いくつ当てはまる!?「美肌理解度チェックシート」
◆約8割が就寝時にメイクを落とすことを絶対に忘れない
まず、「就寝時にメイクを落とし忘れることはあるか」を聞いてみると、77.0%が「絶対に忘れない」と回答。約8割が就寝時にメイクを落とすことを絶対に忘れないようです。
年代別に見ると、20代が他の世代と比べてメイクを落とし忘れがちであることがわかりました。
◆62.1%がメイクをしていない日も洗顔フォームで洗う
次に、「クレンジング・洗顔の時間」を質問したところ、「1分以上〜2分未満」(38.0%)が最も多く、「1分未満」(26.7%)、「2分以上〜3分未満」(18.5%)が続く結果に。
また、洗顔に関して、「メイクをしていない日は洗顔をどうしているか」を尋ねてみると、62.1%が「洗顔フォームで洗う」と回答。メイクをしない日でも洗顔フォームを使って洗う人が多いようです。
<小林院長コメント>
肌に負担のかかるメイクは、寝る前にきちんと落とすことが美肌に繋がります。ただし、洗顔時間や洗顔時の摩擦には注意が必要。こすりすぎは皮膚にダメージを与えてしまうため、時間はかけすぎず、物理的にこすって落とすのではなく、メイク落としや洗顔フォームの力のみで落としましょう(例:洗顔フォームをしっかり泡立てるなど、製品の使用説明に忠実に)。
また、おうちで過ごす時間が増え、すっぴんで一日を終えることも増えているのではないでしょうか。そんな日に、すっぴんなのにメイク落としで洗顔をしていませんか。汚れていない肌をメイク落としや洗顔フォームで洗うことは、必要な皮脂も洗い落としてしまうなど、肌への刺激が強すぎます。肌が汚れていないときは、水かぬるま湯で洗うのが理想的。
◆「化粧水をコットンで入念に刷り込む」はやりすぎ?
肌のために日常的に行っていることはあるのでしょうか。
調査結果では、34.9%が「ある」と回答。具体的な内容では、「化粧水をコットンで入念に擦り込む」(13.5%)、「よくマッサージをする」(10.6%)、「毎日シートパックをする」(7.1%)という順に多く挙がりました。
<小林院長コメント>
13.5%もの人がやっている「化粧水をコットンで入念に擦り込む」を筆頭に、すべての選択肢は洗顔同様「やりすぎ」です。ポイントはやはり肌の皮膚を動かさないこと。化粧水であれば、手でじっくりプレスするのが良いでしょう。
マッサージも、皮膚への摩擦を与えることで、むしろ皮膚をたるませる原因となってしまいます。シートパックの連日使用は、日焼けをしたり乾燥がひどいなどの症状があるときは集中ケアの手段として有効ですが、普段のケアとしてなら週1~2回程度に。使いすぎると保湿過剰により毛穴が詰まりやすくなることもあります。
また、2.5%の人が回答している「パックをしたまま眠る」は、むしろ乾燥の原因になってしまいます。使用時間は記載の時間内で留めましょう。
4位にランクインしている「肌の垢すり」は、肌への摩擦になるため避けましょう。どうしても肌のごわつきが気になる場合は、垢すりではなく、ピーリング成分の入った化粧品を使ってください。ごしごし強くこすって肌の皮をむくのではなく、ターンオーバーを改善することが大切です。
ビタミンをしっかりとって規則正しい生活を心がけてください。コスメは、詳しい成分がわからないのであれば、いろんな種類を試すよりも、価格を問わず同じブランドでライン使いをするのが無難。多くの場合、コスメはライン全体で美肌効果を補完しあうように設計されているからです。
◆美肌理解度チェックシート
今回のアンケートを元に作成された「美肌理解度チェックシート」。あなたは、いくつ当てはまりますか。
メイクをしない日は、水かぬるま湯で洗うのが良いのですね! ぜひ、時間があるときに肌のケア習慣を見直してみて♡
【調査概要】
調査主体:聖心美容クリニック
調査対象:全国20歳〜49歳の女性
サンプル数:2,820サンプル(各都道府県各60サンプルのうち、各年代20サンプル)
調査方法:インターネットリサーチ
調査期間:2020年2月25日~2020年2月27日
TOP画/(c)Shutterstock.com
聖心美容クリニック 熱海院 小林美幸院長
聖心美容クリニック熱海院院長。「すっぴん.Dr」として、ノーファンデーション主義を貫く美肌の持ち主。間違えたスキンケアへの鋭い指摘に、ファンが多い。