夫婦で受けた妊娠のための基礎検査の結果は?【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、31歳のときに初めて受けた妊娠のための基礎検査のお話をしましたが、この時すでに夫は37歳。ミドサーの領域からアラフォーへという年齢に達していました。
男性の検査は診察日当日の1回で済んだのに、女性である私の検査は3回もクリニックへ行くハメに。えらく面倒な事態に陥った! と、やや後ろ向きな気分で受けた基礎検査の結果が出た日のことをお話しします。
◆夫が受けた血液検査と精液検査の結果は…
男性の基礎検査として夫が受けたのは、2つ。採血検査(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、血液型の検査など)と精液検査(精液の量、精子の数、精子の運動率、精子の正常形態率など)です。診察初日に同時にできて、2度目の来院で結果を教えてもらえました。
いずれも異常なし。
特に、精液検査では、WHOの基準値と比較しながら、その数字が並んでいるリストを渡されました。どれも平均的な数字。
医師「悪くないですね。十分、自然妊娠が望める数字です。」
この男性の基礎検査では、精子がいない「無精子症」や精子の数が少ない「乏精子症」、ほかにも動きがイイ運動精子の割合が少ない「精子無力症」とか、精子の形に問題がある割合が多い「精子奇形症」などがわかるそう。
37歳という年齢から「精子の老化」を心配していたのですが、いずれも問題ないというお墨付きをもらって、かなりホッとしました。
◆私が受けたエコー検査と血液検査の結果は…
女性の検査は、とにかく項目が多い。
エコー検査は比較的単純で、「卵胞がちゃんと育ってますね、○mmです」「排卵も自力でできていますね」などと、その都度、異常がないことが伝えられていました。
ただ正直、「卵胞のサイズが~」とか急に言われても、頭のなかはクエスチョンマークだらけ。毎回、先生に「問題ないんですよね?」と確認しながら検査のあとにネットでもう一度検索し直すような感じでした。
そして血液検査では、感染症(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV)、甲状腺ホルモン、クラミジア抗体、風疹ウイルス抗体、血液型、肝機能・腎機能・貧血検査、抗ミュラー管ホルモン、高温期、低温気のホルモンなどがわかります。
これが私たちにとって衝撃的な結果となりました。。
医師「AMHが低いですね。」
私「え? え? エー、エム、エイチ…?」
次回は、AMH(抗ミュラー管ホルモン)の内容や妊娠への影響についてお話しようと思います。
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。