1:「不倫デートの場所に家を貸して」
「コロナ禍の前から上司と不倫中の友人は、コロナ禍になってからは彼となかなかデートができずに悩んでいるよう。その理由は、彼女が実家暮らしなので、ホテルでしかデートが叶わなかったんだけど、新型コロナで彼の会社の業績が悪くなり、デート代を節約しなくてはならなくなったことだそうです。すると、その友人から『悪いんだけど、彼とのデートに家を貸してくれない?』と驚きのお願いLINEが届きました。
家を借りたお金は少しだけどお支払いするからって書かれていたけど、友人が不倫で私のベッドを使うなんて、考えただけでも気持ち悪くないですか!? もちろん丁重にお断りしました…」(33歳女性/製造)
彼に会いたい一心で、友人に非常識なお願いをしてしまう女性もいますよね。友人の恋は応援してあげたいと思うものの、不倫関係だと知っていれば手放しでは協力できないのも心理です。
2:「彼を説得するオンライン通話をかけてほしい」
「コロナ禍で在宅勤務が原則となっている友人は、不倫彼となかなか会えないと嘆いていたのですが、つい先日、ついに彼のほうから別れを切り出されたのだそう。その男性の奥様がコロナ疲れになってしまい、ちょっと鬱っぽいから、今は精一杯家庭をサポートしたいと告げられたのだとか。すると、別れ話に納得できなかった女友だちから『彼に私と別れないよう、オンライン通話で説得してほしい』と懇願するLINEが届きました…。
不倫なんて1日も早く終わらせるべきだし、既婚者から別れ話を切り出されてもまだ、その男性に固執している友だちが情けなかったです…。もちろん、そんな依頼はお断りました!」(30歳女性/貿易)
不倫相手にどっぷり浸かってしまっている女性ほど、別れ話を切り出されても気持ちの整理が追いつかないのは、よくある話。恋愛の終わり際に第三者を巻き込んでも、多くの場合は失敗に終わるパターンが多いですし、その関係が不倫となれば、なおのことでしょう。
3:「不倫デートのためにお店を貸切にさせて」
「私は小さいながらもカフェバルを経営しているのですが、最近は新型コロナの影響で経営がやや厳しいです。それなのに、ついこの前、知人の不倫女性から『不倫デートをする場所が見つからないので、お店を貸切にさせてくれない? どうせコロナ禍で暇でしょ? 私たちはお金がないから、友だち価格だと嬉しい!』という非常識なLINEが届いてビックリ。その子いわく、お店を貸切にできれば人目につきにくいから堂々とデートできるし、他のお客様がいなければ感染対策にもなるって言い分だったのですが…。
試しにその“友だち価格”とやらがどのくらいの予算なのか聞いてみると『飲食代だけで』って返ってきたのにも、さらに驚きましたね。なんだかバカにされた気がしたし、不倫のためにウチのお店を格安で貸し出すほどには、経営だって困っていません!」(33歳女性/飲食店経営)
不倫相手との逢瀬は、場所や時間を選ぶのも常。しかし自分たちのデートのために、非常識な提案を送りつけるとなれば、常識を疑われても無理はありません。「恋は盲目」になっている典型でしょうね…。
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不倫をしているだけでも、周りから常識を疑われがちですが、さらには、身近な人に迷惑な提案をもちかける女子もいるようです。
なりふり構わないほど不倫にどっぷりと浸かっている友人が身近にいると、なにかと苦慮しますよね。こんなLINEが届いても、不倫関係には加担しないほうが無難でしょう。
並木まき
ライター・時短美容家。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。