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2020.09.14

彼も彼ママも良い人… でも結婚に踏み切れない。これワガママ? 弁護士・堀井先生が回答!<第18回>

彼も彼の両親も私を大切にしてくれているけど、結婚に踏み切れない女性からの相談。人間関係トラブルに詳しい人気弁護士・堀井亜生さんが、ダメ男、ダメ上司など、Oggi世代の女性たちがハマってしまったトラブルをスッキリ解決する連載です。

弁護士・堀井亜生

弁護士堀井亜生さんの恋と仕事のスッキリ法律相談 PART18

テレビで人気の弁護士・堀井亜生さん。人間関係トラブルに詳しい堀井さんが、ダメ男、ダメ上司など、Oggi世代の女性たちがハマってしまったトラブルをスッキリ解決する連載です。

第18回目は、派遣社員の山下麻里沙さん(仮名・26歳・年収230万円)。

前回記事▶︎夫のPCに盗撮写真のフォルダがありました… バレたらどうなる?

これまでの記事はこちら

◆彼も彼の母親も良い人だけど… 結婚に踏み切れない。これってワガママ?

付き合って1年になる地方公務員の彼とのことで相談です。彼は2歳年上で、婚活パーティーで知り合いました。大人しくて優しい性格で、私の言うことには何一つ嫌な顔をしない人です。彼は実家暮らしで、付き合ってすぐ親に紹介したいと実家に連れて行ってくれました。彼のご両親はとても優しい人たちで「会いたかったよ、麻里沙ちゃん」と、お祝いのような豪華な食卓に、私の好きな食べ物をたくさん並べてくれました。

(c)Shutterstock.com

その日に彼のお母さんとLINEを交換して、頻繁にメッセージのやり取りをするようになりました。毎日、おはようとおやすみのあいさつをしていて、「今日息子とデートなのよね、頑張ってね」とか、「息子はのんびり屋さんだからあなたに迷惑をかけてない?」と気遣ってくれたりもします。お母さんが旅行に行ったら私にもお土産を買ってきてくれますし、彼抜きでお母さんと二人でご飯に行くこともあります。まるで実の娘のように私のことをとても大切にしてくれる、いいお母さんなんです。

(c)Shutterstock.com

そんな中、最近になって、お母さんが「息子にはあなたみたいな子と結婚してほしい」と言うようになりました。結婚式場のパンフレットを持ってきたり、ウェディングドレスのカタログを見せてきて、「麻里沙ちゃんにはこのドレスが似合うと思うわよ」と言われたりも。私も結婚願望があるので、彼と結婚してほしいと言われているのだから喜ぶべきだと思うのですが、そういう話をされてもなぜかうれしい気持ちにはなれなくて、いつも話題を逸らしてしまいます。

彼の仕事は安定しているし、彼の家族は私を歓迎してくれるので、嫁姑トラブルの心配もなさそうです。何も不満に思うことはないはずなのに、迷ってしまっている私はわがままなのでしょうか?

◆堀井先生のアンサー

麻里沙さんは決してわがままではありません。直感で、「このまま彼となし崩しに結婚するのはよくない」と気付いているのだと思います。私は、麻里沙さんの相談を読んでいて気になるところが2点あります。まず、相談の中に肝心の彼の話がほとんど出てこないことです。交際している相手も、この先結婚するかどうか迷っている相手も彼なのに、相談の内容は彼のお母さんのことばかりです。

このことから、麻里沙さんにとっては、彼との交際よりもお母さんとのお付き合いの比重の方が高くなってしまっているのではないですか。彼との結婚の話なら、彼のことが好きかどうか、相性がいいかどうかという話が先に出てくるはずなのに、そちらが希薄になってしまっています。本来考えるべき彼のことをそっちのけで条件だけで結婚してしまうと、後になって彼への不満が出てきて、「もっと考えて結婚を決めればよかった」と思うようになってしまいます。

(c)Shutterstock.com

次に、麻里沙さんは彼のお母さんの距離感が引っかかっているのだと思います。あなたの書いているお母さんのエピソードは、一つ一つを見れば彼女を大切にする良いお母さんそのものですが、それが積み重なった結果、あなたは重荷に感じているのではないでしょうか。たとえば、お母さんがデートの予定を知っているということは、彼がデートに行くことを前もって教えているということになります。彼との間で結婚の話も出ていないのに結婚式場のパンフレットを持ってくることといい、お母さんはあなたと彼の関係に踏み込みすぎているように思います。

実際に私が相談を受けたケースを紹介します。麻里沙さんのように、とても優しくしてくれる両親を持つ夫と結婚した妻の事例です。夫の母親は結婚してからも妻にあれこれと優しくしてくれていましたが、夫が不倫をして、不倫相手との間に子どもができてしまいました。すると母親は態度を一変させて、不倫相手とその子どもに肩入れし始めたのです。「片親だと孫がかわいそうだから別れてほしい」とか、「あなたは息子に選ばれなかったのだから身を引くべき」と言われて、妻はショックを受けました。

(c)Shutterstock.com

つまり、夫の母親は妻自身のことが気に入って優しくしていたわけではなく、「息子が連れてくる女性を好きなだけだったのです。そのぐらい、親というのは自分の子どもを中心に考えるものだと思った方がよいでしょう。麻里沙さんの場合も、彼の家族が歓迎してくれるのはあなた自身を好きだからとは限りません。そのため、彼のお母さんが優しくしてくれることを結婚の判定材料として考えることは一度やめてみた方がよいでしょう。

家族のことは抜きにして、彼と価値観が合うか、彼と一緒に生きていきたいか、彼と結婚するということについて考えてみるようにしましょう。そのために、一度彼のお母さんと距離を取ってみることをおすすめします。そういう姿勢を見せた時に、お母さんが距離を取ることすら許さないような性格の人なら、さらによく考えてみた方がいいと思います。

取材/前川亜紀 イラスト/チカツネナオ

弁護士 堀井亜生

北海道出身、中央大学法学部卒。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)ほか、各メディア、講演等で活躍。夫婦・男女問題に関するリアルな事例の紹介と解説が好評。著書に『ブラック彼氏 ~恋愛と結婚で失敗しない50のポイント~』(毎日新聞出版)がある。趣味は料理、ピアノ。一児の母。公式サイトはこちら


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