令和では考えられない!? バブル時代の価値観
こんにちは、アラサーOLライターのタケ子よ。アラサー世代の私たちが生まれたばかりの頃、日本はバブル時代(1985年〜1991年)でした。それは、草食系という言葉さえ死語になりつつあるこの令和時代とは、180度違う恋愛観を持つ若者がいた時代。
日本は好景気で、浮かれる人々は大いに恋愛を楽しめたそう。今では考えられない価値観だったのでしょうね。
私が学生の頃にとある施設で受付のバイトをした際、そこにはバブル時代に青春を捧げたであろう40代主婦たちが多く勤めており、当時の話をしてくれました。そんな彼女たちが経験した価値観や恋愛観、男性たちのアプローチを紹介するわね♪ こんなこと今の男性にできるかしら?
◆アッシー・メッシー・ミツグ君 〜彼らはそれ以上でもそれ以下でもない〜
彼女たちは、アッシー・メッシー・ミツグ君が当たり前のようにいたそう。アッシー・メッシー・ミツグ君と聞いてもピンとこない人も多いはず。
アッシー君=車で送り迎え、つまり足となってくれる男性、メッシー君=食事をおごってくれる男性、ミツグ君=ブランド品などのプレゼントを貢いでくれる男性のことを指すんですって。
移動は車がいい! と思っていたYさんは、「好きになっちゃった人が車持っていなくてさ。その彼とのデートの送り迎えはアッシー君にお願いしてた」
悪びれもなく別の男性に送迎してもらうなんて! ってw
「当時グルメに詳しい男友達ができたので、お誘い待ってますって言ったらすぐメッシー君になったよ!」と話すAさんはいつの間にか、通学する大学の中で一番のグルメ通として噂になるほどに。
そんな彼女たちが口を揃えて言うのは、「アッシー・メッシー・ミツグ君はそのポジションから昇格することはない。付き合うことなんて絶対にない!」ということ。彼らは任務遂行に喜びを感じていたのでしょうか。今ではこの関係ってなかなか聞かないですよね。
◆学校名はブランド品
都心部こそステータス。人が集まりお金が動く。しかし、若さを武器にする女子大生は、ただの大学生ではバブルの甘い蜜を吸うことはできなかったそう。
Aさんいわく、「私の通っていた大学は地方だったから、たまに上京していたんだけど、ナンパされると絶対大学名を聞かれるのね。それで通っている大学を言ったら、別の女の子をナンパしに行かれたわ」
続けて、「大学にもステータスがあってね。あるイベントに参加できるのは、○○大学の女の子だけ。そんな風に在学する大学を名指しされてたの。無名に近い大学の子なんてそもそも声なんかかけられなかったのよ」
当時は若さ・美貌のほかに、有名大学生であるという身分が必要とされた、ってびっくりよね。まさに大学名はブランドだったのね。改めてすごい時代だわ。
◆サプライズが特別すぎる
Kさんは大手企業の受付として採用され、社員や来訪者の男性陣にナンパされまくったらしい。
「クリスマスの日にね、朝出社したら受付前にツリーが飾られていたの。受付カウンターには私たち受付嬢たちへのメッセージカードがあってさ、『好きなモノをツリーから取りなさい』と、なんと取引会社の社長からプレゼントだったの。
そのツリーを見てみるとシャネルのリップやエルメスのスカーフ、ティファニーのアクセサリーがオーナメントのごとく飾られててね。あっ中にはアメックスのブラックカードもあったけど怖くて貰えなかったわ(笑)」
恐るべきバブル。数々のサプライズを経験していたKさんだけど、こんなプレゼントは初めてだったよう。ちなみに、そのツリーにかかっていたものは、クレジットカードを除いてみんなで山分けしたのだとか。
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バブル期の話を聞けば聞くほど、今では考えられない価値観や恋愛観を持っていた時代だったのだなと思いました。後に弾けるバブルがなければ、私も当時OLをやりたかったわと憧れちゃった♡
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OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪