しやすくなり、それに伴って上昇気流が生じます。

こうなると日本の上空を吹いている偏西風の流れが影響して、寒気が日本付近に流れ込みやすくなり、例年より寒い冬になる可能性があるのです。

◆どれくらいの影響が出る?

直近で秋~冬にかけてラニーニャ現象が発生したのは、2017年12月~2018年2月です。日本付近に強い寒気が流れ込むことが多かったため、全国的に気温が低く、特に西日本は32年ぶりの寒い冬となりました。

▲気象庁ホームページより

また当時、東京では4年ぶりに積雪が20cmを超えるなど、日本海側だけではなく、関東甲信地方や東北太平洋側でも大雪となりました。記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

今はまだ長袖を出し始めたばかりの時期ですが、活躍する機会が多くなる可能性も考慮して冬のコート選びをしておくと良いかもしれません。

参考:気象庁

TOP画像/(c)Shutterstock.com

気象予報士 太田絢子

気象予報士、防災士。中学生のころから気象に興味をもち、大学在学中に気象予報士試験に合格。卒業後は損害保険会社に就職し、交通事故や自然災害に遭った人へのサービス業務に従事。自然災害が多発するなかで、犠牲者をゼロにしたいと思うようになり、気象キャスターへ転身。現在は地元名古屋のCBCテレビ「チャント!」などに出演中。趣味はモーニング巡り、季節の箸置き集め。


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